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2016年9月15日木曜日

売れたま!特別編Vol.343 2016/09/15 夏休み特別号:マーケティングは「嬉しさ」の体系 9

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 ■_夏休み特別号:マーケティングは「嬉しさ」の体系 9_■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●企業の競争力は「嬉しさ提供力」が決める。「技術競争」ではなく
 「嬉しさ競争」をしよう!


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◆夏休み特別号! マーケティングは「嬉しさ」の体系
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マーケティング理論は

「嬉しさ」(=お客様にとっての価値)

を軸に考えると、すさまじくシンプルかつわかりやすくなります。

ということで、夏休み特別号! テーマは……

マーケティングは「嬉しさ」の体系!

です。

マーケティングとは何か?

基本に立ち返って、本質をえぐっていきましょう。


今日はその9回目、最終回です!!


今回の特集は、「嬉しさ」を軸としてマーケティング理論・戦略理論
をまとめあげようとする、恐らくは世界的にも希少な試みです


今回は、最後に総まとめがありますので、復習は割愛しました。



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◆Sm メッセージ:「嬉しさ」を伝えるメッセージ
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●復習:戦略BASiCS マーケティング戦略を考える5つの要素

経営戦略・マーケティング戦略で考えるべきポイントは以下の5つ。

Battlefield:戦場・競合 →自社商品の代替選択肢
Asset:独自資源     →強みを競合がマネできない理由
Strength:強み     →お客様が競合ではなく自社を選ぶ理由
i
Customer:顧客     →強みを重視する相思相愛になれる人
Selling message:メッセージ→強みの伝え方

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ここまで、BASiCSをを

7回目 B:戦場・競合 「同じ嬉しさ」を巡って争う場
8回目 A:独自資源  「独自の嬉しさ」の提供力

と見てきました。そして

4回目 S:強み 競合との「嬉しさの差」
3回目 C:顧客 「嬉しさ」で顧客を括る

と、既に見てきています。


BASiCSで最後に残っている、極めて重要な要素が「Sm:メッ
セージ」です。



●BASiCSのSm メッセージは「嬉しさ」を伝える

「Sm:メッセージ」は、基本的には

○強み=お客様が競合ではなく自社を選ぶ理由=競合との嬉しさの差
   =独自の嬉しさ

を伝えるものです。

「強み」=「お客様が競合ではなく自社を選ぶ理由」がお客様に伝わ
れば、「お客様に選んでいただける」(=売れる)はずです。

そうならない場合は、

1)戦略の誤り=B:戦場・競合、S:強み、C:顧客の誤り
2)伝え方の誤り=Sm:メッセージの誤り

のどちらか、ということになります。

「戦略」が間違っているのか、「伝え方」が間違っているのか、どち
らなのか、というチェックの意味もこめて、「Sm:メッセージ」が
重要チェックポイントとなっています。


Sm:メッセージは、基本的には、「S:強み」(=競合との嬉しさ
の差=独自の嬉しさ)を伝えるものです。

が、「独自の嬉しさ」を伝える前に、基本となる「嬉しさ」(2回目
の「ベネフィット」)が伝わっていない場合は、基本となる「嬉し
さ」を伝える必要があります。

その意味では、Sm:メッセージは、「嬉しさ」を伝えるもの、と言
えます。



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◆「嬉しさ」の「伝え方」
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Sm:メッセージは「嬉しさ」を伝えるものですが、その「伝え方」
にも色々とあります。メッセージの伝え方だけで、1日のセミナーに
なります(実際やりました)し、1冊の本になりそうです(書くかも
しれません)。


ここでは、基本的な伝え方を見ていきましょう。


●1)プラスの「嬉しさ」vsマイナスの「嬉しさ」

S:メッセージは「嬉しさ」を伝えます。

同じ「嬉しさ」を伝えるにしても、「プラス」の伝え方と、「マイナ
ス」の伝え方があります。


○プラスの嬉しさ=「天国型」
・お客様の課題・悩みが商品・サービスで解決された「後」の姿
・バラ色の「未来」を見せる

○マイナスの嬉しさ=「地獄型」
・お客様の課題・悩みが商品・サービスで解決される「前」の姿
・悲しい「現在」を見せる


「プラスの嬉しさ」と「マイナスの嬉しさ」は、単なる裏返しで、基
本的には同じモノです。「絶対値」は同じ、符号が違うだけです。


全ての商品・サービスは「課題解決」です。バナナを食べる理由が
「調理器具を使わずに、空腹感を手軽に満たせる」という場合も、課
題解決ですね。「調理器具を使わずに、空腹感を手軽に満たしたい」
という「課題」を解決しているわけです。

