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2016年9月5日月曜日

売れたま!特別編Vol.340 2016/09/05 夏休み特別号:マーケティングは「嬉しさ」の体系 6

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 ■_夏休み特別号:マーケティングは「嬉しさ」の体系 6_■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●マーケティングの中核にあるのが「想い」。お客様をどう応援して
 どんな「嬉しさ」に満ちた世界にしたいのか、が全てを決める!


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◆夏休み特別号! マーケティングは「嬉しさ」の体系
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マーケティング理論は

「嬉しさ」(=お客様にとっての価値)

を軸に考えると、すさまじくシンプルかつわかりやすくなります。

ということで、夏休み特別号! テーマは……

マーケティングは「嬉しさ」の体系!

です。

マーケティングとは何か?

基本に立ち返って、本質をえぐっていきましょう。


今日はその6回目です。



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◆ここまでの復習
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今回の特集は、「嬉しさ」を軸としてマーケティング理論・戦略理論
をまとめあげようとする、恐らくは世界的にも希少な試みです

なるべく「全体像」がわかるようにしていきたいので、ここに毎回、
ここまでの復習を記載します。既にお読みの方は飛ばしてください。


◆1回目:マーケティングの本質=嬉しさを提供し、対価をいただく

○売上=客数×客単価
   =嬉しさを感じた人の総数 × 1人1人が感じた嬉しさ
   =自社がお客様に提供した嬉しさの総和

1)客数向上:より多くの人に嬉しさを提供する
2)客単価向上:顧客1人当たりにより多くの嬉しさを提供する

○「売上を作る力」=「お客様への嬉しさ提供力」

○利益=提供した「嬉しさ」の総和−「嬉しさ」の提供コスト

○費用1円あたりの提供した「嬉しさ」が大きいほど利益率が高まる

○「利益をあげる力」=「費用1円あたりの嬉しさ提供力」


◆2回目:嬉しさ=価値=ベネフィット=お客様が達成したい目的

○お客様は「モノ」「機能・性能」ではなく「嬉しさ」を買う

○「価値は使い方に現れる」:嬉しさを知るには、使い方を知ろう

○使い方=TPO:使い方をさらに分解するとTPOになる
 T:Time     時間
 P:Place    場所
 O:Occasion 対象物・加工方法

○「新しい価値の提案」=「新しい使い方・TPOの提案」

○「嬉しい瞬間」は1つではなく、無限にある

○BtoCの「嬉しさ」:人間の3大欲求

1)生存欲求 : 生理的なニーズ(身体的快楽)
2)社会欲求 : 他人との関係ニーズ(他人の評価)
3)自己欲求 : 自分自身で完結するニーズ(自己満足)

 3大欲求を満たすほど「嬉しさ」は増す

○BtoBの「嬉しさ」:使い方×QCD改善×PL・BS改善


◆3回目:セグメンテーション 「嬉しさ」で人を括る

○「求める嬉しさ」は人によって違うから分ける。分けることが「セ
 グメンテーション」、分けられた各グループが「セグメント」

○TPO・T:「使い方×人」で考える
 TPO(使い方)・TargetでTPO・T(ティーポット)
 同じ人でもTPOで嬉しさが変わる:朝食と夕食は違うものを食べ
 るし、常夏の国の人でも、旅行用に冬服を買う

○括って広げる3ステップ:「求める嬉しさ」で括れば人が広がる
 ステップ1:顧客像の具体化 → スタバで勉強する高校3年生
 ステップ2:ニーズの普遍化 → 静かな環境で1人で集中したい
 ステップ3:ニーズで人を括る→ スタバで本を書く中年男性

○求める「嬉しさ」がセグメンテーションの切り口
 セグメンテーション特集 http://uretama.com/?page_id=510


◆4回目:強みは競合との「嬉しさの差」

○強み=お客様が競合ではなく自社を選ぶ理由=競合との嬉しさの差
 正確には、「価格1円あたりの嬉しさの差」

○「ベネフィット」と「強み」の違い
 ベネフィット=自社商品・サービスがお客様に提供する「嬉しさ」
 強み=自社商品・サービスと競合との「嬉しさの差」
 自社の強み=自社のベネフィット−競合のベネフィット

