アフィリエイト活動に役立つ優良ツールとマニュアルです。詳細説明

2009年7月13日月曜日

売れたま!BBC編Vol.010 2009/07/13 BtoCの差別化提案

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■売れたマーケティング、バカ売れトレーニング:売れたま!■ 
 〜MBAの中小企業診断士がそっと教えるパワフルレッスン〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━BBC編Vol.010 2009/07/13
購読者:19,252 (まぐまぐ:14,650 メルマ!:584 めろんぱん:4,018)

 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 ■■■■■■■___BtoCの差別化提案___■■■■■■■
 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●中間のBに、BtoCの差別化提案をしよう!


┃売れたま!は、実戦マーケティング戦略の副教材です。売れたま!
┃単独でもお役に立てますし、本と併用されれば効果倍増!

┃図解 実戦マーケティング戦略 → http://tinyurl.com/a6ul5

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆オープンテーブルのITシステム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●飲食店に「顧客の好みを把握する」ITシステムを提供

飲食店がお客様の好みや来店履歴などを把握して、お客様にあったサ
ービスを提供できれば、固定客がつきます。

ただ、それを全社員でやるのは結構大変。そこで、こんな仕組みが…


-----------------------< 記事要約 >-----------------------

○オープンテーブル(東京・港)は、中・高価格の飲食店を対象に予
 約・顧客管理システムを提供。日本で2007年にサービスを始め
 現在は約250店まで拡大。98年設立の米国の親会社が始めたサ
 ービスで、米国では06年末には6千店の導入実績利用がある。


○同社のシステムを導入する飲食店では、電話で予約を受け付けた際
 に専用のパソコン端末に氏名、人数に加え、接待用か私用か、好み
 の料理など店にとって重要と思う項目について聞き出して入力。情
 報は印刷して接客係で共有。商談客に対しては似たような業種の客
 の席が近寄らないよう席を案内するなど、細かな配慮ができる。


○2度目の予約時は、顧客の好みを把握しているので、好みのグラス
 ワインなどを来店時に無料サービスもできる。来店客を驚かせ、固
 定ファンづくりにつなげる。


○従来、中・高級の飲食店ではこうした予約管理を紙台帳などで管理
 していたが、紙では来店履歴を調べるのが難しい。結果、顧客の好
 みにあったサービスは顔なじみの上顧客にしかできなかった。オー
 プンテーブルの仕組みは電子化されていおり、紙台帳のような煩雑
 さがない。


○システムの導入費用は18万8千円。さらに機器の貸出料とソフト
 ウエアの保守料、アドバイス料などを含んだ月額料金として3万円
 かかる。


2009/03/11, 日経MJ(流通新聞), 15ページ

-----------------------< 記事要約 >-----------------------

確かに、飲食店がこのようなITシステムで固定客を増やせれば、費
用対効果の高い投資ですね。アメリカでも日本でも導入店が増えたの
も納得です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆復習:BtoBtoCマーケティング
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●BtoBtoCマーケティングとは

BtoBtoC編もかなり定期的に出るようになってきました。今年
の私のメインテーマの1つです。

おさらいしておきましょう。

法人向けに売るのがBtoB
個人向けに売るのがBtoC、

というのはよく使われますね。

BtoBtoC、というのは、

B  B  C
企業→企業→個人 

というプロセスです。最終的には個人顧客がエンドユーザーなのです
が、その前に、エンドユーザーに売る企業を通して販売する、という
ビジネスの流れです。


BtoBtoCももう10回目。大分自分でも見えてきた感じがしま
す。

●オープンテーブルのシステム


オープンテーブルは、ITシステムを飲食店に販売し、そのシステム
を使うと飲食店の固定客が増える、という流れですね。


B     to      B  to   C

オープンシステム  →  飲食店  →  来店者


となっています。

これは、典型的なBtoBtoCの流れです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆BtoCのマーケティングを手伝うのは最強のBtoB営業
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●中間のBのニーズは「売れる」こと