バナナの場合、

○プラスの嬉しさ:お腹が満たされて満足した姿=解決した後

あるマイナスの嬉しさ:空腹感で辛い姿=解決する前

のどちらに焦点を当てるか、ということです。

同じ課題解決の時間軸が違うだけなので、「絶対値は同じ」です。


プラス・マイナスの両方に焦点を当てると、「Before/After」型にな
ります。

エステの広告なんかがそうですね。お腹がぽこっと膨らんだ姿が、
Beforeの姿、お腹がすっきりした姿がAfterの姿、ですね。


プラスの訴求とマイナスの訴求のどちらが良いかどうかは一概には言
えませんが、「夢を売る商品」は「プラスの嬉しさ」を、「不安除去
商品」は「マイナスの嬉しさ」を訴求することが多いです。

例えば、ディズニーランドは「夢を売る商品」ですので、「ディズニ
ーランドに来ないと、お子さんが泣きますよ」という「マイナスの嬉
しさ」を訴求することはまずありません。

逆に、膝の痛みを取る薬は「不安除去商品」ですので、「あいてて!
膝が痛くて階段が上れない、ということはありませんか?」という、
「マイナスの嬉しさ」を訴求することが多いです。もちろんその後で
「○○○なら、その膝の痛みを軽減します」という「プラス」の嬉し
さも魅せるでしょう。



●2)価値は使い方に現れる:使い方=TPOを伝える

もう1つの主要な「伝え方」が、TPOを伝えることです。

繰り返しますが、価値(=嬉しさ)は使い方に現れます。

ということは、「使い方」「TPO」を訴求すれば、お客様はその
「価値」(=嬉しさ)を理解しやすい、ということでもあります。


先ほどのディズニーランドの「使い方」は、例えば

「お子様の○才の誕生日は、初めてのディズニーランドで。お子様の
 喜ぶ顔が目に浮かびます」

という「使い方」をメッセージにすれば、刺さるかかもしれません。


また、「膝の痛みを取る薬」は、

「お孫さんとのご旅行で、膝のご不安なく楽しめます」

という「使い方」をメッセージにすれば刺さるかもしれません。


この意味で、『1)プラスの「嬉しさ」vsマイナスの「嬉しさ」』
と、「2)使い方=TPOを伝える」は、一緒に使えます。というか
一緒に使うと、よりパワフルになることが多いですね。


このような「使い方」「TPO」がパパパパっとアタマに浮かべば、
お客様の「嬉しさ」を理解している、ということになります。

浮かばないようであれば、「嬉しさ」の理解を深めるため、お客様の
「使い方」「TPO」をお客様に聞いてみると良いですね。



●「嬉しさ」と「売り物」とのリンクを強くしよう

お客様は「商品・サービス」ではなく、「嬉しさ」を買っています。

ですから、伝えるべきは「嬉しさ」「独自の嬉しさ」です。


が……

当然、「売り物」(商品・サービス)とのリンクも必要です。

「嬉しさは伝わったけど、どの商品・サービスか覚えていない、わか
 らない」

ようなメッセージでは、意味がありません。

例えば、TVCMの多くが、「何の商品・サービスか覚えていない」
ようなものになっています。

「商品・サービス」ではなく、「タレント」が主役になってしまった
りすると、

「あ、○○ちゃんが出ているヤツね。覚えてるよ。何の商品のCMだ
 ったか? うーん……知らない」

という状態になってしまいます(というか、多くのCMがそうなって
いますね)。


実際、15秒CMの中で、「嬉しさ」と「商品・サービス」をきちん
と伝え切るのは、極めて難しいです。

多額の広告費があれば物量作戦をとれますが(例えばソフトバンク)
なかなかそうもいかないので、様々な工夫をするわけです。

TVCMでも何でも、その目的は、

・お客様に「嬉しさ」「独自の嬉しさを伝える」
・その「嬉しさ」と「商品・サービス」を強くリンクさせる

ということです。



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◆「嬉しさ」を中核にした戦略BASiCS
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お疲れ様でした! これで、