○「強み」は「使い方」(=TPO)によって変わる

○「事実」としての「差」と、「意味」としての「差」

 事実としての差:主語は「モノ」 モノ、機能・性能の差
 意味としての差:主語は「顧客」 ある使い方における嬉しさの差

 ○事実としての差:デジカメの画素数が2倍
 ○意味としての差:大型の印刷物がキレイに印刷できる
 ○意味としての差:遠くのものをキレイに拡大できる

○嬉しさ競争:「製品差別化」ではなく「嬉しさの差別化」を!


◆5回目:「嬉しさ」を現実化する4P

○「嬉しさ」を現実化する4P:売り物・売り方・売り場・売り値
・売り物=Product 商品・サービス
・売り方=Promotion 広告・販促
・売り場=Place   販路・チャネル
・売り値=Price   価格

○「売り方」:お客様にメッセージとして「嬉しさ」を伝える
 「売り方」では、「嬉しさ」「強み」を伝える

○「売り場」:お客様に「嬉しさ」を届ける

○「売り値」:お客様が払う「嬉しさ」の「対価」

○「売り物」:お客様が使って「嬉しさ」を実現する
 「売り物」が「強み」を実現する


ここまで、

1回目:マーケティングを「嬉しさ」中心に考える
2回目:「嬉しさ」とは何か:ベネフィット
3回目:「嬉しさ」で顧客を括る:セグメンテーション・ターゲット
4回目:強みは競合との「嬉しさの差」:強み
5回目:「嬉しさ」を現実化する:4P

と、拙著「ドリルを売るには穴を売れ」(=新人OL、つぶれかけの
会社をまかされる)の順番で進んできました。

「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」マンガ版も出ました!
http://sandt.co.jp/manga-ol.htm


今号は、「想い」と、ここまでの理論のまとめです。



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◆社会の「嬉しさ」を考える「想い」
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●「想い」:どんな「嬉しさ」に満ちた世界を作りたいのか?

今回が、マーケティングの基礎理論としては最後になります。

基礎理論最後の要素にして、中核となる要素が「想い」です。

お客様をどう応援し、どんな「嬉しさ」に満ちた世界にしたいのか、
が「想い」です。

「ベネフィット」と似ているようですが、違いは、

○ベネフィット=個別具体的なお客様の、個別具体的な嬉しさ
○「想い」=世の中全体の「嬉しさ」

ということです。


その商品・サービスを通じて、どのような「嬉しさ」「幸せ」な世の
中を作ることに貢献したいのか、ということです。


「あなたはこの商品・サービスで、結局何がしたいの?」

というすさまじく本質的な問いです。


それは「自分が夢見る幸せな社会とは、どんな社会なのか」というこ
とでもあります。


仕事をしていれば、辛いときもあります。というか、辛いときの方が
多いでしょう。

そんなときでも、この「想い」があれば、頑張れます。あと一歩、踏
ん張れるのです。


逆に言えば、「そのためならもっと頑張れる」と思えるようなものが
「想い」ですね。


「マーケティング3.0の話ですか?」とか言われそうですが、コト
ラー大先生の書籍「Marketing 3.0」は2010年、この「想い」の
理論を書籍に記した「ドリルを売るには〜」は2006年ですから、
こちらの方が先です。もっとも、この「想い」の話はもっとずっと前
からある話だと想います。



●電話の「想い」:連絡が取りやすい社会

例えば、固定電話や携帯電話の場合は、「連絡が取りやすい社会」と
いう「想い」がありそうです。

もはや「電話がない時代」を想像するのは難しいかもしれませんが、
そのときの緊急連絡手段は「電報」でした。「サクラサク」のような
文言を当時の「電報電話局」(今のNTT)の方が届けに来てくれた
わけです。

