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■_夏休み特別号:マーケティングは「嬉しさ」の体系 6_■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
●マーケティングの中核にあるのが「想い」。お客様をどう応援して
どんな「嬉しさ」に満ちた世界にしたいのか、が全てを決める!
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◆夏休み特別号! マーケティングは「嬉しさ」の体系
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マーケティング理論は
「嬉しさ」(=お客様にとっての価値)
を軸に考えると、すさまじくシンプルかつわかりやすくなります。
ということで、夏休み特別号! テーマは……
マーケティングは「嬉しさ」の体系!
です。
マーケティングとは何か?
基本に立ち返って、本質をえぐっていきましょう。
今日はその6回目です。
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◆ここまでの復習
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今回の特集は、「嬉しさ」を軸としてマーケティング理論・戦略理論
をまとめあげようとする、恐らくは世界的にも希少な試みです
なるべく「全体像」がわかるようにしていきたいので、ここに毎回、
ここまでの復習を記載します。既にお読みの方は飛ばしてください。
◆1回目:マーケティングの本質=嬉しさを提供し、対価をいただく
○売上=客数×客単価
=嬉しさを感じた人の総数 × 1人1人が感じた嬉しさ
=自社がお客様に提供した嬉しさの総和
1)客数向上:より多くの人に嬉しさを提供する
2)客単価向上:顧客1人当たりにより多くの嬉しさを提供する
○「売上を作る力」=「お客様への嬉しさ提供力」
○利益=提供した「嬉しさ」の総和−「嬉しさ」の提供コスト
○費用1円あたりの提供した「嬉しさ」が大きいほど利益率が高まる
○「利益をあげる力」=「費用1円あたりの嬉しさ提供力」
◆2回目:嬉しさ=価値=ベネフィット=お客様が達成したい目的
○お客様は「モノ」「機能・性能」ではなく「嬉しさ」を買う
○「価値は使い方に現れる」:嬉しさを知るには、使い方を知ろう
○使い方=TPO:使い方をさらに分解するとTPOになる
T:Time 時間
P:Place 場所
O:Occasion 対象物・加工方法
○「新しい価値の提案」=「新しい使い方・TPOの提案」
○「嬉しい瞬間」は1つではなく、無限にある
○BtoCの「嬉しさ」:人間の3大欲求
1)生存欲求 : 生理的なニーズ(身体的快楽)
2)社会欲求 : 他人との関係ニーズ(他人の評価)
3)自己欲求 : 自分自身で完結するニーズ(自己満足)
3大欲求を満たすほど「嬉しさ」は増す
○BtoBの「嬉しさ」:使い方×QCD改善×PL・BS改善
◆3回目:セグメンテーション 「嬉しさ」で人を括る
○「求める嬉しさ」は人によって違うから分ける。分けることが「セ
グメンテーション」、分けられた各グループが「セグメント」
○TPO・T:「使い方×人」で考える
TPO(使い方)・TargetでTPO・T(ティーポット)
同じ人でもTPOで嬉しさが変わる:朝食と夕食は違うものを食べ
るし、常夏の国の人でも、旅行用に冬服を買う
○括って広げる3ステップ:「求める嬉しさ」で括れば人が広がる
ステップ1:顧客像の具体化 → スタバで勉強する高校3年生
ステップ2:ニーズの普遍化 → 静かな環境で1人で集中したい
ステップ3:ニーズで人を括る→ スタバで本を書く中年男性
○求める「嬉しさ」がセグメンテーションの切り口
セグメンテーション特集 http://uretama.com/?page_id=510
◆4回目:強みは競合との「嬉しさの差」
○強み=お客様が競合ではなく自社を選ぶ理由=競合との嬉しさの差
正確には、「価格1円あたりの嬉しさの差」
○「ベネフィット」と「強み」の違い
ベネフィット=自社商品・サービスがお客様に提供する「嬉しさ」
強み=自社商品・サービスと競合との「嬉しさの差」
自社の強み=自社のベネフィット−競合のベネフィット
○「強み」は「使い方」(=TPO)によって変わる
○「事実」としての「差」と、「意味」としての「差」
事実としての差:主語は「モノ」 モノ、機能・性能の差
意味としての差:主語は「顧客」 ある使い方における嬉しさの差
○事実としての差:デジカメの画素数が2倍
○意味としての差:大型の印刷物がキレイに印刷できる
○意味としての差:遠くのものをキレイに拡大できる
○嬉しさ競争:「製品差別化」ではなく「嬉しさの差別化」を!