・マーケティングの基礎理論
・戦略BASiCS

を全てお客様の「嬉しさ」を中核に説明できたことになります。


まずは全体像です。

●マーケティングの基礎理論

1)ベネフィット:お客様は「嬉しさ」を買う
2)セグメンテーション・ターゲット:「嬉しさ」を求める人
3)強み:競合との「嬉しさの差」=「独自の嬉しさ」
4)4P:「嬉しさ」を実現する売り物・売り方・売り場・売り値
5)想い:世の中を「嬉しさ」で満たす


●戦略BASiCS

1)B:戦場・競合 同じ「嬉しさ」を巡って争う場
2)A:独自資源 「独自の嬉しさ」の提供力
3)S:強み 競合との「嬉しさの差」=「独自の嬉しさ」
4)C:顧客 「嬉しさ」を求める人
5)Sm:メッセージ 「嬉しさ」を伝える


全て、「嬉しさ」が中核です。

そしてそのことにより、「マーケティング理論」がそのまま「戦略理
論」に昇華されています。

「マーケティングの基礎理論」と「戦略BASiCS」の関係は、以
下のようになっています。


B:戦場・競合 ← 同じ1)ベネフィット 5)想いを巡って争う
A:独自資源  ← 戦略論として精緻にするために付加
S:強み    ← 3)強み と同じ
C:顧客    ← 2)セグメンテーションと同じ
Sm:メッセージ→ 4)4Pをメッセージが統括し現実化


「マーケティングの基礎理論」を下地に、「競合」を明確化し、「独
自資源」などの「経営戦略」として必要な要素を加えて、戦略論へと
発展させたのがBASiCSです。

ですので、根っこは同じお客様の「嬉しさ」です。

戦略BASiCSが「嬉しさ」を出発点にしている、という出自・
DNAが、BASiCSを独自な戦略論にしています。


拙著で言えば、

「ドリルを売るには穴を売れ」(=新人OL、つぶれかけの会社をま
かされる)が、「図解 実戦マーケティング戦略」のベースになって
いる、ということです。



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◆最後に……企業の競争力は「嬉しさ提供力」
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●「技術競争」ではなく「嬉しさ競争」をしよう!

この特集を始めた理由は、1つは、「嬉しさ」で理論をまとめる、と
いうことを一度きちんとやっておくべきだ、と考えたことです。

もう1つは、仮説として、日本企業の競争力強化のカギは、ここにあ
る、と考えているからです。


技術力では、依然として日本は世界トップレベルにあると思います。

日常生活を見ても、「お財布ケータイ」などを当たり前のように実現
してしまうのはスゴイですよね。

負けているのは、「技術力」ではなく「嬉しさ提供力」ではないでし
ょうか?

技術競争は、モノ相手の競争です。

「嬉しさ」競争は、「人」という「よくわからない何か」を相手にす
るものですので、難しいかもしれません。

だからこそ、「嬉しさ」を中核にした「マーケティング理論」「戦略
理論」が必要なのだと思います。


繰り返しますが、お客様が買うのは「モノ」でも「技術」でもなく、
お客様の「嬉しさ」です。

お客様が競合ではなく自社商品・サービスを買うのは、「モノ」が良
いからではなく「独自の嬉しさ」を提供しているからです。


ですので、「企業の競争力」というのは、「嬉しさ提供競争力」なの
です。

そしてそれが利益に直結するのは、第1回目で既に見てきました。

○売上=客数×客単価
   =嬉しさを感じた人の総数 × 1人1人が感じた嬉しさ
   =自社がお客様に提供した嬉しさの総和

○「利益をあげる力」=「費用1円あたりの嬉しさ提供力」



●「嬉しさ」を最大化することに集中しよう!