BtoBtoCの流れの中で、中間のBの大きなニーズは、ずばり

「売れること」

です。

中間のBが「売れる」といった場合の顧客は、BtoCの最後のエン
ドユーザーですね。この場合では、飲食店に来店する方々です。


「最後のCに売れる方法や仕組み」 を 中間のBに提供できれば、
中間のBは飛びつくはずです。なぜって中間のBは「売りたい」から
です。


BtoBのマーケティング本というのは実はあまりないのですが、
BtoBのマーケティングや営業ノウハウの中で、一番見逃しなのが
ここです。


実は、最強のBtoBマーケティング、最強のBtoB営業、という
のは、


相手のB(中間のB)が売れる・儲かることを手伝う


ということなんです。もし、BtoBマーケティングの極意があると
すればこれだと思います。

すると、皮肉なことに最強のBtoBマーケティングとは、BtoC
マーケティングを手伝うこと、なんですね。

ですからBtoBマーケティングはBtoCマーケティングを知らな
いとできないんです。

「こうすればBtoCで売れますよ」と中間のBに言えば、中間のB
が興味を示さないはずはないですよね?

だから、BtoBマーケティングとBtoCマーケティングが両方で
きる人材は貴重なんです。実際両方できる人は私の知る限り、極めて
少数です。


ええっと……「またアンタは自分は両方できると言いたいんだろ」と
思ったアナタ、鋭い! その通りです(笑)。

●BtoCマーケティングを手伝うオープンテーブル

このオープンテーブルのシステムの本質は、

「飲食店のマーケティングを手伝うこと」

です。


「このシステムを使えば、アナタのお店の固定客が増えますよ」

というのがこのシステムで、まさに飲食店のマーケティングを手伝っ
ているわけです。だからこそ、導入実績が出ているわけですね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆BtoCの差別化戦略を提案
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●復習:3つの差別化軸

一見無限にあるように見える差別化戦略も、大きく分けると3つにな
ります。

1)手軽軸:早い、安い、便利
2)商品軸:商品・サービスが良い
3)密着軸:個別具体的ニーズに応える


オープンテーブルのシステムはというと……?

●密着軸の差別化戦略を助けるシステム

オープンテーブルのシステムの特徴は、

・飲食店がお客様の好みを把握し
・その好みにあった接客・提案を飲食店ができる

ようになることを可能にすること、ですよね。


これは……そう、「密着軸」なんです。


オープンテーブルシステムの本質をさらに突っ込んでいくと、

「飲食店の密着軸での差別化を可能にするシステム」

なんですね。

いわば「密着軸の仕組み」を売っているわけです。

飲食店さんに「こうすれば密着マーケティングができますよね?」と
いう、差別化のやり方を教えているとも言えます。

まさに飲食店のマーケティングを手伝うシステムであることがわかり
ます。

●ノウハウのカタマリとしてのITシステム

単なる顧客管理ソフトだったら、それほど売れないかもしれません。
ちょっとITに詳しい方だったら、MS−Accessなどでもカン
タンにできます。

オープンテーブルが売っているのは、ITシステムではなく、密着軸
のノウハウ、なんですね。ITシステム自体に密着軸の差別化方法が
組み込まれた、「密着軸の仕組み」なんです。


中間のBが差別化できる、という「BtoCマーケティング」を手伝
っているわけですから、それはまさに最強のBtoBマーケティング
ですね。

これで、導入店の固定客が増えたり、売上が上がれば、それを実績と
して、さらに営業がやりやすくなりますね。恐らく米国ではそのよう
に営業したのだと思います。


ちなみに、「密着軸」をシステムに選んだのも出色です。手軽軸や商
品軸のITシステムは恐らく非常に作りにくいと思います。手軽軸で
すと、ITよりは「早く安くできる工場」(飲食店の場合はセントラ
ルキッチンなど)に投資するでしょう。商品軸ですと、高級な素材の
調達などに投資するでしょう。ITシステムが一番相性がいいのが、
顧客応対で差別化する密着軸なんですね。

