掃除機の吸引力は、W数で表されますが、紙パック式の掃除機は600W、サイクロン式では450Wと記載されていたりします。一見すると、紙パック式のほうが吸引力があるように見えます。でも、これは、紙パックが空の状態での数値。実際の使用では、紙パックにゴミが貯まるにつれて、吸引力は相当落ちてしまいます。 サイクロン式の掃除機は、遠心力でゴミと空気を分離し、ダストボックスにゴミだけを貯めていきます。ゴミと空気が分離されるので、吸引力は最後まで落ちません。450Wと表記されていれば、常に450Wの吸引力があるわけです。 【掃除機の機能差】 一口にサイクロン式の掃除機といっても、1万円から10万円まで、価格差は相当あります。これは搭載されている機能の差によるものです。 サイクロン式の掃除機でも、フィルターにゴミがつまってくると吸引力が落ちてくるので、フィルターを水洗いするなど、定期的な掃除が必要になります。このフィルターを振動で自動クリーニングするのが、日立やパナソニック、シャープなどです。また、三菱の『風神』のように、サイクロンの方法に工夫を加えることで、フィルター自体を無くしたものもあります。 サイクロン式はメンテナンスが難しいし、面倒と感じる年配の方などは、やっぱり紙パック式のほうがいいでしょうね。紙パック式はゴミが貯まれば捨てるだけですから、ランニングコストは掛かりますが、お手入れは簡単です。 ただ、紙パック式の場合は、常にゴミがたまっているので、熱風が出ると、どうしても臭いが出やすいです。紙パックにも色々種類があるのですが、臭いやハウスダストが外に出にくいものを選んだほうがいいです。一層式より二層式のほうが臭いは出にくいですし、ダニや花粉をしっかりキャッチしてくれるかは紙パックの性能にもよります。 最近の掃除機のトレンドとしては、東芝の「ピコイオン」、パナソニックの「ナノイー」、シャープの「プラズマクラスター」のように、イオンを出して空気をキレイにする機能が上げられます。 また、パナソニックや東芝の掃除機は、ゴミセンサーがあるのも特徴ですね。掃除をしている場所で、ゴミが残っているとセンサーが赤くなります。ゴミが無くなると緑になるので、ハウスダストを徹底的に吸引できる仕様になっています。 【掃除機選びのポイント】 具体的な機種選びの前に、掃除する部屋が、フローリングが多いのか、絨毯、カーペット、畳なのかを確認したほうがいいでしょう。それによって、ブラシの部分は、モーターブラシか、吸い込む風で回るタービンタイプがいいのか区別がつきます。毛先の長い絨毯や編み目の細かい畳などは、モーターブラシでゴミをかき出したほうがいいです。吸い込んだ空気で回るタービンは、どちらかといえばフローリング向きです。 また、戸建ての方は、1Fから2Fに持ち運べる軽量な掃除機をお求めになる方がいますね。あとは音を気にされる方も多いですね。そういう方は運転音を調べると目安になります。 最後の大切なチェックポイントは、クリップ(持ち手)の部分です。前後に動かしたり、左右にひねったり、ヘッドの回転のしやすさなどは、実際に触ってみないと分からないので、ぜひとも店頭でご体験ください | | シャープ 『EC-PX120』 オープン価格 (実勢価格約7万円) 商品購入はこちら パナソニック 『MC-SS300GX』 オープン価格 (実勢価格約6万8000円) 商品購入はこちら 東芝 『TORNEO VC-CG510X』 オープン価格 (実勢価格約6万5000円) 商品購入はこちら 三菱 『風神 TC-ZK20S』 オープン価格 (実勢価格約4万5000円) 商品購入はこちら スティック型 サイクロン掃除機 エレクトロラックス (スウェーデン) 『ergorapido (エルゴラピード)ZB2903』 1万9800円 商品購入はこちら |
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