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━━━━━━━━━━━━━━戦略編Vol.484(累計1399) 2017/01/30
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■■__和菓子に合うコーヒー:「新しい戦場」の開拓__■■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
●「新しい戦場」は「新しい使い方」にあり。「新たな使い方」は、
「新たな取り先」=「新たな売上」につながる!
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なぜスタバのコーヒーの価格はマックの約3倍なのに、行列ができる
のか? それを解き明かすカギが「顧客価値」すなわち「お客様にと
っての嬉しさ」です。
お客様は「商品・サービス」ではなく、「嬉しさ」にお金を払ってい
るのです。ですから経営とは「顧客価値の最大化」と言えます。
ただ、その「顧客価値の最大化」は極めて難しいです。「技術」で勝
る日本企業が勝てないのは、「嬉しさ競争」に負けているのはそのた
めだと思います。
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◆和菓子に合うコーヒー「煎」
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●AGFが和菓子に合うコーヒー「煎」を強化!
コーヒーと言えば、ケーキやチョコレートに合いますよね。
が、AGFは「和菓子」に合うコーヒーを強化中! その理由は…?
−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−
◇『味の素ゼネラルフーヅ(AGF)がドリップ抽出して飲む高級コ
ーヒー「煎(せん)」シリーズでシニア層の開拓を進めている。
「和菓子の茶請けに合うコーヒー」を前面に出し、百貨店や和菓子
店で大規模な販促に乗り出した』
◇『2016年11月下旬、AGFが東京の三越本店で催したコーヒ
ーと和菓子の試飲会は、50〜60代の女性客でにぎわった。ギフ
ト商品売り場の近くに特設ブースを設置。一週間で約8000杯の
コーヒーと和菓子を来店客にふるまった』『同社は16年度に百貨
店など約200の小売店で同様の試飲会を開き、17年度は約
300店まで広げる計画だ』
◇『狙うのはシニア層へのコーヒー需要の拡大だ。総務省の家計調査
によると、15年に2人以上の世帯が1カ月でコーヒー・ココアに
払った額は、世帯主の年齢が40代では960円なのに対し、70
代以上では673円。高齢になるほど支出が下がる傾向が顕著に出
た』
◇『一方、和菓子は世代別でシニア層の支出が最も高い。15年夏に
発売した煎シリーズはもともと京番茶をイメージして開発した商品
で、豆の香りをより引き立たせるため軟水でさっと出すドリップ抽
出の方法を採用。和菓子との相性の良さをアピールしていく』
2017/01/06 日経MJ P.14
以下、記事からの引用部分は『』で括ります
−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−
シニアの方はお茶・和菓子、というイメージはありますが、消費支出
としてもそうなっているのですね。
確かに、「和菓子に合うコーヒー」が作れれば、「お茶」の代わりに
「コーヒー」を選んでもらえるかもしれません。
AGFはそこを狙ったわけです。
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◆復習:戦略BASiCS&「戦場価値公式」
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●復習:戦略BASiCS マーケティング戦略を考える5つの要素
経営戦略・マーケティング戦略で考えるべきポイントは以下の5つ。
Battlefield:戦場・競合 →自社商品の代替選択肢
Asset:独自資源 →強みを競合がマネできない理由
Strength:強み →お客様が競合ではなく自社を選ぶ理由
i
Customer:顧客 →強みを重視する相思相愛になれる人
Selling message:メッセージ→強みの伝え方
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●復習:戦場価値公式:戦場・競合=価値=嬉しさ=使い方
「お客様の嬉しさ」を中核に置く戦略フレームワーク、BASiCS
の中核理論の1つが「戦場価値公式」。
戦場は「価値」(=嬉しさ)で定義すべき、というのが「戦場価値公
式」です。
価値は使い方に表れます。お客様は「使う」ために買うのですから
「使うとき」がお客様にとって重要=価値が現れるときです。
そして、その「使い方」によって「戦場・競合」が定義されます。あ
る「使い方」のときに、比較対象である競合が決まります。
○「戦場」=「お客様のアタマに浮かぶ選択肢の括り」
=「その商品・サービスの使い方・TPO」=価値
○「競合」=「その使い方(TPO)のときの、代替選択肢」
=「その価値を巡って争う相手」
「戦場」は「価値」で定義され、「価値」は「使い方・TPO」に現
れるため、「戦場」は「使い方・TPO」で定義されるのです。
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◆「新しい売上」は、「新しい取り先」から
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●「新しい売上」をどこから持ってくるか?
