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2009年8月25日火曜日

売れたま!BBC編Vol.012 2009/08/24 キーコーヒーのプレミアムコーヒー拡販戦略

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━BBC編Vol.012 2009/08/24
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 ■■■__キーコーヒーのプレミアムコーヒー拡販戦略__■■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●中間のBの問題を解消し、中間のBを繁盛させよう!


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◆キーコーヒーのプレミアムコーヒーが好調
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●2ケタ成長中のプレミアムコーヒー


個店の喫茶店にコーヒー豆などを販売するキーコーヒーが、プレミア
ムコーヒーを強化しています。

その手法は……


-----------------------< 記事要約 >-----------------------

○キーコーヒーの喫茶店向けなど業務用市場での売上高は09年3月
 期が約200億円で、売り上げ全体の4割を占める。同社はその喫
 茶店向けに、「プレミアムコーヒー」の提案営業を強化。同社のプ
 レミアムコーヒーは5種類16アイテムで、店頭価格は通常のレギ
 ュラーコーヒーよりも50〜100円高い。プレミアムコーヒーの
 販売数量は前の期比15%増。


○今夏は約3万件ある取引先の喫茶店に対し、「水出しアイスコーヒ
 ー」の提案営業を強化。長時間かけて自らコーヒーを抽出する手法
 で、熱湯で入れるよりも渋みや濁りが少ない。営業の際にはコーヒ
 ーの抽出器具も同時に提案する。水出しコーヒーは5万円以上する
 器具を使うケースが多いが、同社の場合は専用フィルターにコーヒ
 ーの粉を入れ、ポットの水に浸して抽出するだけで済む。


○ホットコーヒーでは、ハンドドリップのコーヒーと同じ味を実現で
 きるというオリジナルの抽出機「ドリップマスター プレシー」の
 提案営業を強化。高付加価値の豆からおいしいコーヒーを抽出する
 には、熟練した技術が必要。店員による味のバラツキなどの悩みが
 同社のプレミアムコーヒーの購入を敬遠する理由にもなっている。
 味を均質化できる抽出機を低価格で販売し、豆の売り上げ増につな
 げる。


2009/07/06, 日経MJ(流通新聞), 15ページ

-----------------------< 記事要約 >-----------------------


私はスタバやドトールなどのチェーン系に行くことも多いですが、ビ
ジネスの打ち合わせでキーコーヒーのような喫茶店に行くことも結構
多いです。


キーコーヒーは、喫茶店を通じてコーヒーを消費者に飲んでもらって
いるわけですから、まずは喫茶店でおいしいコーヒーができなければ
売れませんよね。

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◆復習:BtoBtoCマーケティング
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●BtoBtoCマーケティングとは

BtoBtoC編もかなり定期的に出るようになってきました。今年
の私のメインテーマの1つです。

おさらいしておきましょう。

法人向けに売るのがBtoB
個人向けに売るのがBtoC、

というのはよく使われますね。

BtoBtoC、というのは、

B  B  C
企業→企業→個人 

というプロセスです。最終的には個人顧客がエンドユーザーなのです
が、その前に、エンドユーザーに売る企業を通して販売する、という
ビジネスの流れです。

●キーコーヒーのビジネスモデル


キーコーヒーのビジネスの4割は個店などの喫茶店向けの売上という
ことですが、ここは典型的なBtoBtoCですね。


B      to   B  to   C

キーコーヒー  →  喫茶店  →  消費者


という流れで、「最後のC」がコーヒーを飲めば、「中間のB」であ
る喫茶店が、キーコーヒーからコーヒー豆を仕入れる、ということで
すね。

逆に言うと、中間のBである喫茶店でコーヒーが飲まれなければ、キ
ーコーヒーの豆も売れない、ということです。

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◆自社の売上を上げるには中間のBを支援
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●「喫茶店」のビジネスを支援

ですから、BtoBtoCにおいて、「最初のB」(自社、売り手)
の大きな仕事は「中間のB」の売上拡大支援になります。

おそらく、キーコーヒーの取り組みはこの点において成功しているの
で、プレミアムコーヒーが2ケタ成長しているのでしょう。


今回のキーコーヒーの取り組みの意味は、大きく2つになります。


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◆1)中間のBの「客単価」を上げる
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●喫茶店の客単価を上げて、自社の商品単価を上げる

まずは、中間のBである喫茶店の客単価(商品単価)向上施策である
ことです。


BtoBtoCにおいては、自社の商品単価を上げようとしても、そ
れが、後半の「BtoC」で受け入れられなければ売れませんね。


「プレミアムコーヒー」は、喫茶店の店頭で50〜100円は高価な
わけです。

そして、これが他の喫茶店との差別化になり、かつ、自分の店の客単
価も上がる、という確信が持てれば、中間のBである喫茶店のオーナ
ーさんは喜んでキーコーヒーにプレミアムコーヒーを注文しますね。


