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2009年9月28日月曜日

売れたま!戦略編Vol.119 2009/09/28 戦略指標8:プロ野球の戦略指標 2

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━戦略編Vol.119 2009/09/28
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 ■■■■__戦略指標8:プロ野球の戦略指標 2__■■■■■
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日本人がより戦略的に幸せに生きる一助になれるようこれからも頑張
ってまいります。

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◆プロ野球の戦略指標 その2
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●前回の復習


巨人のV3を祝して(はともかくとして)、私たちに身近な(ですよ
ね?)プロ野球を通して、戦略指標を考える、ということを前回から
やっています。

前回は、現在チーム力を表す指標としてよく使われている

・チーム打率
・チーム防御率

の問題点を考えてきました。

問題は2つあります。

1つめは、打率と防御率がそれぞれ「安打」「失点(自責点)」を表
す指標であり、レベルが合わないことです。

2つめは、打率と勝率の相関が薄いことです。

この問題を解決するためには、

得失点率=得点/失点

という指標を使うとよさそうだ、というところまで来ました。

ファンの方からも、「率にする、というのは盲点だった」という反応
をいただいているので、意外に考える余地はありそうだ、っというこ
とでしょうね。

●補足:対戦チーム別の得失点率と勝率

得失点率をチーム別に見たらどうなるの? というコメントをいただ
きましたので、「そりゃそうだ」と思い、やってみました。

例は……もちろん巨人です。他チームのファンの方は、簡単にできる
のでやってみてください。

    勝率  得失点率
対中日 714 1.30
対ヤク 810 1.67
対阪神 500 0.97
対広島 684 1.17
対横浜 783 1.84


得失点率=得点/失点

です。勝率も得失点率も、「巨人から見て」です。

大まかに見ると、得失点率と勝率がおおよそ相関していそうです。

唯一勝ち越せなかった阪神に対しては、得点より失点の方が多い(失
点率が1以下)ですね。巨人ファンとしては「勝ち越せなかった」と
いうよりむしろ「負け越さなくて良かった」というところです。

ヤクルトと横浜について見ると、巨人はヤクルトに対してより相性が
良いことがわかります。横浜に対しての方が得失点率が良いのに、対
ヤクルトの方が勝率が高いからです。

さて、今回は、選手の評価指標について考えていきます。

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◆選手の評価指標は?
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●選手の評価指標には何を使えばいいのか?


現在の選手の評価指標は、一般的には、

打者の評価指標

・打率
・打点
・ホームラン

投手の評価指標

・勝敗数
・防御率
・勝率

ですね。

打者のタイトルは
・首位打者(打率)
・ホームラン王(ホームラン)
・打点王(打点)

投手(先発投手)のタイトルは
・最多勝利
・最優秀防御率
・最高勝率

あたりでしょうか。

この評価指標も疑ってかかる必要があります。

まず、「打点」は、勝率にはつながりますね。チームの得点が増えま
すから。しかし、1番バッターは不利です。毎試合必ず塁上に走者が
いない状態で始まります。また、前のバッターの好不調にも左右され
てしまいます。

「打点」は、選手にとっては「結果」であって、「目標」するには違
和感を覚えます。

「打率」は、先ほどの検証通り、チームの勝率との相関があまり高く
なさそうです。

「ホームラン」は、華」の要素が大きいですね。

●ホームランを打っても勝てない

前回同様、チームのホームラン数と勝率の相関を比べてみると、

122 (数字は小数点以下)

という数字になりました。

今回もベースとなる数字は、

・2005〜8の4年間と、2009年9月23日までのセ・リーグ
 の数字

です。

チームの勝率との相関は、

・チーム打率:406
・チーム防御率:826
・得失点率:918
・チーム総ホームラン数:122    (数字は小数点以下です)

(相関とは、大まかに言えば、どれだけ関連が強いか、ということで
 す。最大で1000 (100%)で、その場合は比例関係にある
 ということですね)

