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2016年6月14日火曜日

売れたま!戦略編Vol.442 2016/06/13 西尾市の吉良上野介:「人の物語」の魅力

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 ■■■__西尾市の吉良上野介:「人の物語」の魅力__■■■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●「人の物語」は強力なメッセージであり、「独自資源」となる。
 「困難→努力→解決」で物語を掘り起こそう!


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◆愛知県西尾市が「名君 吉良上野介」で街おこし
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●西尾市が、実は名君だった「吉良上野介」で街おこし

吉良上野介と言えば、忠臣蔵の「悪役」として有名。

そんな「悪役」を使って、街おこしをしているのが吉良上野介の地元
である愛知県西尾市。


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇『47人の赤穂浪士に襲われ悲劇的な最期を迎えた江戸幕府の高家
 旗本、吉良上野介。「忠臣蔵」で悪役として描かれたが、吉良家の
 地元の愛知県西尾市では塩田開拓や治水事業などの善政を敷いたこ
 とで知られ、名君の誉れが高い。同市が「全国に吉良公の善政を知
 ってほしい」と2015年の冬に開いたシンポジウムは大盛況。か
 つての君主の名誉回復を図り、観光資源としてもPRに力を入れて
 いる』


◇『地元の伝承によると、吉良上野介は赤毛の農耕馬に乗り、城下を
 巡って民衆と交流したとされる。市の担当者は「民衆との距離が近
 い領主のイメージは忠臣蔵の姿とかけ離れる」と強調』『市は
 1992年に吉良上野介の史跡を探る「赤馬の径」を観光名所とし
 て整備した。延べ約15キロメートルのコースで、菩提寺である華
 蔵寺や吉良家の館跡「岡山陣屋跡」などを巡る』


◇『さらに市は昨年12月、「吉良サミット」と題するPRイベント
 を開催し、来場者たちに吉良上野介の名君ぶりを訴えた。会場の西
 尾市文化会館では11月上旬に入場整理券がなくなるなど注目度も
 高く、1200人分の全席が埋まった』『サミットでは、徳川宗家
 18代当主の徳川恒孝氏や旧米沢藩主の上杉家17代当主の上杉邦
 憲氏が西尾市長と鼎談(ていだん)した。吉良家の親戚筋に当たる
 上杉家を交え、悪人と誤解される吉良公の姿について徹底的に話し
 合った。会場では「吉良公もなか」と名付けた和菓子など地元の特
 産品を紹介する物産展も催した』


◇『歴史愛好家からの問い合わせもあり、市はシンポジウムの反響に
 手応えを感じている。今後は吉良上野介に関する史跡のPRを推し
 進める考えだ。榊原康正市長は「歴史という財産を利用して、街お
 こしにつなげたい」と力を込める』


2016/04/10 日経MJ P.9


以下、記事からの引用部分は『』で括ります

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


吉良上野介の一般的な印象とは違い、実は「善政を敷いた名君」だっ
たのですね。

地元に「伝承」が残っているというのですから、それはかなり確から
しいことなのでしょう。


この「実は悪者ではなかった」という「意外な物語」は、面白いです
よね。

確かに、吉良上野介にも「言い分」があるのかもしれません。


私もちょっと驚いたので、思わずネットで色々調べたりしてしまいま
した。興味を引く「物語」ですね。



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◆時代の変化=「C:顧客」「B:競合」の変化
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●復習:戦略BASiCS マーケティング戦略を考える5つの要素

経営戦略・マーケティング戦略で考えるべきポイントは以下の5つ。

Battlefield:戦場・競合 →自社商品の代替選択肢
Asset:独自資源     →強みを競合がマネできない理由
Strength:強み     →お客様が競合ではなく自社を選ぶ理由
i
Customer:顧客     →強みを重視する相思相愛になれる人
Selling message:メッセージ→強みの伝え方