多くの場合、「商品・サービスの売上が伸びる」という場合、「他の
何か」からその売上を持ってくることになります。
というのも、お客様の「予算」は常に有限で、「新しく」何かにお金
を使うという場合、どこかを減らすことになるからです。
つまり、「自社の売上を伸ばそう」という場合には、「どこから持っ
てくるか」という考え方が重要になります。
●新しい戦場=新しい「使い方」=新しい「取り先」
「新しくどこから持ってくるか」となると今とは違う「新しいとこ
ろ」すなわち「新しい戦場」から持ってくるしかありません。
「新しい戦場」とは、先ほどの「戦場価値公式」から「新しい使い
方」となります。
そしてその「新しい戦場」にいるのが「新しい競合」ということにな
りますね。
その「新しい競合」から売上を取って来られれば、自社にとっては
「新しい売上のモト」となるわけです。
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◆「シニア×和菓子×お茶」という新たな取り先
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●「シニア×和菓子×お茶」を「取り先」にした「煎」
では、その
「新たな売上のモト」
をどこに設定するか、が重要になりますね。
AGFの「煎」は、
「シニア×和菓子×お茶」
という「使い方」を「新たな戦場」に設定しました。
その「新たな戦場」を具体化すべく、家計調査から、緑茶、和菓子、
コーヒー、ケーキの年間消費金額を、年代別に見てみましょう。
○緑茶・和菓子*:年間消費金額
緑茶 和菓子*
29才以下 703 4,549
30代 899 5,656
40代 1,710 7,612
50代 3,193 10,977
60代 4,934 14,316
70才以上 6,838 14,593
平均 4,083 11,537
*和菓子=ようかん+まんじゅう+他の和生菓子(筆者計算)
○コーヒー・ケーキ:年間消費金額
コーヒー類* ケーキ
29才以下 6,776 7,582
30代 9,905 9,618
40代 11,379 9,120
50代 12,500 8,193
60代 12,176 6,316
70才以上 8,378 4,177
平均 10,718 6,921
コーヒー類=コーヒー+コーヒー飲料(筆者計算)
(2015年 家計調査 2人以上世帯 品目分類)
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001144404
年齢はあくまで「世帯主」の年齢であり、「2人以上世帯」の調査で
すので、50代の世帯だとお子さんが消費しているということもある
でしょうね。ここではそれは考えないことにします。
コーヒーのピークは50代に来ていますが、ケーキのピークは30代
です。
緑茶・和菓子ともにピークは70才以上であるため、緑茶・和菓子は
「シニアの好物」であることが明確にわかります。
このデータを全体としてみますと、
「50代はコーヒーのトップ消費層だが、その頃から緑茶・和菓子の
消費が増え始め、60〜70代でその傾向が強まる」
と言えそうです。
60代は、コーヒー消費の2位層ですので、依然としてコーヒーを結
構飲んでいます。
しかし、この年代は70代同様に和菓子を好む層ですので、
コーヒー×和菓子
という「使い方」(=TPO)が既に「大きな戦場」として顕在化し
ているかもしれません。
70代になると、一気に「緑茶×和菓子」へと移行していきます。
50代くらいから始まり、60代で明確になる「和菓子シフト」に対
する、コーヒーからの対応、というのが「煎」の狙いでしょう。
●「人×TPO×競合」を明確にした「煎」
これで「煎」が狙える「B:戦場」(=使い方)がわかりました。同
時に「C:顧客」も明確化されます。
C:顧客 B:戦場(=使い方)
1)50〜60代の「コーヒー×和菓子」戦場
2)60〜70代の「緑茶×和菓子」戦場
このあたりが「煎」が狙える(取ってこられる)戦場でしょう。
同じ「シニア×和菓子」でも、1)と2)では戦場が結構違います。
1)の「売り場」は従来の「コーヒー売り場」で良いでしょうが、
2)の売り場は「緑茶売り場」を狙った方が良い、ということにもな
ります。
そして2)においては、新たな競合は「緑茶」です。
「人×TPO(使い方)」を明確にし、その上で「競合」(新たな取
り先)を「お茶」に設定したわけです。
70代 × 緑茶 × 和菓子
↑
ココが新たな取り先
ちなみに、ここでは「家計調査」という公的調査にのみ基づいて論理
展開をしてきましたが、本当に必要なのは、
・緑茶・コーヒーを、それぞれ何と一緒に飲んでいるのか?