と、他の数字と比べて、勝率に対する相関がかなり低い、ということ
がわかります。

正直なところ、この数字を見て、ガクッと来ました。ホームランを打
ったからと言ってそう勝てるわけでもない、と。巨人の200発打線
とかって言われたアレは一体……

もちろん得点は増えるでしょうが、犠打で取った1点もホームランで
取った1点も同じ、ということですね。

もちろん、ホームランは「得点」には貢献しますよ。当たり前ですが。


得点数との相関を見ると、

・チーム打率 688
・チーム総ホームラン数:584

と、得点に関しても、ホームランよりは打率の方が相関が高いことが
わかります。

打率もホームラン数も多ければ得点力が高い、というのは当たり前で
すが、2つ同時に追うのは、指標として面倒です。


ちなみに、現在のセ・リーグではホームラン数と得点力はほぼ相関す
るのですが、それはホームランが多いチームは打率も高いためです。

パ・リーグでは、1位の日本ハム、3位の楽天ともにホームラン数は
少なく、4位の西武ライオンズがホームラン数リーグトップです。

      ホームラン  打率  防御率
1 日ハム 102本  278  365
2 ソフト 124本  264  375
3 楽天   97本  267  400
4 西武  153本  261  387
5 ロッテ 132本  255  421
6 オリ  117本  273  464

(9月27日現在、打率・防御率は小数点以下)

http://baseball.yahoo.co.jp/npb/standings/pl.html

念のため、ホームラン、打率は高い方(多い方)が良く(得点が多く
なる)、防御率は低い方が良い(失点が少なくなる)という意味を持
ちます。

全体として、ホームラン、打率よりは防御率の方が順位通りになって
います。防御率は「失点」という、勝利に関係する数字に近いと言え
るのは前回指摘した通りです。

楽天と西武では、数字としては西武の方が良さそうなのに、順位は楽
天が上、という事実もホームラン数や打率という指標を使う妥当性に
疑問を抱かせます。

投手のタイトル、

・最多勝利
・最優秀防御率
・最高勝率

にいたっては、3つとも、勝っている、失点が少ない、という「結
果」そのものであって、その結果を達成するところの数字、という戦
略指標のような評価にはなりえません。

特に、最多勝利、最高勝率は、投手が打たれても打者が頑張って点を
取れば勝てますから、投手の「運」だったり「打者との相性」(よく
「投げるリズムが良いので打者が打ちやすい」という解説者のコメン
トがありますね。この妥当性は一度検証してみたいものですが)を計
測はできても、投手として「打者を抑える力」とは限りません。


結論は、「現在の選手の評価指標も疑ってかかった方が良さそう」と
いうことです。特に、打者の指標(打率、ホームラン)のチーム貢献
度(勝率との相関)は問題がありそうです。

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◆「マネーボール」
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●メジャーリーグの指標を変えた、マネーボール

そのようなことに気付く優秀な方は当然いるわけで、その一人が

ビリー・ビーン氏

です。そう、野球ファンならご存じの名著「マネーボール」*で取り
あげられた、オークランド・アスレチックスのGMです。


*ランダムハウス講談社 マイケル・ルイス著 1600円


この本で、日本でも「セイバーメトリクス」と呼ばれる、野球を統計
的・科学的に考えようという考えが広まりました。私も読みましたが
非常に面白い本です。


この考えは、要するに「得点の構成要素とはなんだ」という本質論の
もと、選手の年俸、采配などを最適化する、ということです。

例えば、四球もシングルヒットも、1塁に出る、という意味では全く
同じです。ですから、打率ではなく、それに四死球などによる出塁を
含めた「出塁率」で評価しよう、などですね。当たり前といえば当た
り前です。

