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2017年1月16日月曜日

売れたま!特別編Vol.349 2017/01/16 年末年始特別号:顧客調査の方法 6

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━━━━━━━━━━━━━━特別編Vol.349(累計1395) 2017/01/16
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 ■■■■__年末年始特別号:顧客調査の方法 6__■■■■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●顧客調査の「評価基準」も重要。何をもって「顧客が求める」と判
 断するか、きちんと考えよう!


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◆年末年始特別号!
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年末年始は毎年恒例の「特別号」。お馴染みのこの2人。

我らがヒロイン「売多真子」(うれた・まこ)と、真子の親戚にして
そのメンター「売多勝」(うれた・まさる)の珍道中。ゴールデンウ
ィーク以来の登場です。


2人は拙著の登場人物です。お読みいただいているとは思いますが、
念のためご紹介いたします。2冊とも、小さくて軽いので荷物になら
ず、帰省の電車などでお読みいただくのにオススメです!


○「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」 佐藤義典著
http://ow.ly/89pSR

売多真子が、勝の助力を得てイタリアンレストランの新企画に奮闘!
マーケティングの最初の1冊としてオススメ。


○「新人OL、社長になって会社を立て直す」 佐藤義典著
http://ow.ly/6s63d

上の本の続編。真子が社長になり、ライバルと戦っていく! 戦略構
築から実行プロセスまで、社長の視点を物語で体感!



テーマは……

「顧客調査の方法」

非常に重要な内容なのですが、日頃の売れたま!では取り上げにくい
ので特別号でやりたいと思っていました。割とマジメな特集です。


少々古いデータも多いのですが、古さは特に問題ないかと思います。

今回は6回目、最終回です!


1回目はこちらです↓

http://archives.mag2.com/0000111700/20161229231000000.html

記事の下の「次の記事へ」をクリックしていくと、続きをお読みいた
だけます。



●ここまでのあらすじ

イタリアンレストラン「そーれ・しちりあーの」の社長「売多真子」
(うれた・まこ)と、真子の親戚にして経営コンサルタントの「売多
勝」(うれた・まさる)は、年末年始の売多家一同が集う温泉旅館へ
一緒に行った。年末年始の恒例だ。


行きの電車の中で、恒例の「勉強会」が始まり、目的地の温泉旅館に
ついても、勉強会は続く。


大晦日から年明けを祝う売多家の大騒ぎも終わり、元日も勉強会を続
けた2人。1月2日の朝、今日は帰京する日だ。



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◆まずは、前号の復習から!
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1月2日の朝。2人は帰京の準備を終え、帰りの電車に乗ったところ
だ。出発を知らせるベルが鳴り、車窓の景色がゆっくりと流れ出す。

「ふう……ようやく帰京か……」
「ね、勝さん、今年は元日の夜も大騒ぎだったねー」
「さっさとずらかろうと思ってたけど、逃げられなかったな……」
「そんなこと言って、勝さん、ものすごく食べてたじゃん!」
「そりゃそうだろ。まあ親戚づきあいも、1年に1回ならいいかな」
「まーねー。でも、昨晩は勉強会できなかったねー」
「ま、しょうがない。今からやるぞ」
「うん」


真子がカバンからノートを取り出し、あるページを勝に見せる。


●価値は使い方に現れる:「嬉しい瞬間」を集める

・旅行の「嬉しい瞬間」は写真に撮るから、写真を集めれば「嬉しい
 瞬間」がわかる



●顧客調査としての「テストマーケティング」:試す「場」を作る

・成城石井の「ワインバー」:自店で販売する商品を実際に使ってお
 客様の声を聴ける「場」を作った
・IoT海の家:IoT機器を実際に使って試す「場」を作った



真子:テストマーケティングも「顧客調査」なんだねー。

勝 :繰り返すけど「顧客調査」の定義って何だっけ?