そして、黒電話(固定電話)が一家に1台、携帯電話が1人に1台、
と「連絡が取りやすい社会」になっていくわけですね。

その典型が「カエルコール」(帰るコール)。「今から帰るね」とい
う電話を1つ入れることで、色々な段取りがしやすくなるからか、昔
人気になり、世の中に受け入れられました。

そう考えると、「電報」も「連絡が取りやすい社会」を実現するもの
と言えそうです。少し前は、結婚式で「祝電」を披露する時間があり
ましたよね(私の結婚式でもいただきました)。


電話の場合は、広がるほどに利便性が上がる、といういわゆる「ネッ
トワークエクスターナリティ」(ネットワーク外部性)の効果が働き
ます。

まさに「誰か1人に電話を売ることが、その電話の価値を高める」と
いう意味で、「世の中全体の嬉しさ」を増やすわけです。



●コンビニの「想い」:「あいてて良かった♪」

飽和したと言われながらも、毎年出店が続くコンビニエンスストア。

      全店売上高  年末店舗数

2005年  7.4兆円 42,643店
2015年 10.2兆円 53,544店

(日本フランチャイズチェーン協会 
 http://www.jfa-fc.or.jp/particle/320.html

この10年で見ても、店舗数は1万店以上、売上高は3兆円弱増えて
います。


私が子供の頃、コンビニはまだなく、文具は文具屋さんで、お菓子は
お菓子屋さんで買うのが当たり前でした。しかし、日曜日に文具を買
いに行っても、開いておらず、本当に困ったことを覚えています。

だから……コンビニは「あいてて良かった」(昔のセブン−イレブン
のキャッチコピー)なんです。

コンビニは、世の中を本当に便利にしましたし、夜でも灯りがつき、
人通りがあることで、治安も良くなったと思います。

今はセブン−イレブンは「近くて便利」と言っていますが、大きな
意味では「想い」自体は変わっていないと言えそうです。



●戦略BASiCS:無用な競争を減らしたい

売れたま!の看板フレームワーク、戦略BASiCS。このシリーズ
も、次号から戦略BASiCSに入っていきます。

戦略BASiCSは、もちろん「個々の会社」の売上向上をお手伝い
する道具です。

が、戦略BASiCSが世の中全体に広まると、無用な競争が減るは
ずです。

自社の「独自資源」に基づく「強み」とそれを求める「お客様」に強
固なつながりができるため、同質競争が減るからです。

戦略BASiCSは競争を促進するようなものに見えますが、全く逆
です。

自社の「強み」を磨き上げ、それに共鳴する「お客様」との素敵な関
係が増え、競合との無用な「戦い」は不要になるのです。

だからこそ、戦略BASiCSを世の中に広めたい、というのが私の
「想い」なのです。



●世の中の「嬉しさ」を減らす商品・サービスもある

以上は、世の中にプラスの影響を与える「想い」でしたが、そうでは
ないものももちろんあります。

極端な例が「麻薬」です。個人で見れば「嬉しさ」が(恐らくはほん
の一瞬)増すかもしれませが、麻薬が世の中に広まるほどに、世の中
全体としての「嬉しさ」は減っていくのではないでしょうか?


その商品・サービスが世の中に広まるほどに、世の中はどうなってい
くのか、というのは重要なチェックポイントだと思います。



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◆全体の「一貫性」と「具体性」
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●「嬉しさ」が貫くマーケティングの「5つの基礎理論」

ここまで、

1回目:マーケティングを「嬉しさ」中心に考える
2回目:「嬉しさ」とは何か:ベネフィット
3回目:「嬉しさ」で顧客を括る:セグメンテーション・ターゲット
4回目:強みは競合との「嬉しさの差」:強み
5回目:「嬉しさ」を現実化する:4P
6回目:「嬉しさ」に満ちた世界を作る:想い

と見てきました。

この、

1)ベネフィット:お客様の「嬉しさ」
2)セグメンテーション・ターゲット:「嬉しさ」で顧客を括る
3)強み:競合との「嬉しさの差」
4)4P:「嬉しさ」を現実化する売り物・売り方・売り場・売り値
5)想い:「嬉しさ」に満ちた世界を作る