米国メジャーリーグではこのような指標はもう一般的で、

http://tinyurl.com/avfdn

を見ると、

OBP(On Base Percentage)=出塁率
SLG(Slugging Percentage)=長打率
OPS=OBP+SLG

などの数字が普通に載っています。

このOPS(出塁率+長打率)が打者にとって一番重要な指標だと言
われています。


日本では打率が重要なので、イチロー選手の打率はすごいと言われ、
実際すごいのですが、メジャーでは出塁率が重要と言われます。

今日現在、イチローは打率はリーグ2位ですが、OBP(出塁率)は
25位となり、OPSでは松井秀喜選手を下回ります。

このあたりが、イチローへの批判(チームバッティングをしないとい
うことが言われるそうです)が出てくる理由なのでしょう(その批判
が当たっているかどうかの議論をここでするつもりはありません。イ
チロー選手のすごさは誰もが認めるところです)。


とにかく、米国MLBと日本NPBでは見ている指標が違うわけです
ね。

個人的には、OPSは、出塁率+長打率、という本来足してはいけな
い数字を(便宜上とは言え)足しているので、非常に違和感を感じる
指標です。モレもダブりもあるので、数字としての厳密性を欠くため
あくまでも「便宜上」の数字だと思います。打率とホームランで見る
よりはまだいいですが、メジャーがOPSを使っているからと言って
日本でそのまま取り入れる理由にはなりません。

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◆私が考える選手の評価指標
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●では、どのような評価が適切なのか?

さて、では結論に入っていきましょう。

選手の評価として、何が一番重要なのか、考えてみましょう。

このような場合、本質に戻るべきです。

野球の勝利の本質は

得点数>失点数

ですね。

では、得点とはどういうことかというと、

「ランナーが1塁→2塁→3塁→本塁へと進むこと」

です。

であれば、それを指標にして使えばいいのです。

1塁に出れば、それがヒットであれ振り逃げであれ、得点に近づきま
す。そして盗塁して2塁に行けば、また得点に近づきます。

走者が3塁にいるとき、犠打でもヒットでも走者を帰せば、それで得
点になります。

●「全進塁数/打数」を指標にしよう

つまり、「進塁数」を指標にすればいいのです。

・単打で1塁にいけば1
・2塁打で2塁に言えば2

と、これはいわゆる「塁打数」ですね。「塁打数」とは、要は「自分
の進塁数」です。


しかし、走者がいるときのヒットと、いないときのヒットでは、得点
に対する貢献度が違います。当然走者がいるときのヒットの方が大き
いです。いわゆる「チャンスに強いバッター」です。

こういうときには「得点圏打率」などの別指標を使いますが、それは
指標をさらにややこしくしてしまいます。


走者1塁で、走者が2塁に進んだら、どういう形であれ、それも打者
の「進塁数」に1を加えればいいのです。3塁に進んだら、2を加え
ます。これを「全進塁数」とします。


満塁でヒットを打ち、走者が1塁ずつ進んだら、4です(打点1)。

満塁でヒットを打ち、1塁走者、3塁走者が1つ、2塁走者が本塁に
帰ってきたら、5です(打点2)。この場合、それは走者の力かもし
れませんので、打者の全進塁数に加算するか、走者の全進塁数に加算
するかは、判定員が判断すればよいと思います。


満塁ホームランを打った場合の全進塁数は、

・自分が本塁へ=4(1塁、2塁、3塁、本塁)
・1塁走者が本塁へ=3(2塁、3塁、本塁)
・2塁走者が本塁へ=2(3塁、本塁)
・3塁走者が本塁へ=1(本塁)

で10となります。長打力の指標にもなりますね。この点で、OPS
と同じ意味を持ちながら、より正確性の高い指標と言えます。


盗塁は、盗塁した人の進塁数に加えます。自分の足で進塁数を稼いで
いるわけですから。内野安打で出塁し、盗塁2つで3塁までいけば、
一気に全進塁数=3、で、3塁打と同じ扱いです。「足」の指標にも
なります。


走者が塁にいる場面(=チャンス)に強いかどうかもこの数字には反
映されています。満塁での単打は4、走者無しでの単打は1、と数字
に大きく反映されるわけです。

犠打のうまさも反映されます。満塁でスクイズを決めれば、自分は1
塁でアウトになっても、3人の走者をそれぞれ1塁ずつ進め、3が記
録されます。得点への貢献度が高いので、当然です。