という「使い方」のデータです。
それがあれば、もっとお客様の実体に近い「戦場」が描けます。
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◆「競合」が変われば、「強み」が変わる
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●「新たな競合」に対しては「新たな強み」が必要
「競合」が変われば、「強み」が変わります。
「煎」の強みを商品HPから抜粋します。
−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−
和菓子に合う京番茶。その秘密は、「焙煎香」の高さにありました。
この「焙煎香」を珈琲でも活かすために、AGFが開発した独自技
術。それが「T2ACMI(たくみ)焙煎」です。かつてなく和菓子
や和食に合う珈琲の誕生です。
AGF社HP
http://sen.agf.jp/
−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−
記事にも、
『もともと京番茶をイメージして開発した商品』
という記述がありますね。
京番茶のような「焙煎香」が高く、それが故に和菓子・和食に合う、
というのがこの商品の「強み」です。
「焙煎香が強く、和菓子に合うコーヒー」ということですね。
「独自資源」が「T2ACMI(たくみ)焙煎」という独自の焙煎方
法・技術(およびそれを支えるノウハウ・人材など)になるでしょう。
この「お茶らしいコーヒー」という強みは、
1)50〜60代の「コーヒー×和菓子」戦場
において活きます。「他のコーヒーより、和菓子に合う」わけです。
しかし……残念ながら、
2)60〜70代の「緑茶×和菓子」戦場
においては活きないかもしれません。というのも、もともと「お茶」
の「焙煎香」の高さを目指して作ったわけですから、本物の「お茶」
に対して、「焙煎香が高い」というのは強みになりません。
この戦場においては、「コーヒーであること」が強みになるかもしれ
ません。
70代が和菓子のお供の飲み物として「お茶以外の、和菓子に合う飲
み物」という「もう1つの選択肢」になる、ということです。
●「新たな戦場」に対する「新たな強み」
これで、「煎」の狙う新たな「B:戦場」が、BASiCSとして整
理できるようになりました。
C:顧客 B:戦場(=使い方) S:強み
1)50〜60代「コーヒー×和菓子」 ←和菓子に合うコーヒー
2)60〜70代「緑茶×和菓子」 ←お茶以外の楽しみ方
「煎」が狙える戦場はこの2つ、どちらに対しても「強み」はありそ
うです。
どちらが刺さるか(売れるか)は、「お客様のみぞ知る」というとこ
ろです。
「新しい戦場」は、「新しい使い方」にある、というのがわかりやす
い事例でした。
★今日の「アタマに問いかけるべき適切な質問」
あなたの商品・サービスの「新しい戦場」=「新しい使い方」=「新
しい売上」を見逃していませんか?
ぜひお考えになってみてください!
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◆今日のまとめ
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●「新しい戦場」は「新しい使い方」にあり。「新たな使い方」は、
「新たな取り先」=「新たな売上」につながる!
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◆売れたま!を解除するには
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売れたま!は、以下の3つの配信会社から配信されています。下記の
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ご購読ありがとうございました! ご活躍をお祈りしております。
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▼今日の日記▲
今日は暖かったですね! 昼間は暖房がいりませんでした。ちょっと
極端なくらいに温度差がありますね。
これから春に向けて、少しずつ暖かくなっていくのでしょう。
ところで、ナムコの創業者、中村雅哉氏の訃報が流れてきました。あ
の「パックマン」を世に出した方として知られます。
当時私はゲーセン小僧で、パックマンはもちろん、ゼビウス、ギャラ
ガ、などナムコのゲームは大好きでしたねぇ……パックマンは放課後
みんなでゲーセンに集って、クリアパターンを試行錯誤していまし
た。確か、20万点くらいは普通に出せていたと思います。
今思えば、まあ他にすべきことがもっとあったのではないかと思いま
すが、友人との関係を育む社会性促進ということで……(苦笑)
本当に楽しかった日々でした。
私たちの青春時代を彩っていただいた方の訃報に、合掌。安らかにお
眠りください。
●今日のiPod Tune:2017 酉年 トリの歌!
あけましておめでとうございます!
今年は酉年! ということで、トリの歌! 結構続きます。
前回が「青い鳥」でしたので、今日の曲は……
○赤い鳥逃げた by 中森明菜
1985年リリース、12インチシングル。いわゆる「企画盤」のよ
うな感じですね。
直前に出されて大ヒットしていたミ・アモーレのメロディに、違う歌
詞を乗せた異詩曲。というか、もともとこちらの曲を出す予定だった
ようです。
当時、12インチシングルが流行中。多くのアイドルが12インチシ
ングルを出していました。
明菜さんの勢いは当時すさまじく、この曲も12インチシングルなが
らオリコン1位獲得。
華やかなミ・アモーレも、大人のラテンのこちらの曲も、どちらも魅
力的ですね♪
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新製品が人気のようです。それはもちろん……?
▼飲み会に、数部印刷して行こう。グチ大会より、前向きの話を!
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「インド人を右に」とレスするたびに右に動いていくスレ
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1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/30(土) 14:05:17.71
ID:yDRFQxCW0┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓┃ ┃┣
13 年前

















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