◆5回目:「嬉しさ」を現実化する4P
○「嬉しさ」を現実化する4P:売り物・売り方・売り場・売り値
・売り物=Product 商品・サービス
・売り方=Promotion 広告・販促
・売り場=Place 販路・チャネル
・売り値=Price 価格
○「売り方」:お客様にメッセージとして「嬉しさ」を伝える
「売り方」では、「嬉しさ」「強み」を伝える
○「売り場」:お客様に「嬉しさ」を届ける
○「売り値」:お客様が払う「嬉しさ」の「対価」
○「売り物」:お客様が使って「嬉しさ」を実現する
「売り物」が「強み」を実現する
ここまで、
1回目:マーケティングを「嬉しさ」中心に考える
2回目:「嬉しさ」とは何か:ベネフィット
3回目:「嬉しさ」で顧客を括る:セグメンテーション・ターゲット
4回目:強みは競合との「嬉しさの差」:強み
5回目:「嬉しさ」を現実化する:4P
と、拙著「ドリルを売るには穴を売れ」(=新人OL、つぶれかけの
会社をまかされる)の順番で進んできました。
「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」マンガ版も出ました!
http://sandt.co.jp/manga-ol.htm
今号は、「想い」と、ここまでの理論のまとめです。
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◆社会の「嬉しさ」を考える「想い」
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●「想い」:どんな「嬉しさ」に満ちた世界を作りたいのか?
今回が、マーケティングの基礎理論としては最後になります。
基礎理論最後の要素にして、中核となる要素が「想い」です。
お客様をどう応援し、どんな「嬉しさ」に満ちた世界にしたいのか、
が「想い」です。
「ベネフィット」と似ているようですが、違いは、
○ベネフィット=個別具体的なお客様の、個別具体的な嬉しさ
○「想い」=世の中全体の「嬉しさ」
ということです。
その商品・サービスを通じて、どのような「嬉しさ」「幸せ」な世の
中を作ることに貢献したいのか、ということです。
「あなたはこの商品・サービスで、結局何がしたいの?」
というすさまじく本質的な問いです。
それは「自分が夢見る幸せな社会とは、どんな社会なのか」というこ
とでもあります。
仕事をしていれば、辛いときもあります。というか、辛いときの方が
多いでしょう。
そんなときでも、この「想い」があれば、頑張れます。あと一歩、踏
ん張れるのです。
逆に言えば、「そのためならもっと頑張れる」と思えるようなものが
「想い」ですね。
「マーケティング3.0の話ですか?」とか言われそうですが、コト
ラー大先生の書籍「Marketing 3.0」は2010年、この「想い」の
理論を書籍に記した「ドリルを売るには〜」は2006年ですから、
こちらの方が先です。もっとも、この「想い」の話はもっとずっと前
からある話だと想います。
●電話の「想い」:連絡が取りやすい社会
例えば、固定電話や携帯電話の場合は、「連絡が取りやすい社会」と
いう「想い」がありそうです。
もはや「電話がない時代」を想像するのは難しいかもしれませんが、
そのときの緊急連絡手段は「電報」でした。「サクラサク」のような
文言を当時の「電報電話局」(今のNTT)の方が届けに来てくれた
わけです。
そして、黒電話(固定電話)が一家に1台、携帯電話が1人に1台、
と「連絡が取りやすい社会」になっていくわけですね。
その典型が「カエルコール」(帰るコール)。「今から帰るね」とい
う電話を1つ入れることで、色々な段取りがしやすくなるからか、昔
人気になり、世の中に受け入れられました。
そう考えると、「電報」も「連絡が取りやすい社会」を実現するもの
と言えそうです。少し前は、結婚式で「祝電」を披露する時間があり
ましたよね(私の結婚式でもいただきました)。
電話の場合は、広がるほどに利便性が上がる、といういわゆる「ネッ
トワークエクスターナリティ」(ネットワーク外部性)の効果が働き
ます。
まさに「誰か1人に電話を売ることが、その電話の価値を高める」と
いう意味で、「世の中全体の嬉しさ」を増やすわけです。
●コンビニの「想い」:「あいてて良かった♪」