当然打数で調整する必要があり、最終的には

「全進塁数/打数」=「全進塁率」

が打者個人の指標になるでしょう。

●「全進塁率」を指標に使うメリット


1)全打者を同一の指標で図れる

打率、打点、ホームランですと、イチロー選手と松井選手を同じ指標
では図れません。また、イチロー選手の足の速さも加味されません。
盗塁だって進塁です。

しかし、全進塁数なら、これら全部を同じ土俵に載せ、客観的に判断
できます。

もし、私が球団のスコアラーなどであれば、この数字を打者としての
評価に使います。スカウトとしてもそうですね。

2)チームへの貢献が計れる

得点は、「いかに走者や自分を1塁でも多く進めるか」の結果です。
ですから、いわゆる「進塁打」がチームバッティングとされるわけで
す。

そのようなチームバッティングは数字で計ることは難しく、とかく印
象で評価してしまいますが、この指標ならチームバッティングを数値
で計れます。

また、四死球で出塁しようがヒットで出塁しようが、それは「1」と
同じ数字です。貢献度は同じだからです。選球眼の良さも加味される
数字になります。

(投手心理へのダメージは違うかもしれませんが、ヒットでも四球で
もダメージはあるでしょうし、その数値化は極めて困難)

これが、恐らく打者の「得点」に対しての貢献度(つまりチームへの
貢献度)を最も適切に計測する「戦略指標」になるでしょう。


年俸もこれで決めれば良いのです。

この指標は、「得点への貢献度」であり、それは「チームの勝利への
貢献度」と極めてなります。打者としての年俸の基準としては最適か
と思います。

3)「塁を進める」動機付けになる=勝てるチームになる

その結果、打者をこの指標で図れば、進んでバントの練習をしたり、
進塁打を打つでしょう。

満塁でヒットを打つとヒーロー扱いでしょうが、四球だと割と地味で
す。しかし、そのチームへの貢献度は同じはずです。ですから、その
ようなときに四球を選ぶ選手をきっちり評価してあげないといけない
はずです。世の中は、ハデな(に見える)活躍を評価しがちですが、
それは別の観点(ファンサービス度など)で評価すべきです。


ちなみに、ビジネスにおいても同じです。既存顧客で地味に売上を上
げようと、難しい新規顧客をとってこようと、売上は売上です。ハデ
なパフォーマンスを過大評価することは、スタンドプレーを産み、あ
まり好ましくありません。四球を選べる、犠打がきちんとできる地味
なプレーヤーをきちんと評価すべきだと思います。

当然、結果として、全進塁数の多いチームが得点力が高く、勝率が高
くなる、という「勝てるチーム」になるはずです。野球は得点を競う
ゲームであり、得点を分解すると「進塁」になるからです。


このような指標は既にあるのかもしれません。あったら申し訳ありま
せんが、一応ここまでは自分で考えました。

この数字を計測しようと思いましたが、探しても見あたらず、自分で
やろうとすると気の遠くなるような時間がかかりそうなので、諦めま
した……ということで、検証は残念ながらできていません。

「塁打数」という指標はありますが、それには走者の進塁は加味され
ていませんし……


ところで、恐らく「全進塁数」の日本野球での歴代トップは、王貞治
氏だと思われます。

ホームラン、塁打、打点、四球、長打率、と、塁を進める重要指標で
ことごとく1位になっています。

http://bis.npb.or.jp/history/

私は王さんは生で見ていた世代ですが、晩年だったのであまり印象が
ありません。でも本当にすごいバッターだったんですね。

●投手・野手の指標にもなる

投手の場合は単純で、その逆です。「全進塁数」が失点につながるわ
けですから、「被全進塁数」を評価指標にすればいいわけです。

投手には、「防御率」という、失点をベースにした指標が既にあるの
で、打者ほどにはこの数字は意味を持ちません。

が、この「被全進塁数」は、安定度の指標になります。失点しなかっ
たとしても、四球3つ続けて満塁にしたら、不安定ですよね。失点は
ゼロですが、その場合「被全進塁数」は、3+2+1=6が加えられ
ます。9回に出てくる抑えの投手で、いきなり四死球を出すと、