「嬉しさ」をひたすら増やせば、「売上」も増やせます(もちろん
「対価」としての「売り値」に反映するなどのことは必要です)。

「嬉しさ」につながらないコストを省き、効率的に「嬉しさ」を増や
せれば「利益」も上がります。

そして「嬉しさ」を増やせれば、それは競合との「嬉しさの差」すな
わち「競合ではなく自社を選ぶ理由」となり、差別化もできます。

そこで得た「利益」を従業員に還元すれば、従業員の「嬉しさ」も増
すでしょう。


つまり、企業努力を「嬉しさ」に集中すれば、売上、利益、差別化、
従業員満足などは「結果」としてついてくるのです。


これは当たり前のようで、全く当たり前ではありません。

「嬉しさの最大化」を阻害する要因は色々とあります。特に社内にあ
ります。

・社内の派閥争い
・お客様の「嬉しさ」につながらない技術開発
・お客様の「嬉しさ」につながらない会議・報告書の作成

など、お客様の「嬉しさ」を増やさないようなことに時間を割いてい
る、ということはいくらでもあるはずです。

それをいかに減らし、「嬉しさの最大化」に集中できるか、が、企業
の「競争力」に直結するのです。


そして……

この考え方が広がれば、

・お客様・世の中の「嬉しさ」が増える
・企業の売上・利益も増える

という素晴らしいことになります。


そんな世界に少しでも近づけるよう、売れたま!はこれからも「嬉し
さ」を軸にしたマーケティング理論、戦略理論を発信し続けます!



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◆全体のまとめ <保存版>
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最後に、全体の総まとめをしておきます。印刷して、ノートに貼って
おくと良いかもしれません。


◆1回目:マーケティングの本質=嬉しさを提供し、対価をいただく

○売上=客数×客単価
   =嬉しさを感じた人の総数 × 1人1人が感じた嬉しさ
   =自社がお客様に提供した嬉しさの総和

1)客数向上:より多くの人に嬉しさを提供する
2)客単価向上:顧客1人当たりにより多くの嬉しさを提供する

○「売上を作る力」=「お客様への嬉しさ提供力」

○利益=提供した「嬉しさ」の総和−「嬉しさ」の提供コスト

○費用1円あたりの提供した「嬉しさ」が大きいほど利益率が高まる

○「利益をあげる力」=「費用1円あたりの嬉しさ提供力」


◆2回目:嬉しさ=価値=ベネフィット=お客様が達成したい目的

○お客様は「モノ」「機能・性能」ではなく「嬉しさ」を買う

○「価値は使い方に現れる」:嬉しさを知るには、使い方を知ろう

○使い方=TPO:使い方をさらに分解するとTPOになる
 T:Time     時間
 P:Place    場所
 O:Occasion 対象物・加工方法

○「新しい価値の提案」=「新しい使い方・TPOの提案」

○「嬉しい瞬間」は1つではなく、無限にある

○BtoCの「嬉しさ」:人間の3大欲求

1)生存欲求 : 生理的なニーズ(身体的快楽)
2)社会欲求 : 他人との関係ニーズ(他人の評価)
3)自己欲求 : 自分自身で完結するニーズ(自己満足)

 3大欲求を満たすほど「嬉しさ」は増す

○BtoBの「嬉しさ」:使い方×QCD改善×PL・BS改善


◆3回目:セグメンテーション 「嬉しさ」で人を括る

○「求める嬉しさ」は人によって違うから分ける。分けることが「セ
 グメンテーション」、分けられた各グループが「セグメント」

○TPO・T:「使い方×人」で考える
 TPO(使い方)・TargetでTPO・T(ティーポット)
 同じ人でもTPOで嬉しさが変わる:朝食と夕食は違うものを食べ
 るし、常夏の国の人でも、旅行用に冬服を買う

○括って広げる3ステップ:「求める嬉しさ」で括れば人が広がる
 ステップ1:顧客像の具体化 → スタバで勉強する高校3年生
 ステップ2:ニーズの普遍化 → 静かな環境で1人で集中したい
 ステップ3:ニーズで人を括る→ スタバで本を書く中年男性