飽和したと言われながらも、毎年出店が続くコンビニエンスストア。
全店売上高 年末店舗数
2005年 7.4兆円 42,643店
2015年 10.2兆円 53,544店
(日本フランチャイズチェーン協会
http://www.jfa-fc.or.jp/particle/320.html)
この10年で見ても、店舗数は1万店以上、売上高は3兆円弱増えて
います。
私が子供の頃、コンビニはまだなく、文具は文具屋さんで、お菓子は
お菓子屋さんで買うのが当たり前でした。しかし、日曜日に文具を買
いに行っても、開いておらず、本当に困ったことを覚えています。
だから……コンビニは「あいてて良かった」(昔のセブン−イレブン
のキャッチコピー)なんです。
コンビニは、世の中を本当に便利にしましたし、夜でも灯りがつき、
人通りがあることで、治安も良くなったと思います。
今はセブン−イレブンは「近くて便利」と言っていますが、大きな
意味では「想い」自体は変わっていないと言えそうです。
●戦略BASiCS:無用な競争を減らしたい
売れたま!の看板フレームワーク、戦略BASiCS。このシリーズ
も、次号から戦略BASiCSに入っていきます。
戦略BASiCSは、もちろん「個々の会社」の売上向上をお手伝い
する道具です。
が、戦略BASiCSが世の中全体に広まると、無用な競争が減るは
ずです。
自社の「独自資源」に基づく「強み」とそれを求める「お客様」に強
固なつながりができるため、同質競争が減るからです。
戦略BASiCSは競争を促進するようなものに見えますが、全く逆
です。
自社の「強み」を磨き上げ、それに共鳴する「お客様」との素敵な関
係が増え、競合との無用な「戦い」は不要になるのです。
だからこそ、戦略BASiCSを世の中に広めたい、というのが私の
「想い」なのです。
●世の中の「嬉しさ」を減らす商品・サービスもある
以上は、世の中にプラスの影響を与える「想い」でしたが、そうでは
ないものももちろんあります。
極端な例が「麻薬」です。個人で見れば「嬉しさ」が(恐らくはほん
の一瞬)増すかもしれませが、麻薬が世の中に広まるほどに、世の中
全体としての「嬉しさ」は減っていくのではないでしょうか?
その商品・サービスが世の中に広まるほどに、世の中はどうなってい
くのか、というのは重要なチェックポイントだと思います。
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◆全体の「一貫性」と「具体性」
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●「嬉しさ」が貫くマーケティングの「5つの基礎理論」
ここまで、
1回目:マーケティングを「嬉しさ」中心に考える
2回目:「嬉しさ」とは何か:ベネフィット
3回目:「嬉しさ」で顧客を括る:セグメンテーション・ターゲット
4回目:強みは競合との「嬉しさの差」:強み
5回目:「嬉しさ」を現実化する:4P
6回目:「嬉しさ」に満ちた世界を作る:想い
と見てきました。
この、
1)ベネフィット:お客様の「嬉しさ」
2)セグメンテーション・ターゲット:「嬉しさ」で顧客を括る
3)強み:競合との「嬉しさの差」
4)4P:「嬉しさ」を現実化する売り物・売り方・売り場・売り値
5)想い:「嬉しさ」に満ちた世界を作る
の5つが、マーケティングの「基礎理論」となります。
マーケティングには色々な専門書がありますが、その本質はこの5つ
になります。
そしてその5つは、全て「嬉しさ」を中核に説明すると、極めて単純
かつわかりやすくなることがおわかりいただけるかと思います。
これが、「マーケティングで読むべき最初の1冊」である
・ドリルを売るには穴を売れ(=新人OL、つぶれかけの会社をまか
される)
・マンガ 新人OL、つぶれかけの会社をまかされる
の中核理論となっています。
ただ、「単純」であることは、「簡単」であるとは限りません。
というか、この「5つの基礎理論」をきちんと練って、きちんと実行
することはむしろ「極めて難しい」ことです。
その意味で、上記書籍は「読みやすい入門書」であると同時に、「極
めて難しい実戦の書」という側面を持っています。
●「良い」マーケティングの2つの要素:「一貫性」と「具体性」
この「5つの基礎理論」を実戦する際に重要なのが、