真子:「顧客の求めるものを引き出す方法」! さすがにこれだけ繰
   り返せば、私でも覚える! きゃははは

勝 :テストマーケティングはまさにそれに該当する。



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◆テストマーケティングとしてのクラウドファンディング
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真子:でもさー、なかなかテストマーケティングって難しいんじゃな
   い? 特にお金がない場合なんかは……

勝 :最近よく聞く用になった「クラウドファンディング」なんか、
   まさにそういう使われ方をしているんじゃないか。

真子:クラウドファンディングって、ネットとかで資金調達するって
   やつ? 不特定多数の人から……

勝 :それそれ。


勝が電車の席の小テーブルの上でノートパソコンを真子に向ける。


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇『インターネットで個人などから小口資金を募るクラウドファンデ
 ィング(CF)の利用が関西の中堅・中小製造業で広がりつつあ
 る。資金調達だけでなく、新規事業を始める前に消費者の反応を探
 ったり、ネットを通じてファンを増やしたりする狙いがある』


◇『テストマーケティングや認知度向上に利用する事例も少なくな
 い。ペンチやスパナなどの工具箱を製造する東洋スチール(大阪府
 東大阪市)は10月から、パソコンや書類などを収める合金製の
 「道具箱」を発売する。それに当たり、CFを利用した。デスク回
 りの製品を自社ブランドで販売するのは初めてで、「本当に売れる
 か、どんな世代に受けるか知りたかった」(営業部)』


2016/09/02 日本経済新聞 地方経済面 近畿A P.9

以下、記事からの引用部分は『』で括ります

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


勝 :実物を売るわけじゃないから厳密にはテストマーケティングと
   は言わないかもしれないが、近い形ではあるよな。

真子:そっか、資金が集まらなかったら、「売れそうにない」ってこ
   とになるんだよね。

勝 :そう。それが実際に作る前にわかる、というのは有り難い。手
   の打ちようがあるからな。

真子:実際「お金を払う」っていうのは、本当に買いたいかどうかっ
   ていうののいい「テスト」だよね。

勝 :まさにそういうこと。だからクラウドファンディングは、きち
   んと使うのであれば面白いかもしれない。

真子:クラウドファンディングも「顧客調査」の一種なのかあ……



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◆顧客調査の「評価基準」
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勝 :じゃあ最後だな。最後は顧客調査の「評価基準」について

真子:「評価基準」って?

勝 :だから「顧客調査」の結果をどう評価するか、ってこと。「顧
   客調査」の定義は?

真子:だから「顧客の求めるものを引き出す方法」だって。

勝 :何を持って「顧客の求めるもの」と判断するか、っていうのが
   「評価基準」。

真子:一番ニーズが多いことをするんじゃないの?

勝 :まさにその話。多くの人が良いと言ってるからニーズがある、
   という「基準」で本当にいいのか、って話。


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇『オーナー社長が仕切る企業ならユニークな商品名も生み出しやす
 い。組織的マーケティングでそれを実現しているのが、3期連続で
 4割増収というクラフトビールの旗手、ヤッホーブルーイング(長
 野県軽井沢町)だ』


◇『開発は5人前後のチームで進める。22万ケースを売ったヒット
 作「水曜日のネコ」では(1)ターゲット選定↓30歳前後の女
 性。(2)嗜好・行動の調査↓癒やし、アロマ、ネコ。週の真ん中
 (=水曜日)にリフレッシュしたい。(3)コンセプト決定↓先端
 的な女性が仕事終わりに気持ちをリセットする。象徴キャラクター
 はツンとしたネコ』


◇『ここから全員で計1000ほどの商品名候補を出す』『5つ程度
 の候補に絞り、デザインと組み合わせて10〜20人のターゲット
 層に感想を聞く』


◇『ここでの判断基準が生命線だ。「多くの人が選ぶものは無難で危
 険。2〜3割の強い支持が心地よい」(井手社長)。同社はほとん
 ど広告を打たない。「友達に絶対勧める」という強いファンを生む
 ことが、口コミ拡散につながる。狭くとがった商品こそが、結果と
 して広い客層を獲得するという経験則もある』


2015/09/11 日経MJ P.1

以下、記事からの引用部分は『』で括ります

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


真子:ヤッホーって色んな面白いビール出してる会社だ!

勝 :そうだな。カギは『多くの人が選ぶものは無難で危険。2〜3
   割の強い支持が心地よい』っていうところ。

真子:あ! 顧客調査の「結果をどう読むか」ってことだ!