●BtoCの差別化を助けるBtoB


最後にまとめましょう。BtoBtoCの流れの中で、オープンテー
ブルのシステムは、

B     to      B  to   C
オープンテーブル  →  飲食店  →  来店者
                  ↑
             このマーケティングを手伝う
             (密着軸の差別化の仕組み)

という、BtoCのマーケティングを手伝うものなんです。


中間のBのニーズは「売る」こと、そしてそれをお手伝いする商品な
のですから、中間のBのニーズに直接に応えています。

非常に優れた仕組みだと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆まとめ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●最強のBtoBマーケティングは、中間のBのマーケティングや営
 業を手伝うこと。中間のBの差別化を助けよう!


◆◆◆◆◆◆◆◆ お奨めメルマガ紹介コーナー! ◆◆◆◆◆◆◆

--------------------------------------------------------------

購読者千人以上のビジネス系メルマガの発行者さん、1万人メルマガ
売れたま!との相互紹介をしてみませんか?

 ●詳細は、http://www.mpara.com/sougo.htmをお読みください●

お読みいただいていないと思われるメールには御返事できないこと、
ご了承いただければ幸いです。発行前のメルマガのご紹介は原則とし
て行っておりません。ご了承下さい。

アフィリエイト、e-bookの宣伝などは全てお断りしております。返事
をする時間すら惜しいので、恐縮ですが無視させていただきます。

また、「ビジネス系メルマガ」に限らせていただいています。


**************************************************************
▼今日の日記▲

今、大阪にいます。今週は珍しく出張続きです

大阪の方には残念なニュースが……そう、阪神タイガース、対巨人3
連戦で2敗1分となり、自力Vの可能性が(現時点では)消滅。去年
の今頃は阪神は独走状態だったのですが……オールスター前にこうな
るとは、ちょっと予想外でした。

阪神のここまでの成績を見ると

対巨人    1勝 6敗2分
対巨人以外 19勝22敗

と、圧倒的に巨人に負け越してるんですよね……昨年末のイヤな思い
を引きずっているのでしょうか。

巨人は次は2位ヤクルトとの連戦のあと、再び阪神との3連戦。阪神
も必死で勝負をかけてくるでしょうかから、兜の緒をしめたいところ
です。


●今日のiPod Tune:Michael Jackson追悼特集

早死にする天才は少なくありませんが、衝撃的な死……80s最大の
スターの死を悼んで、Michael Jackson特集!


今日の1曲は、


I Just Can't Stop Loving You


これもアルバム、BADからのシングルカット。1987年、全米1
位を取っています。当時この曲を初めて聴いたときは鳥肌がたったの
を覚えています。

マイケルには珍しいバラード曲。マイケルの独白とも取れるウィスパ
ー(ささやき)から始まる、美しいピアノバラードのデュエット曲。

私はこの曲が彼の曲の中では一番好きですね。こういう甘い歌い方が
似合う男性ボーカルってあまりいないものですが、彼のは本当にカッ
コいいです。当時、ベストバラードテープみたいのを作っていました
が、その最初に入れていたのがこの曲でした……

Youtubeにこの曲の日本公演時のライブがアップされています。これ
をナマで見られた人は幸せですね。そして今Youtubeで再びこれを見
られるのも幸せです。

**************************************************************
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓<免責事項等>〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●紹介した会社の各商標は各会社の登録商標です。紹介した会社・商
 品等は、例であり、戦略や商品の良し悪しの評価ではありません。
●無断転載は禁じますが企画や会議のネタにぜひどうぞ。全文転送な
 ら構いませんので、部下・上司・同僚など周囲の方にもお勧めを!
●メルマガの内容の実行は、読者さんの責任でお願いします。
●自社の売上向上のために使うのは歓迎ですが、このメルマガの内容
 の販売・コンサルティングへの利用で利益を得る行為は禁じます。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓<発行者情報>〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●発行者:佐藤義典   ●発行頻度:月・木の週2回目標
●感想、質問、実行の結果などは para@Lpara.com へぜひどうぞ!
http://www.mpara.com(マーケティングパラダイス)
 マーケティングパラダイスはエルパラ(www.Lpara.com)傘下サイト
●購読の登録・解除はまぐまぐ、メルマ!、Macky! の各サイトか、
 http://www.mpara.com/mag.htm (マーケティングパラダイス)で
●バックナンバー抜粋 http://www.mpara.com/backno.htm