1)一貫性:各要素は全体としてつながっているか、
2)具体性:各要素の描写は具体的で例示があるか
の2つです。
マーケティングの打ち手に「正解」「誤り」はあまりありません。
「こうすれば絶対うまくいく」という「魔法の法則」もありません。
あるのであればぜひ教えてください。そんな魔法があれば、「聖杯」
どころではない各国の奪い合いになるでしょう。自国の経済だけがう
まくいく(=自国の商品だけが売れる)ようになるからです。
状況に応じて変わりますし、やってみないとわからない、という面も
多分にあります。
が……「一貫性」「具体性」がなければ、それは「間違い」です。
その2つについて、見ていきましょう。
●「具体性」
まずはわかりやすい(簡単という意味ではありません)「具体性」か
ら。
・顧客ターゲットは「シニア層」です。
・この機械は「高品質」です。
・この食品の強みは「安心・安全」です。
というのは全てダメ、です。「シニア層」「高品質」「安心・安全」
には全て「具体性」がないからです。
「シニア層」といっても、例えば60歳以上の方は3,928万人、
人口の31%もいます。0〜29歳の人口よりも多いのです。同じ
70代の方でも、寝たきりの方もいれば、海外スキーに行って、雪山
をスキー担いで登る方もいます。全然違います。「どんな」シニア層
なのかを具体化しないと、何もできません。
「高品質」もダメです。「耐久性が高い」「デザインが良い」のも、
どちらも「高品質」に入り得ます。「耐久性」と一口に言っても、
「1万時間連続稼働できる」ことと「1tの荷重に耐える」ことは、
全く違います。「何がどう高品質なのか」を具体化しないと、商品も
販促コピーも作れません。
「この食品の強みは安心・安全」もダメです。競合が「毒入り」の商
品を売っているのであればそれでもいいですが、国内で大規模に流通
している食品であれば、「安心・安全」は当たり前です。「防腐剤不
使用で安全」と言っても、防腐剤が入っているからこそ「安全」とも
言えます。「どんな安心・安全なのか」を具体化しないと、お客様に
刺さりません。
「シニア層」ではなく、「72歳、年○○円の年金が主たる収入源。
膝に痛みがあり、買い物程度はできるが、長時間の移動は不安」とい
った具合に、具体化する必要があります。
「具体化すると顧客数が減る」という疑問に対しては、既に
◆3回目:セグメンテーション 「嬉しさ」で人を括る
○括って広げる3ステップ:「求める嬉しさ」で括れば人が広がる
でお答えしていますので、そちらをご確認ください。
「強み」も、「この食品の強みは安心・安全」ではなく、「この食品
は○○で採れた○○を使い、残留農薬試験したところ残留農薬はゼ
ロ。収穫から○時間以内に○○加工をし……」と具体化していきまし
ょう。そこまでしなければ、競合よりどう「安心・安全」なのか、違
いがわかりません。
●「一貫性」
次に、「一貫性」について見ていきましょう。
・ベネフィット
・セグメンテーション・ターゲット
・強み
・4P
・想い
の全てに一貫性が必要です。
例えば「幼児向けの靴(服でも玩具でもいいです)」で「10年間も
使えます」は、ダメです。すぐ大きくなる乳児(及びその母親)とい
う顧客ターゲットに、「10年間使える」という「強み」は刺さらな
いでしょう。一方、大人向けの靴であれば、「10年間使えます」は
いいかもしれません。
このように、「顧客ターゲット」と「強み」に一貫性がなければお客
様に刺さりません。
また、「女子高校生向けの美容家電」を「男性客がメインの家電量販
店」で売るのもダメでしょう。「顧客ターゲット」と「売り場」に一
貫性がないからです。女子高校生が来店するような雑貨店などで売っ
た方が、顧客ターゲットの目に触れやすいでしょう。
この「一貫性」と「具体性」は、当たり前のことではありますが、い
ざ実戦するとなると、非常に難しい壁となります。
これらの「当たり前」は、現実には極めて難しいことです。これがカ
ンタンなら、「売れなくて困っている商品・サービス」などは世の中
にないはずですから。
「マーケティングを考える」こととは、この「一貫性」と「具体性」
を突き詰めて行くこと、と言ってもよいくらいなのです。
次からは、この基礎理論を「戦略」へと高めていきます。
いよいよ「戦略BASiCS」!