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●ソフト資源としての「歴史物語」

BASiCSの「A:独自資源」は、有形のハード資源(技術・設備
など)と、無形のソフト資源に分類できます。

そしてソフト資源は以下の4つにさらに分類できます。

 1)Skill:スキル
   会社の知識、経験、ノウハウなど

 2)Human resources:人材・組織
   人材、組織、評価体系、採用・教育など

 3)Outside relations:外部との関係
   お客様からの信頼、取引先との契約、政府との関係、など

 4)Philosophy:理念・文化・歴史
   企業理念、哲学、企業文化、歴史、など


4つの頭文字をつなげるとSHOPになります。

「歴史」も重要なソフト資源で、SHOPのPに入ります。

特に「地域資源」としては、「歴史物語」はお客様を惹きつける上で
最重要なものの1つですね。



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◆「人の物語」は面白い
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●「物語」は普遍的な魅力を持つ

言うまでも無く、「物語」というのは非常に魅力的です。

小説、映画、マンガ、などの表現形態は色々ありますが全て「物語」
です。

そして、そのほとんどが「人間の物語」です。「動物の物語」もある
のかもしれませんが、ミッキーマウスのように擬人化されていたりす
るものが多いかと思います。

「物語」、特に「人の物語」は普遍的な魅力を持ちます。


今回の事例のテーマは「地域の独自資源」であり「街おこし」ですが
通常の商品のマーケティングでも、汎用性が高いです。



●歴史は、地域固有の「独自資源」

記事中に、

『榊原康正市長は「歴史という財産を利用して、街おこしにつなげた
い」と力を込める』

とありますが、これはまさに街おこしのセオリー通り。

歴史は、地域の重要な「独自資源」なのです。

西尾市は、吉良上野介をテーマに街おこしを仕掛けています。


−−−−−−−−−−−< HP引用 >−−−−−−−−−−−−

名君 吉良上野介

『忠臣蔵』では赤穂浪士に討たれる悪役として描かれる吉良上野介義
央公ですが、実際に悪人ぶりを示す資料はほとんど残っていません。
地元吉良町には、義央公が築いた黄金堤(こがねづつみ)を始め、義
央公が寄進した文化財等も多数残り、今でも名君として慕われていま
す。そんな吉良上野介の足跡を西尾市吉良町にたどります。


西尾市観光協会
http://www.240kanko.com/?page_id=13


以下、記事からの引用部分は『』で括ります

−−−−−−−−−−−< HP引用 >−−−−−−−−−−−−


『実際に悪人ぶりを示す資料はほとんど残っていません』と言われる
と、「へー、そうなんだ!」という意外感があり、興味をそそられま
す。うまいテーマ設定だと思いました。


街おこし、地域の活性化などにおいて、私が一番重要な「独自資源」
だと考えているのが、

「その地域の歴史」

です。それは、他の誰にもマネできない、その地域の固有資源だから
です。


そして、「歴史物語」は「人の物語の積み重ね」です。

「歴史」というと味気なさそうですが、

・戦国時代・織田信長
・幕末・坂本龍馬
・三国志・劉備元徳

などの「歴史物語」は大変に面白いですよね。それは「人の物語」を
イキイキと描き出しているからです。


さらに、中国の「史記」は大変に面白いです。それは紀伝体、つまり
人物に焦点をあてた書き方で、「人の生涯」を通じて歴史をあぶり出
しているからです。同じ出来事でも、それを見ている人によって(例
えば、滅ぼす方と滅ぼされる方)見方が全然変わるわけです。


全ての人の人生には(アナタにも、私にも)固有の「物語」が、「ド
ラマ」があります。それは

書き方次第で
書き方次第で
書き方次第で

非常に魅力的な「物語」になるのです。


NHKの大河ドラマは、時代を超えて人気がありますが、その1つの
要員は、「歴史物語の面白さ」にあるのだと思います。


「吉良上野介の物語を訴求しても、売上に落ちてこない」と思われる
かもしれませんが、それはやり方次第です。

吉良上野介の「物語」を軸に据えた

・イベント・催し物
・食べもの
・おみやげ
・宿泊施設
・体験施設

などが揃い、かつその全体的な見え方に一貫性があると、魅力的、か
つ、地元にお金が落ちる「観光資源」になるわけです。


そのときにキーになるのが、やはり「物語」。西尾市の名産などがバ
ラバラに「あるだけ」では、やはり厳しいです。

「吉良上野介が食べた料理に使われたであろう○○○」

などのような形で、全体の「物語」の中で位置づけると輝きを増しま
す。


西尾市の吉良上野介は、まだ成長途上のようですが、落とし込み方次
第では、魅力的な観光資源にできそうです。



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◆マーケティングに色々と使える「物語」
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●「開発秘話」などは魅力的な「メッセージ」