マーケティングコンサルティング・研修・セミナーは
ストラテジー&タクティクス株式会社へ
http://www.sandt.co.jp/index.htm

Copyright 2003-2007 Yoshinori Sato

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆売れたま!提携メルマガ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下は、売れたま!独自の基準で厳選している提携メルマガです。

●あなたは一国一城の主!小さな会社を成功させる方法
http://www.mag2.com/m/0000111010.html

お奨め書 「売りこむな!期待をくすぐれ!!」
http://tinyurl.com/4vyk4

●行列のできるお店のためのマーケティング戦略
http://www.mag2.com/m/0000122871.html

●エンジニアがビジネス書を斬る!
http://www.mag2.com/m/0000132223.html

●後悔しないための読書【ビジネス書の本格的書評】
http://www.mag2.com/m/0000125885.html

--------------------------------------------------------------

ご参加希望のメルマガ発行者はpara@Lpara.comまでメールをどうぞ。
提携メルマガオーナーに声をかけます。提携基準は厳しいので、提携
できるとは限らないこと、あらかじめご了承ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆売れたま!発行者 佐藤義典 の本 : 合わせて読めば最強!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●最新刊 「実戦マーケティング思考」 佐藤義典著
 日本能率協会マネジメントセンター
 右脳と左脳をフル活用、売れる思考・発想ができるようになる!
http://www.sandt.co.jp/shiko.htm


-------------------< 経営戦略の最高峰 >-------------------

●「経営戦略立案シナリオ」 佐藤義典 著 かんき出版
経営戦略のガイドブック:経営者は必読!
http://www.sandt.co.jp/scenario.htm

-----------< マーケティング戦略のベストセラー >-----------

●「図解 実戦マーケティング戦略」 佐藤義典 著
 マーケティング戦略入門:戦略はここから
 日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/jissen.htm

●「マーケティング戦略実行チェック99」 佐藤義典 著
 マーケティング戦略実践:実行のためのチェックリスト
 日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/check.htm

-----------------< 超わかりやすい入門書 >-----------------

●「白いネコは何をくれた?」 佐藤義典著 フォレスト出版
 物語形式でわかりやすいマーケティング戦略と人生戦略
http://www.sandt.co.jp/shiroineko.htm

●「ドリルを売るには穴を売れ」 佐藤義典著 青春出版社
 マーケティング入門:読みやすい小説
http://www.sandt.co.jp/drill.htm

●「ことわざで鍛えるマーケティング脳」 佐藤義典著 毎コミ新書
 ことわざだからわかりやすい、伝えやすい、マーケティング戦略
http://www.sandt.co.jp/kotowaza.htm


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆次号予告:年8回以上の来店者は?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●カネボウ化粧品のトワニーが年8回以上の来店者をある呼び名で呼
んで特別な施策を講じています。この意味は……


▼飲み会に、数部印刷して行こう。グチ大会より、前向きの話を!

▼彼氏・彼女との、知的な話題づくりに!

▼ご無沙汰していたあの人との会話のきっかけに、転送しよう!

▼お客様訪問の際のおみやげに、プリントアウトして渡そう!


売れたま!があなたのお仕事に少しでも役立ちますように……

〓〓次号の売れたま!でお会いできるのを楽しみにしています!〓〓
◎売れたマーケティング バカ売れトレーニング:売れたま
のバックナンバー・配信停止はこちら
http://archive.mag2.com/0000111700/index.html
このメールに返信すれば、発行者さんへ感想を送れます

0 件のコメント:

コメントを投稿