の5つが、マーケティングの「基礎理論」となります。

マーケティングには色々な専門書がありますが、その本質はこの5つ
になります。

そしてその5つは、全て「嬉しさ」を中核に説明すると、極めて単純
かつわかりやすくなることがおわかりいただけるかと思います。

これが、「マーケティングで読むべき最初の1冊」である

・ドリルを売るには穴を売れ(=新人OL、つぶれかけの会社をまか
 される)
・マンガ 新人OL、つぶれかけの会社をまかされる

の中核理論となっています。


ただ、「単純」であることは、「簡単」であるとは限りません。

というか、この「5つの基礎理論」をきちんと練って、きちんと実行
することはむしろ「極めて難しい」ことです。

その意味で、上記書籍は「読みやすい入門書」であると同時に、「極
めて難しい実戦の書」という側面を持っています。



●「良い」マーケティングの2つの要素:「一貫性」と「具体性」

この「5つの基礎理論」を実戦する際に重要なのが、


1)一貫性:各要素は全体としてつながっているか、
2)具体性:各要素の描写は具体的で例示があるか


の2つです。


マーケティングの打ち手に「正解」「誤り」はあまりありません。

「こうすれば絶対うまくいく」という「魔法の法則」もありません。
あるのであればぜひ教えてください。そんな魔法があれば、「聖杯」
どころではない各国の奪い合いになるでしょう。自国の経済だけがう
まくいく(=自国の商品だけが売れる)ようになるからです。

状況に応じて変わりますし、やってみないとわからない、という面も
多分にあります。


が……「一貫性」「具体性」がなければ、それは「間違い」です。

その2つについて、見ていきましょう。



●「具体性」

まずはわかりやすい(簡単という意味ではありません)「具体性」か
ら。


・顧客ターゲットは「シニア層」です。

・この機械は「高品質」です。

・この食品の強みは「安心・安全」です。


というのは全てダメ、です。「シニア層」「高品質」「安心・安全」
には全て「具体性」がないからです。

「シニア層」といっても、例えば60歳以上の方は3,928万人、
人口の31%もいます。0〜29歳の人口よりも多いのです。同じ
70代の方でも、寝たきりの方もいれば、海外スキーに行って、雪山
をスキー担いで登る方もいます。全然違います。「どんな」シニア層
なのかを具体化しないと、何もできません。


「高品質」もダメです。「耐久性が高い」「デザインが良い」のも、
どちらも「高品質」に入り得ます。「耐久性」と一口に言っても、
「1万時間連続稼働できる」ことと「1tの荷重に耐える」ことは、
全く違います。「何がどう高品質なのか」を具体化しないと、商品も
販促コピーも作れません。

「この食品の強みは安心・安全」もダメです。競合が「毒入り」の商
品を売っているのであればそれでもいいですが、国内で大規模に流通
している食品であれば、「安心・安全」は当たり前です。「防腐剤不
使用で安全」と言っても、防腐剤が入っているからこそ「安全」とも
言えます。「どんな安心・安全なのか」を具体化しないと、お客様に
刺さりません。


「シニア層」ではなく、「72歳、年○○円の年金が主たる収入源。
膝に痛みがあり、買い物程度はできるが、長時間の移動は不安」とい
った具合に、具体化する必要があります。

「具体化すると顧客数が減る」という疑問に対しては、既に

◆3回目:セグメンテーション 「嬉しさ」で人を括る
○括って広げる3ステップ:「求める嬉しさ」で括れば人が広がる

でお答えしていますので、そちらをご確認ください。


「強み」も、「この食品の強みは安心・安全」ではなく、「この食品
は○○で採れた○○を使い、残留農薬試験したところ残留農薬はゼ
ロ。収穫から○時間以内に○○加工をし……」と具体化していきまし
ょう。そこまでしなければ、競合よりどう「安心・安全」なのか、違
いがわかりません。