○求める「嬉しさ」がセグメンテーションの切り口
 セグメンテーション特集 http://uretama.com/?page_id=510


◆4回目:強みは競合との「嬉しさの差」

○強み=お客様が競合ではなく自社を選ぶ理由=競合との嬉しさの差
 正確には、「価格1円あたりの嬉しさの差」

○「ベネフィット」と「強み」の違い
 ベネフィット=自社商品・サービスがお客様に提供する「嬉しさ」
 強み=自社商品・サービスと競合との「嬉しさの差」
 自社の強み=自社のベネフィット−競合のベネフィット

○「強み」は「使い方」(=TPO)によって変わる

○「事実」としての「差」と、「意味」としての「差」

 事実としての差:主語は「モノ」 モノ、機能・性能の差
 意味としての差:主語は「顧客」 ある使い方における嬉しさの差

 ○事実としての差:デジカメの画素数が2倍
 ○意味としての差:大型の印刷物がキレイに印刷できる
 ○意味としての差:遠くのものをキレイに拡大できる

○嬉しさ競争:「製品差別化」ではなく「嬉しさの差別化」を!


◆5回目:「嬉しさ」を現実化する4P

○「嬉しさ」を現実化する4P:売り物・売り方・売り場・売り値
・売り物=Product 商品・サービス
・売り方=Promotion 広告・販促
・売り場=Place   販路・チャネル
・売り値=Price   価格

○「売り方」:お客様にメッセージとして「嬉しさ」を伝える
 「売り方」では、「嬉しさ」「強み」を伝える

○「売り場」:お客様に「嬉しさ」を届ける

○「売り値」:お客様が払う「嬉しさ」の「対価」

○「売り物」:お客様が使って「嬉しさ」を実現する
 「売り物」が「強み」を実現する


◆6回目:「想い」を中核にした「一貫性」と「具体性」

○「想い」:どんな「嬉しさ」に満ちた世界を作りたいのか?
 ベネフィット=個別具体的なお客様の、個別具体的な嬉しさ
 「想い」=世の中全体の「嬉しさ」

○「良い」マーケティングの2つの要素:「一貫性」と「具体性」
 1)一貫性:各要素は全体としてつながっているか、
 2)具体性:各要素の描写は具体的で例示があるか


◆7回目:戦略BASiCS B:戦場・競合

○BASiCSのB 戦場・競合は、「同じ嬉しさ」を巡って争う場
 嬉しさ=価値=ベネフィット=使い方=TPO=戦場の「括り」

○競合するかしないかは、「モノ」「業種業態」ではなく「嬉しさ」
 ・速く移動したいとき、「飛行機」と「新幹線」は競合する

○「戦場」=「お客様のアタマに浮かぶ選択肢の括り」
     =「その商品・サービスの使い方・TPO」=価値

○「競合」=「その使い方(TPO)のときの、代替選択肢」
     =「その価値を巡って争う相手」


◆8回目:戦略BASiCS A:独自資源

○BASiCSのA 独自資源は、「独自の嬉しさ」の提供力
 「嬉しさの差」(=強み)を生み出さない独自資源は無意味


◆9回目:戦略BASiCS Sm:メッセージ

○BASiCSのSm:メッセージは「嬉しさ」を伝える

○プラスの「嬉しさ」vsマイナスの「嬉しさ」のどちらを伝えるか

○価値は使い方に現れる:使い方=TPOを伝える


◆総まとめ:企業の競争力=「嬉しさ」提供力

○「技術競争」ではなく「嬉しさ競争」をしよう!



★今日の「アタマに問いかけるべき適切な質問」

あなたは、お客様の「嬉しさ」を最大化する、「嬉しさ競争」をして
いますか?


ぜひお考えになってみてください!


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◆今日のまとめ
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●企業の競争力は「嬉しさ提供力」が決める。「技術競争」ではなく
 「嬉しさ競争」をしよう!


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◆売れたま!を解除するには
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売れたま!は、以下の3つの配信会社から配信されています。下記の
ページの中段、青色の部分からご自身にて解除下さい

http://sandt.co.jp/uretama.htm

ご購読ありがとうございました! ご活躍をお祈りしております。


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▼今日の日記▲

今日は、日帰りで松山出張。BASiCSの講演会です。

この売れたま!の多くの部分も、空港や機内で書かれました。

で……ANAの機内で、たまたま電源がついている席に座れました。
国際線の機材のビジネスクラスの席だと思います。

最近ノートパソコンのバッテリーの持ちが極端に悪くなったので、電
源がついているとありがたく、早速コンセントにアダプターを差し込
むと……あれ? 電源が来ない?