勝 :そう。同じ結果が出ても、「評価基準」によってそこから導き
   出す結論は違いうる。


勝が真子のノートに書いていく


        商品A   商品B

絶対欲しい   10%    0%

まあ欲しい    0   100%

いらない    90%    0%


勝 :極端な話、こういう結果が出たとして、どっちを選ぶ? 平均
   点は、圧倒的に「商品B」が高いけど……

真子:ヤッホーは、これなら商品Aを選ぶんだよね?

勝 :オレでもそうするよ。

真子:なんで?

勝 :商品Bは売れない。「まあ欲しい」という調査回答は「聞かれ
   たらそう言うけど実際には買わない」と読むべきだから。

真子:なるほどねー。

勝 :ちなみに、競合という意味でも同じ。競合が「それいい!」と
   思うモノはすぐマネされる。

真子:そりゃそーだけど……

勝 :でもさ、競合が「何アレ?」って思えば、しばらくはマネして
   こないだろ。この場合、商品Aの方がマネされにくい。

真子:なるほど! 対競合という意味でもそうなんだ!

勝 :『狭くとがった商品こそが、結果として広い客層を獲得すると
   いう経験則もある』っていうのにはすごい同意する。

真子:あ、それ私もわかる。「絞ると広がる」んだよね。

勝 :そうそう。「絞ると広がる」。だから、顧客調査の方法だけじ
   ゃなくて「結果の読み方」も大事になってくる。

真子:単純に「たくさんの人のニーズがありそうだから」だけで決め
   ちゃダメってことだね。

勝 :時と場合にもよるけど、「絶対に欲しい!」っていう人の数が
   大事だと思う。

真子:この話ってどっかで聞いたことあるような……なんだっけ……

勝 :やっぱり忘れてるか。2012年11月15日号の特別号でや
   ってるだろ。真子と恵利ちゃんで押しかけてきたとき。

真子:なんかやったような……

勝 :これだよこれ。キングジムの宮本彰社長のインタビュー記事


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇『というのも、当社は10人中1人が欲しいと思う商品を作ってい
 るからです。日経MJの『ヒット商品番付』に入る商品を全部持っ
 ている人なんていませんよね。90%の反対者がいても10%の熱
 烈な支持者がいれば、その商品には大きなチャンスがあります。日
 本人1億2千万人の10%で1200万台。これだけ売れる電子機
 器なんてかつてないんですから』


◇『人間の頭の中には常に買い物リストがあります。欲しい度合いが
 高い品から買っていくと、どこかでお金が尽きます。10位まで買
 える人たちのリストで15位に入っている商品は、いくら作っても
 売れない。だから、絶対欲しいと思うものを作らないといけませ
 ん』


2012/10/29 日経MJ P.3

以下、記事からの引用部分は『』で括ります

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


真子:あー!! やったやった! 携帯用メモマシンのポメラとか出
   してたときだ!

勝 :それそれ。ポメラはまだ現役*だけどさ。

*キングジム社HP http://www.kingjim.co.jp/pomera/

勝 :ちなみに、このときもキングジムの業績は伸びてたけど、今は
   さらに成長してる*

       連結売上高   連結営業利益

2012年  300億円   10億円
2014年  307億円   11億円
2016年  341億円   12億円


(*同社決算短信より)
http://www.kingjim.co.jp/st_files/storage/pdf/20160801ir1.pdf
http://www.kingjim.co.jp/st_files/storage/pdf/20140801ir.pdf
http://www.kingjim.co.jp/st_files/storage/pdf/20130802ir1.pdf


真子:この「評価基準」も同じこと言ってるよね。『10%の熱烈な
    支持者がいれば、その商品には大きなチャンスがあります』

勝 :ああ。ただ、常にいつも絶対にこの評価基準がいいと言ってる
   わけじゃない。「評価基準を考えることも大事だ」ってこと。

真子:うん。何をもって「顧客が求める」という結論を導くか、か。
   結構難しいね。

勝 :よし、講義はこれで終わり。じゃあ最後、ここまでやってきた
   ことを全部まとめてくれ。適当に再構成してくれてもいいぞ。


真子がうんと大きくうなずいて、これまでのノートをまとめていく。


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◆総まとめ:顧客調査
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●1回目:顧客調査とは

○顧客調査=「顧客の求めるものを引き出す方法」

○顧客調査の意義:成果が出る=売れる!