●「一貫性」

次に、「一貫性」について見ていきましょう。

・ベネフィット
・セグメンテーション・ターゲット
・強み
・4P
・想い

の全てに一貫性が必要です。

例えば「幼児向けの靴(服でも玩具でもいいです)」で「10年間も
使えます」は、ダメです。すぐ大きくなる乳児(及びその母親)とい
う顧客ターゲットに、「10年間使える」という「強み」は刺さらな
いでしょう。一方、大人向けの靴であれば、「10年間使えます」は
いいかもしれません。

このように、「顧客ターゲット」と「強み」に一貫性がなければお客
様に刺さりません。


また、「女子高校生向けの美容家電」を「男性客がメインの家電量販
店」で売るのもダメでしょう。「顧客ターゲット」と「売り場」に一
貫性がないからです。女子高校生が来店するような雑貨店などで売っ
た方が、顧客ターゲットの目に触れやすいでしょう。



この「一貫性」と「具体性」は、当たり前のことではありますが、い
ざ実戦するとなると、非常に難しい壁となります。

これらの「当たり前」は、現実には極めて難しいことです。これがカ
ンタンなら、「売れなくて困っている商品・サービス」などは世の中
にないはずですから。

「マーケティングを考える」こととは、この「一貫性」と「具体性」
を突き詰めて行くこと、と言ってもよいくらいなのです。



次からは、この基礎理論を「戦略」へと高めていきます。

いよいよ「戦略BASiCS」!



●今号のまとめ

○「想い」:どんな「嬉しさ」に満ちた世界を作りたいのか?
 ベネフィット=個別具体的なお客様の、個別具体的な嬉しさ
 「想い」=世の中全体の「嬉しさ」


○「良い」マーケティングの2つの要素:「一貫性」と「具体性」
 1)一貫性:各要素は全体としてつながっているか、
 2)具体性:各要素の描写は具体的で例示があるか



★今日の「アタマに問いかけるべき適切な質問」

あなたは、世の中をどんな「嬉しさ」で満たしたいですか?


ぜひお考えになってみてください!


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◆今日のまとめ
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●マーケティングの中核にあるのが「想い」。お客様をどう応援して
 どんな「嬉しさ」に満ちた世界にしたいのか、が全てを決める!


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◆売れたま!を解除するには
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ご購読ありがとうございました! ご活躍をお祈りしております。


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▼今日の日記▲

パソコンのデータのバックアップ、というのは、忘れがちですが、と
っても大事なこと。例えば、この売れたま!のデータ(わずか45M
のファイル)が吹っ飛んだら取り返しがつきません。精神的なダメー
ジも大きいです……。

大企業の場合は、IT管理者さんがやってくれているでしょうが、私
の会社は私がやらないといけません。

と言っても、HDDにファイルをコピーする、という原始的な手段で
す。原始的な方法が、一番堅固、とも言えます。

バックアップ用のHDD(1TB)が足りなくなったので、2TBの
ものに買い替えました。1TBを買ったときと同じ値段で2TBが買
えるようになる、というのはいつものこと(私が初めて買ったHDD
は20MBとかそのくらいのもので、20年前の当時7〜8万円でし
た。単位はMBですよ)。

で、その1TBのHDDを2TBにそのままコピーしていったのです
が、かなり時間がかかりました。丸一日とはいいませんが、そんな感
じです。数年分のデータですのでしょうがないのかもしれませんが、
とにかく時間がかかりました。というか、このメルマガを書いている
間も、裏でずうっとバックアップ作業が続いています。

HDDの容量はすさまじく増えていますが、転送スピードがそれに追
いついていない、ということでしょうか。

「ビッグデータ」などという言葉が一般的になり、世の中の「データ
量」はとにかく増えています。が、媒体は未だに「磁気ディスク」だ
ったりするわけで……

次、2TBのHDDが4TBになったときがちょっと怖いです。

磁気ディスクに取って代わるメディアは現れないのでしょうか……。

その前に「データ量を減らせ」って話かもしれませんが(苦笑)



●今日のiPod Tune:9月に似合う歌! 2016

さあ、ついに9月。まだ残暑は厳しいですが、確実に季節は移ろいつ
つあります。

9月に似合う歌、大特集!