「劇場開幕」

なんて言われますが、それは要は「不安定」ということです。体感的
には、阪神の藤川投手、巨人の山口投手なんかは非常に安定度が高い
(見てて安心)んですよね(実際に防御率もすごい数字です)。おそ
らく、この「被全進塁率」が
誰が
不安定か(劇場を開く投手)は、野球ファンの方はご存じなので、何
も言いません。

さらに、「全進塁数」を投げた打者数で割れば、「被全進塁率」とな
ります。

ちなみに、野手にも「被全進塁数」はつきます。エラーした場合です
ね。満塁でエラーして走者を1塁ずつ進めたら、3がつきます。単純
な失策数ではなく、この数字を使えば「走者がいる、大事な場面での
エラー」がきちんと評価されます。


1つ問題があり、リリーフピッチャーの評価には適しません。

イニング途中に満塁というピンチの場面で出てきて、1安打打たれて
被全進塁数がいきなり3つく、というのは不公平だからです。そこに
は自責点の考えをいれて、自分が出した走者が進塁した場合には、そ
れは走者を出した投手の「被全進塁数」に入れる、みたいな工夫が必
要ですが、これはかなり複雑です。

ただ、リリーフピッチャーはそういうものと割り切ってもいいと思い
ます。リリーフピッチャー同士で比べるのであれば、そういう場面が
あるのは一緒だからです(監督の采配による違いはあるかもしれませ
んが、それを言うとキリがありません)。先発ピッチャーと比べるの
は、不公平になります。


ともかく、野球というゲームの本質は、塁を進めて得点する、守備
側はそれを防ぐ、ということです。

それに基づいた評価指標は、その本質を最もよく表す指標になるはず
です。

例えば、WBCなどの国際大会において、日本野球がこの数字を取り
入れて相手チームの分析をすれば、この数字を使っていない国よりも
戦略が立てやすくなり、勝ちやすくなると思います。

プロ野球のデータを収集・分析する会社がいくつかあるかと思います
が、ぜひこの数字で一度検証していただきたいものです。

もしくは、学生さんの卒論のネタとしてどうですか? 結果にすごく
興味があるので、やり方については無料で協力しますよ。もしあまり
いい結果が出なかったとしても責任はもてませんが、「隠れた大貢献
選手」なんかはわかると思います。

CSとか日本シリーズについてだけでもやってみようかな?

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◆目指すべき目標に対して行動を最適化する指標を考える
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●目指すべき目標に対して行動を最適化する指標を考える


今回は野球の例をとりあげましたが、ビジネスにおいても全く一緒で
す。

「目指すべき目標は何か、を考え、それに近づくために行動を規定す
 る指標を考える」

ということです。

野球の場合は、

・目指す目標= 得点 = 進塁数
・行動を最適化する指標=全進塁率、被全進塁率

ということですね。


戦略とは、要は「勝つための行動の最適化」です。


野球であれば犠打、ビジネスであれば縁の下の力持ちを適切に同じ土
俵で評価することで、チームプレーを促す、という考えも全く同じで
すね。

あなたのビジネスでの「全進塁数」は何でしょうか?

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◆V3監督の「せ・す・じ・評価」
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●テストマーケティング:試しながら勝った

ここからは若干余談です。

原監督はWBC優勝監督(世界1とセ界1)でもあり(すごい!)、
その分、自軍を見るのが遅くなりました。

そのせいか、シーズン初めは、亀井選手を1番にして、後で坂本選手
にしたり、2番打者は本当に色々変えたり、と試しながらの起用にな
りました。

シーズンの中でも、来年を見据えた起用もありました。シーズン後半
での若手(中井選手、木村選手)の起用もありました。まさに試しな
がら使い、評価していったわけです。