●今号のまとめ
○「想い」:どんな「嬉しさ」に満ちた世界を作りたいのか?
ベネフィット=個別具体的なお客様の、個別具体的な嬉しさ
「想い」=世の中全体の「嬉しさ」
○「良い」マーケティングの2つの要素:「一貫性」と「具体性」
1)一貫性:各要素は全体としてつながっているか、
2)具体性:各要素の描写は具体的で例示があるか
★今日の「アタマに問いかけるべき適切な質問」
あなたは、世の中をどんな「嬉しさ」で満たしたいですか?
ぜひお考えになってみてください!
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◆今日のまとめ
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●マーケティングの中核にあるのが「想い」。お客様をどう応援して
どんな「嬉しさ」に満ちた世界にしたいのか、が全てを決める!
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◆売れたま!を解除するには
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売れたま!は、以下の3つの配信会社から配信されています。下記の
ページの中段、青色の部分からご自身にて解除下さい
http://sandt.co.jp/uretama.htm
ご購読ありがとうございました! ご活躍をお祈りしております。
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▼今日の日記▲
パソコンのデータのバックアップ、というのは、忘れがちですが、と
っても大事なこと。例えば、この売れたま!のデータ(わずか45M
のファイル)が吹っ飛んだら取り返しがつきません。精神的なダメー
ジも大きいです……。
大企業の場合は、IT管理者さんがやってくれているでしょうが、私
の会社は私がやらないといけません。
と言っても、HDDにファイルをコピーする、という原始的な手段で
す。原始的な方法が、一番堅固、とも言えます。
バックアップ用のHDD(1TB)が足りなくなったので、2TBの
ものに買い替えました。1TBを買ったときと同じ値段で2TBが買
えるようになる、というのはいつものこと(私が初めて買ったHDD
は20MBとかそのくらいのもので、20年前の当時7〜8万円でし
た。単位はMBですよ)。
で、その1TBのHDDを2TBにそのままコピーしていったのです
が、かなり時間がかかりました。丸一日とはいいませんが、そんな感
じです。数年分のデータですのでしょうがないのかもしれませんが、
とにかく時間がかかりました。というか、このメルマガを書いている
間も、裏でずうっとバックアップ作業が続いています。
HDDの容量はすさまじく増えていますが、転送スピードがそれに追
いついていない、ということでしょうか。
「ビッグデータ」などという言葉が一般的になり、世の中の「データ
量」はとにかく増えています。が、媒体は未だに「磁気ディスク」だ
ったりするわけで……
次、2TBのHDDが4TBになったときがちょっと怖いです。
磁気ディスクに取って代わるメディアは現れないのでしょうか……。
その前に「データ量を減らせ」って話かもしれませんが(苦笑)
●今日のiPod Tune:9月に似合う歌! 2016
さあ、ついに9月。まだ残暑は厳しいですが、確実に季節は移ろいつ
つあります。
9月に似合う歌、大特集!
やっぱり9月と言えば……
○September by Earth, Wind & Fire
1978年リリース、当時のディスコブームもあり、世界的に大ヒッ
ト。もちろん日本でも。EW&Fの代表曲、そして70sディスコブ
ームを代表する曲となりました。
私にとっては「ホームラ〜ン♪ 阿部慎之助」。はい、巨人の阿部選
手が打席に立つときの曲です。しんのすけー!!
さあ、9月の始まり!
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓<免責事項等>〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●紹介した会社の各商標は各会社の登録商標です。紹介した会社・商
品等は、例であり、戦略や商品の良し悪しの評価ではありません。
●無断転載は禁じますが企画や会議のネタにぜひどうぞ。全文転送な
ら構いませんので、部下・上司・同僚など周囲の方にもお勧めを!
●メルマガの内容の実行は、読者さんの責任でお願いします。
●自社の売上向上のために使うのは歓迎ですが、このメルマガの内容
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〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓<発行者情報>〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●発行者:佐藤義典 ●発行頻度:月・木の週2回目標
●感想、質問、実行の結果などは uretama@mpara.com へどうぞ!
