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2015年8月28日金曜日

売れたま!特別編Vol.323 2015/08/27 夏休み特別号:プロダクトフロー 5

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 ■売れたマーケティング、バカ売れトレーニング:売れたま!■ 
 〜MBAの中小企業診断士がそっと教えるパワフルレッスン〜
━━━━━━━━━━━━━━特別編Vol.323(累計1254) 2015/08/27
購読者:32,592 (まぐまぐ:16,181 メルマ!:952 めろんぱん:15,459)

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 ■■■■__夏休み特別号:プロダクトフロー 5__■■■■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●「売れる商品」は「売りたい商品」への「流れ」の効果測定ができ
 て、かつ「強み」があるようなものにしよう!


┃売れたま!は、実戦マーケティング戦略の副教材です。売れたま!
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◆夏休み特別号!
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夏真っ盛り! お盆休み!

夏は毎年、この特集の季節。今年もあの本の登場人物たちが大騒ぎ!


「新人OL〜シリーズ」の登場人物
・売多真子:イタリアンレストラン「そーれ・しちりあーの」社長
・売多勝 :売多真子の親戚 コンサルティング会社経営
・上原望 :売多真子の同僚「そーれ・しちりあーの」役員

「経営戦略虎の巻 CD」付属小説の登場人物
・松井恵利:売多真子の友人 果物ジュース・ケーキショップ店長


○入門書:「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」佐藤義典
http://ow.ly/qBY9o
売多真子が勝の助力を得てイタリアンレストランの新企画に奮闘!

○戦略書:「新人OL、社長になって会社を立て直す」 佐藤義典
http://ow.ly/6s63d
真子が社長になり競合と戦う戦略構築〜実行プロセスを、物語で体感



●マインドフロー本発売記念 プロダクトフロー特集!

今回の特集は、「プロダクトフロー」!

今更ですが、4月発売の「マインドフローの本」発売記念です。

「実戦 顧客倍増マーケティング戦略」佐藤義典著
http://ow.ly/LncLt


プロダクトフローはマインドフローを構成する理論体系の一部ですが
単独でも使える、強力なツール。

・あげる商品 :商品サンプルなどの「あげる」もの
・売れる商品 :低単価の「買いやすい」商品
・売りたい商品:高単価・高利益率の「稼ぐ」ための商品

という3段階で考えるのがプロダクトフロー。


今回は、連載5回目です。1回目はこちらからどうぞ↓

http://archive.mag2.com/0000111700/20150814025000000.html

「次の記事」というところをクリックすると、その次に進めます。

全7回程度の予定です。お楽しみください!



●ここまでのあらすじ

イタリアンレストラン「そーれ・しちりあーの」の社長「売多真子」
(うれた・まこ)と役員「上原望」(うえはら・のぞみ)、真子の友
人「松井恵利」(まつい・えり)は、真子の親戚にしてコンサルタン
トの「売多勝」(うれた・まさる)と勉強会を兼ねた「合宿」。

8月の中旬、4人は揃って高原のペンションへ向かった。到着するや
いなやテラス席に陣取り、早々に勉強会が始まる。



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◆まずは、前号の復習から!
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高原のペンションはすっかり夜になり、真夏といえども肌寒い。

食事テーブルはスープが終わり、魚が並んでいる。今日の魚は、タイ
に自家製味噌のソースを合わせたもの、という説明を先ほど受けた。


「さっきのトウモロコシのスープ、おいしかったねー」
「うん、すっごい甘かったね!」

「このタイもうまそうじゃん。いっただきまーす」

勝がご飯と一緒にタイをかきこんでいく。女性陣も続く。

「洋風料理なんだけど、魚と味噌で、すっごい和の感じになるね」
「うん! 洋食と和食のマリアージュだね」
「イタリアンレストランの社長が妙なフランス語使うな」
「だってー」