やっぱり9月と言えば……


○September by Earth, Wind & Fire


1978年リリース、当時のディスコブームもあり、世界的に大ヒッ
ト。もちろん日本でも。EW&Fの代表曲、そして70sディスコブ
ームを代表する曲となりました。

私にとっては「ホームラ〜ン♪ 阿部慎之助」。はい、巨人の阿部選
手が打席に立つときの曲です。しんのすけー!!


さあ、9月の始まり!



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売れたま!のまとめサイトはこちらです↓ まだベータ版です。

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●「達人マーケターへの道」

本1冊分の長さ! 独断と偏見に満ちたマーケターの成長プロセス

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●「高校生にもBASiCSを」

初めてBASiCSを学びたい、という方にお勧め。高校生のお子さ
んにもどうぞ。

http://uretama.com/?page_id=293


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◆売れたま!発行者 佐藤義典 の本 : 合わせて読めば最強!
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●実戦的な打ち手に落ちる「マインドフロー」の本

「実戦 顧客倍増マーケティング戦略」
佐藤義典著 日本能率協会マネジメントセンター
http://ow.ly/LncLt

─────────< 経営戦略の最高峰 >──────────

●戦略BASiCSの現時点での集大成にして最高峰

経営のすべてを顧客視点で貫く<社長の最強武器>戦略BASiCS
佐藤義典著 日本経営合理化協会
http://sandt.co.jp/basicsbook.htm

●「経営戦略立案シナリオ」 佐藤義典 著 かんき出版
経営戦略のガイドブック:経営者は必読!
http://www.sandt.co.jp/scenario.htm

●「売れる数字 〜組織を動かすマーケティング〜」 
 佐藤義典著 朝日新聞出版
戦略を実行に落とし込み、組織を動かそう!
http://ow.ly/32zKP

──────< 物語でわかるマーケティング >────────

●「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」 佐藤義典著
 マーケティング入門:読みやすい小説
http://ow.ly/qBY9o

●「新人OL、社長になって会社を立て直す」 佐藤義典著
 上の本の続編。主人公が社長になり、戦略構築から実行プロセスま
 で物語で体感!
http://ow.ly/6s63d

●「白いネコは何をくれた?」 佐藤義典著 フォレスト出版
 物語形式でわかりやすいマーケティング戦略と人生戦略
http://www.sandt.co.jp/shiroineko.htm

─────< マーケティング戦略のベストセラー >──────

●「図解 実戦マーケティング戦略」 佐藤義典 著
 マーケティング戦略入門:戦略はここから
 日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/jissen.htm

●「事例でわかる 実戦BtoBマーケティング」 佐藤義典著
 BtoBマーケティング戦略の標準テキスト
 日本能率協会マネジメントセンター
http://ow.ly/7Wvdq

●「マーケティング戦略実行チェック99」 佐藤義典 著
 マーケティング戦略実践:実行のためのチェックリスト
 日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/check.htm

●「ことわざで鍛えるマーケティング脳」 佐藤義典著 毎コミ新書
 ことわざだからわかりやすい、伝えやすい、マーケティング戦略
http://www.sandt.co.jp/kotowaza.htm

────────< マーケティングの思考法 >────────

●「実戦マーケティング思考」 佐藤義典著
 日本能率協会マネジメントセンター
 右脳と左脳をフル活用、売れる思考・発想ができるようになる!
http://www.sandt.co.jp/shiko.htm


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆夏休み特別号:マーケティングは「嬉しさ」の体系 続きます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●次回からは「戦略」を「嬉しさ」で考えていきます。いよいよ、戦
 略BASiCSに!


▼飲み会に、数部印刷して行こう。グチ大会より、前向きの話を!

▼彼氏・彼女・家族との、知的な話題づくりに!

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〓〓次号の売れたま!でお会いできるのを楽しみにしています!〓〓

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