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Copyright 2003-2016 Yoshinori Sato
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◆売れたま! お勧めまとめ記事
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売れたま!のまとめサイトはこちらです↓ まだベータ版です。
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お勧めのまとめ記事は、こちらです。無料!
●「達人マーケターへの道」
本1冊分の長さ! 独断と偏見に満ちたマーケターの成長プロセス
こんな記事は、ここにしかないと思います。
http://uretama.com/?page_id=464
●「高校生にもBASiCSを」
初めてBASiCSを学びたい、という方にお勧め。高校生のお子さ
んにもどうぞ。
http://uretama.com/?page_id=293
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◆売れたま!提携メルマガ
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以下は、売れたま!独自の基準で厳選している提携メルマガです。
●小笠原昭治の マーケティング&ストローク
http://www.mag2.com/m/0000111010.html
お奨め書 「売りこむな!期待をくすぐれ!!」
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◆売れたま!発行者 佐藤義典 の本 : 合わせて読めば最強!
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●実戦的な打ち手に落ちる「マインドフロー」の本
「実戦 顧客倍増マーケティング戦略」
佐藤義典著 日本能率協会マネジメントセンター
http://ow.ly/LncLt
─────────< 経営戦略の最高峰 >──────────
●戦略BASiCSの現時点での集大成にして最高峰
経営のすべてを顧客視点で貫く<社長の最強武器>戦略BASiCS
佐藤義典著 日本経営合理化協会
http://sandt.co.jp/basicsbook.htm
●「経営戦略立案シナリオ」 佐藤義典 著 かんき出版
経営戦略のガイドブック:経営者は必読!
http://www.sandt.co.jp/scenario.htm
●「売れる数字 〜組織を動かすマーケティング〜」
佐藤義典著 朝日新聞出版
戦略を実行に落とし込み、組織を動かそう!
http://ow.ly/32zKP
──────< 物語でわかるマーケティング >────────
●「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」 佐藤義典著
マーケティング入門:読みやすい小説
http://ow.ly/qBY9o
●「新人OL、社長になって会社を立て直す」 佐藤義典著
上の本の続編。主人公が社長になり、戦略構築から実行プロセスま
で物語で体感!
http://ow.ly/6s63d
●「白いネコは何をくれた?」 佐藤義典著 フォレスト出版
物語形式でわかりやすいマーケティング戦略と人生戦略
http://www.sandt.co.jp/shiroineko.htm
─────< マーケティング戦略のベストセラー >──────
●「図解 実戦マーケティング戦略」 佐藤義典 著
マーケティング戦略入門:戦略はここから
日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/jissen.htm
●「事例でわかる 実戦BtoBマーケティング」 佐藤義典著
BtoBマーケティング戦略の標準テキスト
日本能率協会マネジメントセンター
http://ow.ly/7Wvdq
●「マーケティング戦略実行チェック99」 佐藤義典 著
マーケティング戦略実践:実行のためのチェックリスト
日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/check.htm
●「ことわざで鍛えるマーケティング脳」 佐藤義典著 毎コミ新書
ことわざだからわかりやすい、伝えやすい、マーケティング戦略
http://www.sandt.co.jp/kotowaza.htm
────────< マーケティングの思考法 >────────
●「実戦マーケティング思考」 佐藤義典著
日本能率協会マネジメントセンター
右脳と左脳をフル活用、売れる思考・発想ができるようになる!
http://www.sandt.co.jp/shiko.htm
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◆夏休み特別号:マーケティングは「嬉しさ」の体系 続きます
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●次回からは「戦略」を「嬉しさ」で考えていきます。いよいよ、戦
略BASiCSに!
▼飲み会に、数部印刷して行こう。グチ大会より、前向きの話を!
▼彼氏・彼女・家族との、知的な話題づくりに!
▼ご無沙汰していたあの人との会話のきっかけに、転送しよう!
▼お客様訪問の際のおみやげに、プリントアウトして渡そう!
売れたま!があなたのお仕事に少しでも役立ちますように……
〓〓次号の売れたま!でお会いできるのを楽しみにしています!〓〓
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「インド人を右に」とレスするたびに右に動いていくスレ
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1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/30(土) 14:05:17.71
ID:yDRFQxCW0┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓┃ ┃┣
12 年前
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