「ふう……おいしかったー」
「うん。次は……肉かな?」

「来るまでに大分時間があるだろうな。混んでるし」
「はーい、じゃーまた続きだねー」
「おう」



恵利:では復習ですね。「あげる商品」に続いて「売れる商品」を見
   てきました。


恵利がノートを広げてまとめを加えていく。


○売れる商品

・「あげる商品」の次に、初めて買う商品だから「買いやすく」して
 お客様の「心理的な抵抗」を減らす

・低単価にして買いやすくし、客単価や利益よりも、「客数」を狙う
 「集客」のためのツール

・1回買うことで、自社に慣れてもらう


○「売れる商品」の事例

・コンビニの入れたてコーヒー:来店動機を作り、ついで買いを誘う

・UCCUCC上島珈琲の、一杯抽出型ドリップのバラ売り:味を試
 しやすくして、大袋入りの商品につなげる。それにより「売り場」
 も広がり、顧客との接触面を広げて顧客が手に取りやすくした。

・呉服店が1Fをタリーズコーヒーに:1Fには小物を置いて、カフ
 ェの来店客が手に取りやすいように



望 :こうやって見ると、「〜しやすく」が「売れる商品」のキーワ
   ードですね。試しやすく、買いやすく、手に取りやすく……

恵利:前回勝さんが強調されていた「心理的な抵抗感」、ハードルを
   下げる、ということですよね。

勝 :そう。マインドフローもプロダクトフローも、理想は「無段階
   変速」。ガクガクじゃなくて、なめらかに。

望 :ふふふ、面白い表現ですね。「唐突感」を減らす、ということ
   ですよね。

勝 :そうそう。お客様にとって、無理なく、自然な「流れ」を作る



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◆「効果測定」ができる「売れる商品」
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勝 :で、ここからは、「良い売れる商品」の話、だな。

恵利:「良いあげる商品」というのと同様に、やはり「良い売れる商
   品」というのがあるんですね。

勝 :そう。1つ目は、「良いあげる商品」と同じ。


勝が膝の上でノートパソコンを操作し、3人に見せた。


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇『出勤途中、電車のつり革につかまっていると、「250円で両脇
 脱毛通い放題」と書かれたエステサロンの広告が目にとまりまし
 た。インターネットで調べてみると、同様のサービスを提供してい
 るエステサロンは他にもあるようです。手間のかかりそうなサービ
 スなのに、こんな低価格で会社はもうかるのでしょうか。「なんで
 だろ!?」と思い、取材に行きました』


◇『出かけたのは「エステティックTBC」や「エピレ」を運営する
 TBCグループ(東京・新宿)。昨年5月から初期料金だけで何回
 も通えるサービスの全国展開を始めました。まず安い料金設定で来
 店客を増やし、顔や腕などの脱毛といった他の高額なプランにつな
 げていくとのことです。TBCでは両脇の脱毛に2カ月おきに1〜
 2年通う人が多く、そのうち半数は他のプランを申し込むそうで、
 十分に効果が出ているようです』


2014/04/18 日経MJ P.3

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


真子:250円脱毛!? これ、儲かるのかなあ……

望 :だからこれが「売れる商品」ということじゃないのかな?

恵利:それで『他の高額なプラン』っていうのが、「売りたい商品」
   なんでしょ。

真子:そこまではわかるんだけど、「250円」だと、もうほとんど
   「あげる商品」だよね……大丈夫なの?

望 :でも、『半数は他のプランを申し込む』って書いてあるよ?
   これって『他の高額なプラン』に申し込むんだよね。

真子:あ……そっちで稼ぐのか……なるほどねー。

望 :でもそれだと、今までの「売れる商品」の説明と同じだよね。
   勝さんの意図は……何かな?

恵利:……半数は申し込む……それよ! 売れる商品の「効果測定」
   ができている!

望 :あ……そっか、『半数は他のプランを申し込む』っていうこと
   がわかること自体が大事なのね。

恵利:うん。「これをやれば儲かる」っていう確証がなかったら、
   250円でなんて、きっとやらないんじゃないかな?

真子:儲かるってわかってるから、250円でやってるのかー。それ
   なら納得がいくね。

勝 :わかったみたいだな。「売れる商品」から「売りたい商品」へ
   の「流れ」ができているか、の効果測定ができてないと、な。

真子:まー確かにそれがわかってなかったら、250円脱毛はできな
   いねー。

勝 :そういうことなんだよ。

望 :効果測定って、結構難しくありませんか? 以前にうちの店で
   「マルサラワインのチョコレートケーキ」を出して……

真子:あ、マルサラワインの注文につなげる、っていうアレか。ケー
   キが「売れる商品」で、「売りたい商品」がマルサラワイン*

*「新人OL、社長になって会社を立て直す」 P.207〜 


望 :うん。それで、チョコレートケーキがマルサラワインの注文に
   つながっているのか、どうやって検証すればいいのかなって。

勝 :確かにそうだよな。どうやったの?