「歴史物語」は、街おこしなどではない、通常の会社のマーケティン
グでも重要な役割を果たします。


例えば……

・技術者が情熱をかけて実現した技術・製品
・こだわって作った作物
・大変に苦労して作り上げた味・食品

などは、その物語を「開発秘話」のようなカタチで表現すると、それ
だけで魅力的な「メッセージ」になります。


その意味では、「物語を書くスキル」は、マーケターの方は持ってい
た方が良いスキルの1つです。



●マーケティングは、「お客様が嬉しくなる物語」

マーケティングは、「お客様が嬉しくなる物語」とも言えます。


1)お客様が困っている……

2)自社商品・サービスを使う

3)困り事が解決され、お客様が嬉しい!


というのが、マーケティングの基本的な「物語」です。例えば、

お客様がお腹が減って「困って」、自社の食べものを食べると、お客
様が満腹になって「嬉しい!」

というようなことです。

どんな業種・業態でも、この考え方は同じです。

この「嬉しさ」を大きく、かつ「独自」なものにしていくことによっ
て、より多くの「対価」を得られる、すなわち自社の売上・利益が大
きくなっていくわけです。


そして……

お客様に、この「お客様が嬉しくなる物語」を伝え切れれば、それは
極めて説得力のある「メッセージ」「営業トーク」などとなるでしょ
う。


この意味では、「物語を作る・書く能力」は、マーケティングや営業
担当者さんには、極めて有益なものとなります。

「物語」は、お客様に「刺さるメッセージ」となるからです。

HPを書く、という場合もそうですね。魅力的な「物語」がたくさん
載っているHPは、自然とアクセスが増えていくことが私の経験上、
わかっています。



●マインドフローは「お客様がファンになるまでの物語」

さらに、マインドフローは、お客様が自社商品・サービスを「知って
買って、使って、ファンになる」という「物語」です。

この「物語」の主人公は、「お客様」です。

「お客様が」が「自社のファンになる」までの「物語」を、自社は脇
役として徹底的に手助けしていくわけです。



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◆「物語」を書いてみよう!
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●物語の骨格:「困る→頑張る→解決する」モデル

「魅力的な物語」を書ければ、それは強い「武器」になります。

私はストーリーライティングの専門家ではありませんが、私の経験
(一応小説を書いたこともありまして……それがマンガにもなりまし
たし……)から言えば、基本的な考え方をおさえておけば、それなり
の「物語」は、誰にでも書けます。


「物語」を書く上でおそらく一番大切なのが、物語の「骨格」「プロ
ット」です。


ほとんどの「物語」が

「困る→頑張る→解決する」

という「骨格」を持っています。


1)困難:まずいことが起きる、何かを失う、など
2)努力:頑張る、学習する、成長する、など
3)解決:敵を倒す、立ち直る、旅立つ、など

ですね。これが王道です。


逆に言えば、この「困る→頑張る→解決する」というパターンで書け
ば、物語の「骨格」は出来る、ということになります。


「ヒーローもの」はこの典型です。例えば、「ウルトラマン」は……

1)困難:怪獣が現れてみんなが「困る」
2)努力:科学特捜隊やウルトラマンが「頑張る」
3)解決:怪獣を倒して「解決する」


・仮面ライダー
・ドラゴンボール
・北斗の拳
・宇宙戦艦ヤマト
・セーラームーン
・スターウォーズ
・ロッキー
・ジュラシック・パーク
・白いネコは何をくれた

などなどなどなど、設定や話の流れは若干違っても、この骨格は同じ
です。少年ジャンプの「友情、努力、勝利」もこのパターンです。


「恋愛もの」も同じです。例えば「めぞん一刻」。

1)困難:主人公が好きになった人に受け入れてもらえず「困る」
2)努力:色々と「頑張る」(はしょりすぎ?)
3)解決:受け入れてもらえてハッピーエンドとして「解決する」