・イオンが顧客調査に基づきコロッケを改良、買上率が従来の2倍に
・青森港がクルーズ船会社に聞いて回り、外国客数が9年前の6倍に



●2回目:顧客調査の基本は「顧客ヒアリング」

○顧客調査の基本は、「顧客ヒアリング」

・食品スーパーのライフ:「座談会」と「売り場アンケート」。売り
 場アンケートは、買い物客に直接声をかける
・ヤマザキのランチパック:お客様に直接確認しながら商品刷新

○経営者が顧客に直接ヒアリングすると、決定が早い

・ヴァリックの快活CLUB:役員が直接顧客にヒアリングして、早
 ければ翌日には顧客の要望に応えられる



●3回目:顧客ヒアリングの「媒体」

○直接ヒアリングと間接ヒアリング

1)直接ヒアリング
・グループインタビュー
・知り合いに聞いてリニューアルした「カフェゼリー」
・キャンプという「ホンネを引き出せる場」を作ったキャンプ用品メ
 ーカーのスノーピーク

2)間接ヒアリング
・マクドナルドは店舗改善のために、顧客ヒアリングの「仕組み」と
 してのスマホ「アプリ」を導入。アプリならではの「言いやすさ」
 というメリットもありそう
・ネットのファンサイトを使ってホンネを拾う森永製菓。「ファンが
 集う場所」という「ホンネ」を引き出しやすい場を作った。


○出来る範囲内で最適の「媒体」を使う

顧客調査は「顧客の求めるものを引き出す方法」だから、それができ
るのならどんな媒体でも良い。「唯一最高の方法」はないから、でき
ることに応じて最適な「媒体」を使う。



●4〜5回目:価値は使い方に現れるから「使い方」を調べる

○価値は使い方に現れる:利用場面を調べる

・堅あげポテトは「酒のつまみ」に使われる→つまみになる味を開発
・フランスベッドはお客様が横向きで寝ていることがわかった
 →「横向き専用枕」を開発、ヒット
・「アイスボックス」にビールを入れる飲み方をツイッターで把握
 →ビアガーデンで販促


○価値は使い方に現れる:利用場面を「観察」する

・「ステップワゴン」の「わくわくゲート」:車の利用場面40カ所
 に出向いて車の使い方を観察して産まれた
・ダイソンは日本の消費者の掃除の仕方を徹底的に観察
・花王のアイシャドー:お客様に実際に使ってもらって商品改善


○価値は使い方に現れる:「嬉しい瞬間」を集める

・旅行の「嬉しい瞬間」は写真に撮るから、写真を集めれば「嬉しい
 瞬間」がわかる


○「口に出ないことも、行動には表れる」

・お客様が口にしないこと、お客様が自分で気づいていないことも、
 行動を見ればわかる(こともある)

・お客様に聞いて出てくる回答は既にニーズが「顕在化」している。
 お客様が気づいていない不便・不満に先に応えれば差別化できる



●5〜6回目:顧客調査としてのテストマーケティング

○「テストマーケティング」も顧客調査:試す「場」を作る

・成城石井の「ワインバー」:自店で販売する商品を実際に使ってお
 客様の声を聴ける「場」を作った
・IoT海の家:IoT機器を実際に使って試す「場」を作った
・クラウドファンディング



●4〜6回目:顧客調査の注意点

○アンケートのワナ

・「欲しいか?」と聞かれれば「とりあえず」欲しいと答えてしまう
 こともあるから、アンケートが100%信用できないこともある


○評価基準:何をもって「顧客がもとめる」とするか

・多数が「良い」と回答したものが必ずしも良いわけではない



真子:はあ……っと。こんな感でいーい?