望 :まずはマルサラワインの注文をいただいた方の顔を覚えて……

勝 :それ、かなり強引だよな。

望 :そうなんですよね。ですので、他に方法があれば……

恵利:チョコレートケーキの注文数と、マルサラワインの注文数の相
   関っていうか、関連は見られないの?

勝 :まずはそれだよな。ケーキの注文数の増加の後にワインの注文
   数が増えているのであれば、注文につながっているのかも。

真子:でも、それってちょっと微妙じゃない? マルサラワインのお
   勧めを強化したら、それとは無関係にワインが売れちゃうし。

勝 :あとはお客様に直接聞く。マルサラワインを注文されたお客様
   に「チョコレートケーキは召し上がったことがありますか」と

真子:あ、そっか……聞き方を工夫すればできそうだね、望ちゃん?

望 :うん、そうだね。はい、確かに直接伺えばいいんですね。ワイ
   ンを注文された方がケーキを注文されたかどうかを。

勝 :ただ、逆はわからないんだよな。チョコレートケーキを注文し
   て、ワインを頼んでない、という人は……

恵利:それは、それこそ両方の注文数を追うしかないのでは……?

勝 :ホントは、顧客カードとかできちんとお客様個人個人の注文履
   歴を追えればいいんだけどな。

望 :やっぱりそうですよね……そういう「効果測定の仕組み」が必
   要ですよね。

勝 :その意味でも「効果測定ができること」がまずは大事。

望 :はい。



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◆「強み」になる「売れる商品」を考えよう
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勝 :次は、「売れる商品」が「売れる」理由を考えてみよう。まず
   はこれを読んで。


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇『食品スーパーで生鮮・総菜分野を強化する戦略が成果を上げてい
 る。マルエツは食品売上高に占める生鮮食品と総菜の割合が50%
 を突破』『「家の冷蔵庫代わり」に日々来店してもらうには、生
 鮮・総菜の商品力がカギを握る。コンビニエンスストアへの対抗策
 が成果に表れ始めた』


◇『「生鮮・総菜の売上高比率は顧客の支持率のバロメーターだ」。
 マルエツの上田真社長は手応えを感じ始めている。同社では売上高
 の9割以上を占める食品のうち、生鮮と総菜の売上高が2014年
 度下期から安定して50%を突破し、1月も前年同月
 (49・5%)より高い50・7%となった』


◇『マルエツは主要店舗で定期的に鮮魚や青果を対面販売する「大朝
 市」を開催するなどの取り組みを進めている。生鮮食品の売り上げ
 増が全体をけん引する形で、昨年10月から既存店売上高が前年同
 月比5〜6%の伸びを記録している』


◇『生鮮食品や総菜は、コンビニやドラッグストアで対応が遅れてお
 り、スーパーが強みを最大限に生かせる得意分野だ。生鮮食材が売
 れれば、調味料や付随する商品の販売にもつながり好循環が生まれ
 やすい。マルエツといなげやは1月の客数の伸びが1%弱、客単価
 が4%台と共通している』


2015/02/23 日経MJ P.15

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


真子:なになに? スーパーでは生鮮・総菜がカギ、ってそりゃそう
   だよ。

勝 :だから何がどう、「そりゃそう」なんだ?

望 :これ、「生鮮」が「売れる商品」ということですよね?

勝 :そう!

真子:それがどうかしたの?

勝 :ちょっとは考えろよ……

恵利:さきほど、「売れる商品」が「売れる」理由を考えよう、とお
   っしゃったのがヒントですよね?

勝 :そうそう。

望 :生鮮・総菜が『コンビニエンスストアへの対抗策』なんですよ
   ね。それと関係ありそう……

勝 :あ、気づいたね。食品スーパーにとって、生鮮・総菜は、コン
   ビニに対する、何?

恵利:コンビニに対する……あ! 「強み」ですね! コンビニでは
   なくて、スーパーに来る理由、すなわち「強み」ですね。

望 :ということは……生鮮・総菜という「売れる商品」が「強み」
   になっている、ということですね。

勝 :そう! だから?

望 :だから……「売れる商品」が競合に勝てる、集客できる、とい
   うことですね!