「仕事もの」もそうです。例えば「プロジェクトX」。

1)困難:達成したいことがあるが、あまりに難しくて「困る」
2)努力:色々と「頑張る」
3)解決:達成されて「解決する」

「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」もこのパターンです。


推理小説も、ホラー映画も、みーんなこのパターンです。

理由はわかりませんが、この「困る→頑張る→解決する」という物語
に、人間はカタルシスを感じるようになっているみたいですね。


「困る→頑張る→悪化して終わり」というパターンの名作ももちろん
ありますが、数としてあまり多くはないですよね。


「見え方」が若干違って見えるものもあります。最近の私の超お気に
入りの名作、「四月は君の嘘」(マンガです。アニメは見てません。
ネタバレアリなのでご注意)

1)困難:精神的な理由でピアノが弾けなくなった主人公
2)努力:バイオリンを弾く魅力的な女の子が現れ、一緒に頑張る
3)解決:女の子は病気で亡くなり、主人公はピアニストとして自立

一見「ハッピーエンド」ではありませんが、主人公は立ち直ってピア
ノを弾けるようになり、その意味では「解決」されています。

同様のパターン(だと思われる)のが「銀河鉄道999」(映画)。
ラストシーンはメーテルとの別れ(そしてあのゴダイゴの名曲へ)で
すが、それは「旅立ち」ですよね。

「3)解決」の部分が「別離→新たな旅立ち」というのも、王道パタ
ーンの1つです。


物語の骨格は「困る→頑張る→解決する」です。

マーケティングで使う限り、ここから逸脱する必要はないと私は思い
ます。


ちなみに、主人公は1人である必要はありません。

「白いネコは何をくれた」(佐藤義典著)の主人公は日向実直ですが
これは、鳥野智子(ヒロイン)の精神的な成長の物語でもあります。

「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」(ドリルを売るには穴
を売れ)は、「売多真子」の成長物語です。

しかし、「新人OL、社長になって会社を立て直す」(売れる会社の
すごい仕組み)の主人公は売多真子ですが、清川和男と上原望の成長
物語でもあります。


あなたのお気に入りの小説、映画、マンガ、アニメなどの「骨格」を
分析してみるのも良いと思います。



●物語を書いてみよう!

ということで、もう後は「物語」を書いてみましょう!

「何かコツはあるんですか?」と聞かれても、「量を書いて慣れる」
のが良いと思います。

マーケティングで使う場合は、小説家になろうというわけではありま
せんから、細かい表現などのテクニックよりも、

・伝えたいこと(ベネフィット、強み、使い方など)
・物語それ自体としての魅力:骨格、主人公、背景、設定、

を考え抜いた方が良いと思います。


骨格は

「困る→頑張る→解決する」

で良いと思います。分量の配分は、

 困難:1〜2割
 努力:7〜8割
 解決:1〜2割

ですね。

「マンガ 新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」*も……

 困難: プロローグ 宣告 22ページ (16%)
 努力: 第1章〜第4章 94ページ (69%)
 解決: 第5章 20ページ (15%)

と、おおよそそのような感じになっています。

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●ちょっとしたことの「記録」を残そう

「物語」を書く際に大事なことは、「記録を取っておくこと」です。

ちょっとしたエピソードが、物語をイキイキとしたものにするからで
す。

例えば……

・こんなケンカをして、その夜は何も食べられなかった
・こうやって資料を探し当てた。そのときはあまりに嬉しくて、職場
 で声が出て、みんなに笑われた
・あのアイディアはこんなときに産まれた
・メモをとり続けて、それがノート10冊分になった

などの具体的なエピソードが、「物語」のリアリティを増します。


物語に「リアリティ」を出す方法が、こういう「具体的なエピソー
ド」なんですね。


「マンガ 新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」の原稿を、唯
一実在の登場人物REIさんにチェックしていただいていたとき、お
っしゃってたのが

「この物語、私が飲食業界にいるからか……涙出てくるんですよね。
 話がリアル過ぎて(笑)」

という一言。


この物語は、リアルに起きた様々な出来事をイタリアンレストランと
いう舞台に変換したものです。多分、細かいエピソードの積み重ねが
「リアリティ」につながったのだと思います。


細かいエピソードは、忘れてしまいがちですので「記録」を取ってお
くと後々すごく役に立ちます。



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◆今日の「困難」は、将来の「解決」
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●毎日の仕事や子育ても「物語」