勝 :えっと……うん、よくまとまってる。OK。

真子:やったー!! なんかさー、色々できそうだな、って思った。
   っていうか、うちの会社もまだまだなんだねー。

勝 :そう、まだできてないことは「伸びしろ」だと考えればいい。

真子:そっかー、「伸びしろ」一杯あるね、きゃははは。

勝 :頑張れよ。


2人がはっと気づくと、多くの人が電車を下り始めている。

「あれ? ねー、東京、って書いてあるけど……」
「え? うわ、東京駅じゃん! 着いたぞ!! 片付けろ!」
「えー、やだもー!」
「なんで真子といると最後までこんなあわただしいんだよ……」
「私のせいにしないでよー、勝さんだって気づかなかったのにぃ」
「いいから早く……うわ、掃除の人たちが来た。急ぐぞ」


2人は慌てて電車を下りる。

「ふう……じゃあ帰るか、じゃあな、真子。お疲れ」
「ちょ、ちょ、勝さんどーするの? まだお昼だよ?」
「疲れたから、昼ごはんにラーメンでも食ってすぐ帰る」
「じゃー私も行くー! ラーメーン!」
「いいよ、来なくて。大体ラーメン屋なんか正月にやってねーよ」
「今行くって言ってたじゃん」
「オレは1人で行きたいの!」
「私は2人で行きたいの!」
「ラーメン屋閉まってても知らないぞ」
「そしたら勝さんが作ってくれるんでしょ?」
「知るかそんなの」
「じゃあ私がつくろっか♪」
「そんな怖いことできるか……しょうがねーなぁ…行くぞ、ほら」


2人は楽しそうに話しながら、混雑する東京駅をスーツケースを引き
つつ出て行った。


★今日の「アタマに問いかけるべき適切な質問」

あなたは顧客調査の「評価基準」をきちんと考えていますか?


ぜひお考えになってみてください!


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◆今日のまとめ
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●顧客調査の「評価基準」も重要。何をもって「顧客が求める」と判
 断するか、きちんと考えよう!


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ご購読ありがとうございました! ご活躍をお祈りしております。


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▼今日の日記▲

しかし週末は寒かったですね! 200m歩いてスーパーに行くのに
手が凍りそうでした。最高気温が1ケタだったみたいで……家の中で
も10℃前後でした。

日本海側の雪もすごいみたいですね。場所によってはメートル単位で
降ったようです。

これだけ雪が降ると、スキーしたくなります。今週はずっと新雪、パ
ウダーが楽しめるんでしょうねぇ……あー行きたいなあ……

そんな中、明日は、富山へ移動です。雪、大丈夫ですかね……北陸新
幹線は今のところは動いているようですが……無事につけることを祈
るしかないですね。



●今日のiPod Tune:2017 酉年 トリの歌!

あけましておめでとうございます!

今年は酉年! ということで、トリの歌!

今日の曲は……


○Night Birds by Shakatak


1982年、イギリスのフュージョンバンドShakatakの大ヒット曲。
シャカタクと書くと日本のバンドっぽいですが、イギリスです。

日本でも大人気になった曲で、ドライブの定番曲に。80sという時
代を代表する曲の1つです。私と同世代の方は、曲を聴けばまずわか
ると思います。

「トリの歌」シリーズなのにフュージョンですが、この曲、「歌」が
ちゃんとある曲ですよ。

夜の高速道路のお供にぴったりの曲♪



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●「事例でわかる 実戦BtoBマーケティング」 佐藤義典著
 BtoBマーケティング戦略の標準テキスト
 日本能率協会マネジメントセンター
http://ow.ly/7Wvdq

●「マーケティング戦略実行チェック99」 佐藤義典 著
 マーケティング戦略実践:実行のためのチェックリスト
 日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/check.htm

●「ことわざで鍛えるマーケティング脳」 佐藤義典著 毎コミ新書
 ことわざだからわかりやすい、伝えやすい、マーケティング戦略
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────────< マーケティングの思考法 >────────

●「実戦マーケティング思考」 佐藤義典著
 日本能率協会マネジメントセンター
 右脳と左脳をフル活用、売れる思考・発想ができるようになる!
http://www.sandt.co.jp/shiko.htm


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◆次号予告:ジャパネットたかた
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●次回から通常に戻ります。ジャパネットたかたが新聞チラシを大量
 に配布したときに取った、意外な施策は……?


▼飲み会に、数部印刷して行こう。グチ大会より、前向きの話を!

▼彼氏・彼女・家族との、知的な話題づくりに!

▼ご無沙汰していたあの人との会話のきっかけに、転送しよう!

▼お客様訪問の際のおみやげに、プリントアウトして渡そう!


売れたま!があなたのお仕事に少しでも役立ちますように……

〓〓次号の売れたま!でお会いできるのを楽しみにしています!〓〓

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