恵利:あ……逆に言えば、競合に勝てるものでなければ「売れる商
   品」にならないんですね……競争力が必要なんですね。

勝 :そういうこと。「強み」がなければ売れないから「売れる」商
   品たり得ないよね。

望 :「売れる商品」は、「買いやすい」ことに加えて、魅力的な強
   みがなければいけないんですね。考えてみれば当たり前ですね

勝 :それで、この場合の「売りたい商品」は?

恵利:コンビニで売っているものも含めた、その他の商品、ですか?

勝 :そうだろうな。例えば野菜とか肉を買うなら、コンビニでもド
   ラッグでもなく、スーパーに行くだろ?

真子:そりゃそーでしょ。それで、他の商品も一緒に買っちゃう。

勝 :ってなるだろ? だから、「売れる商品」である生鮮・総菜を
   強化するほど、「売りたい商品」が売れる。

恵利:「強み」である「売れる商品」を強化すると、「強み」のない
   商品も売れていく、ということですね。

望 :なるほど……「生鮮・総菜を強化する」ということの背後には
   考えられたロジックがあるんですね。

勝 :そういうこと。考えて考えて、仕組みを作っていく。



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◆「売れる商品」としてのタブレット
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勝 :じゃあ次。この「売れる商品」も、すごく考えられた仕組みに
   なってるぞ。


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇『イオンリテールが2月に全国350店で販売を始めたタブレット
 (多機能情報端末)「イオン得するタブレット」。端末代と通信費
 合わせた利用料金は月額2354円だが、イオンのネットスーパー
 やネット通販で月額5万円(税別)以上使えば、ポイント還元によ
 って実質無料となる。イオンはこの「大盤振る舞い」を中長期的に
 進める次世代の販促と位置付ける』


◇『昨春発売した格安スマホに次ぐこの「イオン端末第2弾」には、
 チラシ閲覧やネットスーパー注文などイオンが提供するアプリが導
 入してある。スマホより画面が大きいためシニア層にも購入が広が
 っているという』『メーンターゲットはイオンの主要顧客である主
 婦層だ。イオンにとっては来店頻度の高い顧客層に情報端末を使っ
 てもらって、もっと効率的な販促手法を根付かせる仕掛けにしよう
 としている』


◇『現時点で、情報アプリ「イオンおトク」ではサイトの閲覧履歴に
 基づいて選ばれる新商品情報やキャンペーン情報、新しい売り場の
 特集などを表示する。DMの500種類に比べ「もっと細かな趣味
 嗜好に対応できる」(備仲氏)。既にリコメンド機能の実験を一部
 地域で始めており、今後は年齢や性別、居住エリアのほか購買履歴
 などに基づいたお薦め情報の提供も検討する』


◇『これまでイオンの主要顧客層はネット通販へのなじみが比較的薄
 く、低価格端末の発売はリコメンド情報を届けるインフラ作りとい
 う側面もある』


2015/03/25 日経MJ P.9

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


望 :えっと……「売れる商品」がタブレット、ということですよね

真子:それで、そのタブレットを使って、イオンのモノを買ってね、
   ということかな? ネットショップとかで。

恵利:うん……イオンの商品が「売りたい商品」ということかな……

勝 :そういうこと。

真子:これって、今タブレットを持ってないシニアの方とかを囲い込
   むっていうか、ネット通販とかに引き込むのが目的?

恵利:そうだよね。あと、イオンのチラシがそのタブレットで見られ
   るから、販促の道具にもなってる。

望 :そうだよね。しかも、イオンで月5万円以上買うと、ポイント
   分で実質的に無料になる……

真子:お客様からすると、低コストでタブレットが手に入れられる、
   っていうことになるけど……

恵利:自然に、イオンの販促端末を買うことになる、っていうことで
   もあるのね。

勝 :よくできてるよな。ネット通販をやってない方に、「うちの通
   販のためにパソコン買ってください」はさすがにムリだよな?