しょうがないので、モニタを暗くして省電力モードにしました。

まあ国際線の機材だとよくある話か……と思って、飲み物が出された
ときに一応CAさんに言ってみると、すぐに、コンセントを色々刺し
たりやってみて……

ついた!!

となりました。コンセントの接触が悪かったようで、ある角度で差し
込むと電源が来ました。

お陰様で、明るいモニタで売れたま!が書けました。

国際線でも電源がついている席はありますが、そもそも壊れているの
が普通というか、期待できない、というか……

このあたり、日本のキャリアさんのサービスは素晴らしいですよね。

あ、もちろん講演も頑張りましたよ!



●今日のiPod Tune:9月に似合う歌! 2016

さあ、ついに9月。まだ残暑は厳しいですが、確実に季節は移ろいつ
つあります。

9月に似合う歌、大特集! 今日の歌は……


○風立ちぬ by 松田聖子


1981年の秋の曲。もちろんオリコン1位獲得。

松田聖子さんと大瀧詠一さんの組み合わせは、聖子さんの新境地を開
きました。かなり難しい曲だと思いますが、自分のモノにされて、
「アイドル」から「歌手」へとステップアップした曲ではないかと思
います。

哀しい歌詞ですが、華やかなアレンジはそれを「絶望」にせず、前向
きな気持ちに。

美しいメロディと華麗なアレンジと、伸びのあるボーカルがかみ合っ
た名曲♪



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●売れたま!まとめ記事 http://uretama.com

マーケティングコンサルティング・研修・セミナーは
ストラテジー&タクティクス株式会社へ
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Copyright 2003-2016 Yoshinori Sato


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◆売れたま! お勧めまとめ記事
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売れたま!のまとめサイトはこちらです↓ まだベータ版です。

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●「達人マーケターへの道」

本1冊分の長さ! 独断と偏見に満ちたマーケターの成長プロセス

こんな記事は、ここにしかないと思います。

http://uretama.com/?page_id=464



●「高校生にもBASiCSを」

初めてBASiCSを学びたい、という方にお勧め。高校生のお子さ
んにもどうぞ。

http://uretama.com/?page_id=293


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経営のすべてを顧客視点で貫く<社長の最強武器>戦略BASiCS
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http://sandt.co.jp/basicsbook.htm

●「経営戦略立案シナリオ」 佐藤義典 著 かんき出版
経営戦略のガイドブック:経営者は必読!
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●「売れる数字 〜組織を動かすマーケティング〜」 
 佐藤義典著 朝日新聞出版
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──────< 物語でわかるマーケティング >────────

●「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」 佐藤義典著
 マーケティング入門:読みやすい小説
http://ow.ly/qBY9o

●「新人OL、社長になって会社を立て直す」 佐藤義典著
 上の本の続編。主人公が社長になり、戦略構築から実行プロセスま
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●「白いネコは何をくれた?」 佐藤義典著 フォレスト出版
 物語形式でわかりやすいマーケティング戦略と人生戦略
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─────< マーケティング戦略のベストセラー >──────

●「図解 実戦マーケティング戦略」 佐藤義典 著
 マーケティング戦略入門:戦略はここから
 日本能率協会マネジメントセンター
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●「事例でわかる 実戦BtoBマーケティング」 佐藤義典著
 BtoBマーケティング戦略の標準テキスト
 日本能率協会マネジメントセンター
http://ow.ly/7Wvdq

●「マーケティング戦略実行チェック99」 佐藤義典 著
 マーケティング戦略実践:実行のためのチェックリスト
 日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/check.htm

●「ことわざで鍛えるマーケティング脳」 佐藤義典著 毎コミ新書
 ことわざだからわかりやすい、伝えやすい、マーケティング戦略
http://www.sandt.co.jp/kotowaza.htm

────────< マーケティングの思考法 >────────

●「実戦マーケティング思考」 佐藤義典著
 日本能率協会マネジメントセンター
 右脳と左脳をフル活用、売れる思考・発想ができるようになる!
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