すると、中間のB(喫茶店)の客単価(商品単価)が上がり、それに
より、最初のB(キーコーヒー)の商品単価が上がる、ということに
なります。


この順番が逆ではないことに注目してください。後半のBtoCで商
品単価が上がる方が先です。BtoBtoCにおいては(他の場合も
そうですが)、後半のBtoCが、前半のBtoBを規定するのです
ね。

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◆2)中間のBの「不安」を解消
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●喫茶店の「味のバラツキ」という不安を解消

2つめが、喫茶店の不安を解消する「仕組み」の導入です。


サービス業の場合は特に従業員のスキルの差によって、「できる・で
きない」「おいしい・おいしくないがばらついてしまいます。

この「バラツキ」はお客様にとっては「この間と違う」という不満に
つながりますので、お店は避けたいわけです。


プレミアムコーヒーのおいしさを引き出すのは、人の手による温度や
抽出時間のスキル、コツでしょう。コーヒーをいれたことがある人な
らわかると思いますが、自分でいれても、おいしくできるときとそう
でないときがあると思います。

これは、プレミアムコーヒーのような高級品を注文する、舌の肥えた
お客様を相手にする場合には致命的です。クレーム・顧客離れになっ
てしまっては逆効果です。


そこで、キーコーヒーは、

・水出しコーヒーポット
・抽出機「ドリップマスター プレシー」

という、「設備」によってこの「バラツキ」を回避しようとしている
わけです。このような設備を使えば、おいしいプレミアムコーヒーを
いれるのが簡単になります。


すると、BtoBtoCの中間のBである「喫茶店」のオーナーも安
心してプレミアムコーヒーをメニューの1つに加えられるわけです。

●商品軸の仕組み化

差別化軸で言えば、このような高級路線は、「商品軸」になるかと思
います。

商品軸の差別化戦略を実行するにあたって、BtoCで安心して提供
できるような「仕組み」を提供している、という言い方もできます。

「バラツキのワナ」は密着軸で起きやすいのですが、商品軸でもこの
ように起きる可能性がある、ということですね。


全体としてみると、キーコーヒーのプレミアムコーヒーの拡販方法は
BtoBtoCというプロセス全体を見据えた、理に適っているもの
と言えます。


個店の喫茶店は、チェーン系に押されて激減しています。喫茶店がな
くなるとキーコーヒーもコーヒーが売れなくなり困ってしまいます。
だからこそ、こういう取り組みを真剣にやるのでしょうね。


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◆まとめ
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●BtoBtoCのプロセス全体を考え、中間のBの繁盛策、不安取
り除き策を考えよう!

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▼今日の日記▲

今日は、大手広告代理店の方のお引き合わせで(この方もビッグネー
ムです)、また別のビッグネームの方をご紹介いただき、3人で麹町
イタリアンのランチでした。

3人とも「思考法」に関する著作を持っており、色々と共通点・相違
点があり、面白かったです。3人とも思考法のエキスパートだけに、
そのディスカッションは色々とそのエキスが詰まった非常に面白いも
のになりました。何らかの形でお伝えすることができるかもしれませ
ん。すごく盛り上がったので、あっという間に時間がたってしまいま
した。

●今日のiPod Tune:海辺で聞きたい夏の歌


ついに8月! もうお盆で、東京も大分空いて来ました。

夏休み、海に出かける方もいらっしゃるでしょう。

ということで、「海辺で聞きたい夏の歌特集!」

今回は割と最近の1曲。


出逢った頃のように by Every Little Thing


最近、と言っても1997年8月の曲です。私の音楽は80sで止ま
っているので、90年代は「最近」なんですよね……

私は96年まで留学していたので、その間の日本の事情は、完全に空
白です。音楽もそうで、帰ってきたらTKファミリーが席巻しており
「TKって誰? ああ、TMNの……」みたいな感じでした。

97年くらいからまた音楽を聴くようになり、これはそんな時の夏の
曲で、思い出深いですね……80sはカセットで聴いていましたが、
これはソニーのMDで聴いていました。ELTも、最初はELO
(Electric Light Orchestra)とよく間違えました。


このコーナーでELTの曲を紹介するのは初めてですが、持田さんの
透明感とツヤを両立させたボーカルが際だつ1曲。

ビーチのラジカセ(時代が違いますが)でガンガン音を出してかけて
みたい曲♪


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