結局、私たちの毎日も素敵な「物語」です。

毎日が「困る→頑張る→解決する」の積み重ねであり、それが積み重
なって、「大きな物語」になるわけです。


仕事なら……

困難:お客様からクレームが入る
努力:頑張って期待に添うように対処する
解決:喜んでもらう

この「小さな物語」を積み重ねていくことで、お客様のニーズを把握
し、信頼関係ができてお客様がファンになる、という「大きな物語」
につながっていきます。


子育てなら……

困難:赤ちゃんが泣く
努力:あわててミルクを作る
解決:赤ちゃんが泣き止んで喜ぶ

という「物語」が、「子育て」という大きな物語になるわけです。


つまり、今日の「困難」は、大きな物語の一部なんですね。


落ち込んだときも、

「これは大きな物語の一部だ。困る→頑張る→解決する、という物語
だ。だから次は頑張ろう」

と考えれば対処しやすくなりますし、実際にそうなんですよ。

自分は、「自分物語」のヒーロー・ヒロインです。

今日の困難は、「自分物語」の大きな一部なんです。



●誰にでも「物語」があり、歴史は「物語の積み重ね」

人間誰しもに物語があります。

それは、経営・仕事においても、歴史においても、同じです。

経営も、歴史も、「人の物語」です。

「人の物語」は面白く、そこには必ずドラマがあります。


街おこしなどであれば、その「歴史物語」を掘り起こしましょう。

マーケティングであれば、自社の開発秘話などを記録しましょう。そ
して、お客様が幸せになる物語、お客様が自社のファンになるまでの
「物語」などを真剣に考えてみましょう。



★今日の「アタマに問いかけるべき適切な質問」

あなたは物語を「メッセージ」として、「独自資源」として使ってい
ますか?


ぜひお考えになってみてください!


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◆今日のまとめ
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●「人の物語」は強力なメッセージであり、「独自資源」となる。
 「困難→努力→解決」で物語を掘り起こそう!


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ご購読ありがとうございました! ご活躍をお祈りしております。


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▼今日の日記▲

今日の雨というか荒天は、一気に梅雨入りという感じでしたね。東京
は一気に冷え込んだ感じで、長袖が必要になりました。


先日、オフィスの近くの文具店が閉店しました。複数フロアある結構
大きな文具店で、この店にしかない製品などもあり、重宝していたの
ですが……数年前にオフィス・デポ(確かそうだったと思います)が
近くにできたときも耐えて、結局オフィス・デポの方が閉店したので
すが、もう厳しかったようです。

立地としてはかなり良い所にあったのですが、もうそういうことでは
なく、通販などの競合が厳しかったのでしょうね。そうなるともう立
地とかそういうことではありませんから。

自分でも、やっぱりコピー用紙やクリアファイルなどの消耗品は届け
てくれる通販で買ってしまうので、この時代、個店の経営は自助努力
だけではどうしようもない部分もあるのかもしれません。


今までお疲れ様でした、と伝えてあげたいです。



●今日のiPod Tune:雨を楽しむ歌 2016

関東地方もついに梅雨入り!

ということで、例年通りのこのシリーズ。雨を楽しむ歌!


雨と言っても色々あります。南国なら……


○Hold Back the Rain by Duran Duran


1982年リリースのセカンドアルバムRioから。シングルカットは
されていないと思いますが、世界中で大ヒットしたアルバムですので
有名な曲だと思います。

全編、スピード感と叙情感溢れるロックですが、この曲はそのまさに
その典型。隠れた名曲です。何でシングルカットされなかったんでし
ょうね……。

雨の中を車で疾走するときのBGMにぴったり♪ (雨中の運転には
お気を付けくださいね)。



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初めてBASiCSを学びたい、という方にお勧め。高校生のお子さ
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●「マーケティング戦略実行チェック99」 佐藤義典 著
 マーケティング戦略実践:実行のためのチェックリスト
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http://www.sandt.co.jp/check.htm

●「ことわざで鍛えるマーケティング脳」 佐藤義典著 毎コミ新書
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 を運営する外食企業。「トレンドは追わない」と言い切る秘密は?


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〓〓次号の売れたま!でお会いできるのを楽しみにしています!〓〓

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