そう! これは……「せ・す・じ・評価」*ですね。

使う→評価→良ければ使う

という「勝つサイクル」が回っていたように思います。

シーズン当初から固定されていたのは、3番 小笠原選手、4番ラミ
レス選手くらいでしょうか。それは結果を出していたからなのだと思
います。

途中から1番坂本選手で固定、最後には2番松本選手、5番に亀井選
手で固定、と順々に決まっていった感じです。

「チャンスは与え、結果を出せば使う、出さなければ使わない」とい
う「信賞必罰」が徹底されていたかと思います。

原監督はよく、

「うまい選手でなく強い選手が欲しい」
「コンディションの良い選手を使う」

とおっしゃるようですが、「売れる会社のすごいしくみ」に対し、

「強い巨人の勝てる仕組み」

を作ったのだと思います(強引ですが……)

原監督の采配は短期的には「この試合展開で何でそう来る?」という
ものが結構ありますが、長期的には一貫性があるのかもしれません。
(これは外部からうかがい知ることはできませんが)

「せ・す・じ・評価」*と戦略指標については、「売れる会社のすご
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◆今日のまとめ
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●自分のビジネスの本質を考え、それを指標に使おう!


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▼今日の日記▲

この2回は、プロ野球を題材にした「データの見方講座」みたいな感
じになりましたね。ぜひコメントをお待ちしています。いつもよりも
かなり時間がかかったのですが、書いていて楽しかったです。


昨日は福岡の某所で講演。懇親会も含めて、色々な意味ですごく楽し
い会でした。Hさんをはじめ、お世話いただいた方々、本当にありが
とうございました。

で、昨日は朝から何も食べずに福岡に飛び、着いた早々「元祖長浜」
というラーメン屋へタクシーで……ガーン。なんと臨時休業。タクシ
ーの運転手さんも「休業してるのを初めて見た」って言ってました。
失意の中、泣く泣くホテルへUターン。

その後地元の方の案内で、地元のラーメンランキングナンバーワンと
いう「名島亭」へ。正統派のトンコツラーメン、替え玉も含めておい
しくいただきました。こういうところは、知らないと行けないので何
事も先達はあらまほしきことなり、ですね。

で、懇親会のあと(もう24時でしたが)天神の「一蘭」へ。ここは
本当においしい。麺の食感が東京の一蘭と違うように思います。もち
ろん替え玉も。今日は朝の便で帰るのでさすがに無理でしたが、強行
軍でしたが素晴らしい滞在となりました。色々とありがとうございま
した!

●今日のiPod Tune:「売れる会社のすごい仕組み」BGM特集!

9月は読書の秋! ということで、この秋は新刊「売れる会社のすご
い仕組み」で、戦略構築力をパワーアップ!

ヒロイン売多真子が活躍するマーケティング小説、売れる会社のすご
い仕組みを盛り上げるBGM特集!

1章 「売れる仕組み」は、戦略が教えてくれる
初めての戦略づくり P.69〜83


広岡から「戦略が無い」と言われ、親戚にしてカリスマコンサルタン
トの売多勝を頼ることにした真子。その最初のミーティング。


そのときのBGMは……

Stay With Me by Eighth Wonder


1985年、世界のアイドル、Patsy Kensitをボーカルに抱いたポッ
プグループ、Eighth Wonderのデビュー曲。Patsyはその後女優として
映画などで活躍しますね。

少しコミカルな明るいポップスが、勝と真子の軽いノリの会話にぴっ
たり。真子は戦略の奥義、戦略BASiCSを授かると共に、元気と
勇気ももらいます。

真子の反撃が始まる!

この本は、5〜6回読んでいただいても、そのたびに新しい気づきが
あるはずです。ぜひBGMを聞きながら再読してみてください!


○「売れる会社のすごい仕組み」の詳細はこちらから↓

http://sandt.co.jp/shikumi.htm

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 品等は、例であり、戦略や商品の良し悪しの評価ではありません。
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 ら構いませんので、部下・上司・同僚など周囲の方にもお勧めを!
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