真子:だから、まずは通信端末を買ってもらおう、と。

望 :全体の「流れ」がうまくできていますね。

勝 :現時点で、成功・失敗の判定は難しいけど、すごく面白い取組
   だとは思う。

真子:みんな考えてマーケティングやってるんだなー。ハンセー。

恵利:ううん、真子たちだって考えてやってるよ。

望 :でも、まだまだだなぁって思うよね、こういう事例を見ると。
   私たちにもできてないことが一杯あるんだな、って。

勝 :「できてないこと」っていうとネガティブだけど「伸びしろ」
   ってことだからね。

望 :なるほど、「伸びしろ」ですね……なんか元気が出ました。

真子:んっとにもー、望ちゃんには甘いんだから……



「おまたせしましたー」

オーナーがスリッパの音をパタパタと響かせながら現れ、空いた食器
を下げていくと、すぐに次の皿を持ってくる。

「次は、お肉です。牛肉のステーキになります」

牛肉には赤みがかった美しいソースがかけられ、色とりどりの野菜が
添えられている。その横にはライス。

「わー、お肉だお肉だー」
「いただきます」
「おいしーねー」


皿の上のものがあっという間になくなっていく。

「ねー、これもソースに味噌が入ってるんじゃない?」
「そうかもな。ちょっと甘みを感じるし」

「あれだけお菓子を食ったばっかなのに、よくそんなに食えるな…」
「きゃははは、勝さんこそー。ね、ご飯のお代わりは?」
「もちろんもらう」

「じゃー、ご飯、もらってきてあ、げ、る」


真子が自分のご飯皿と勝の皿、2枚を持って軽やかに厨房へと駆けて
いった。




★今日の「アタマに問いかけるべき適切な質問」

あなたの「売れる商品」は、「売りたい商品」につながるか、という
効果測定ができますか? 「強み」がある魅力的な商品ですか?

ぜひお考えになってみてください!



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◆今日のまとめ
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●「売れる商品」は「売りたい商品」への「流れ」の効果測定ができ
 て、かつ「強み」があるようなものにしよう!


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ご購読ありがとうございました! ご活躍をお祈りしております。


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▼今日の日記▲

前回のこのコーナーで書いた高知出張ですが、見事に台風直撃……

飛行機が飛びませんでした。絶妙なタイミングというか、間が悪いと
言うか……

中止ではなく延期になりましたので、また行くことはできます。今度
こそ、何もないといいんですが……。


ここのところ、連日講義資料作りが続いています。自分が考えている
こと、やっていること、などをまとめる良い機会になります。


今日の某所の講義では、「刺さるメッセージの作り方」をやりまし
た。

マーケティングの本棚にある感性や右脳系の「売れるキャッチコピ
ー」の作り方とは若干趣が違います。

「刺さるメッセージ」とは、「説得力が高い」ということでもありま
すんどえ、感性だけでは作れず、ディベート的な論理構成力も必要に
なってきます。

そう考えると、大学時代にやってきた英語ディベートなどは、血肉と
なって今でも自分の中で生き続けているんだな、ということがよくわ
かります。

人生ってつながっているんですね……



●今日のiPod Tune:HOT SUMMER SONGS 2015

恒例の夏の歌シリーズ!


もうそろそろ8月も終わり……残りわずかですが、夏を楽しんでまい
りましょう!


今日の曲は……


○ピンクのモーツァルト by 松田聖子


1984年夏のリリース、なんとなく大人っぽくなってきた時期の聖
子さんのヒット曲。当然オリコン1位です。なんで「ピンク」の「モ
ーツァルト」なのかは、未だによくわかりません……

それまでの聖子さんの曲とはちょっと違う、冒険的な曲調。大好きな
曲の1つです。

歌詞は、夏の終わり、9月へと向けたもので、まさに今の時期の歌で
すね。

夏の終わりを楽しみたいときにぴったりの曲♪



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経営のすべてを顧客視点で貫く<社長の最強武器>戦略BASiCS
佐藤義典著 日本経営合理化協会
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●「経営戦略立案シナリオ」 佐藤義典 著 かんき出版
経営戦略のガイドブック:経営者は必読!
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●「売れる数字 〜組織を動かすマーケティング〜」 
 佐藤義典著 朝日新聞出版
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──────< 物語でわかるマーケティング >────────

●「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」 佐藤義典著
 マーケティング入門:読みやすい小説
http://ow.ly/qBY9o

●「新人OL、社長になって会社を立て直す」 佐藤義典著
 上の本の続編。主人公が社長になり、戦略構築から実行プロセスま
 で物語で体感!
http://ow.ly/6s63d

●「白いネコは何をくれた?」 佐藤義典著 フォレスト出版
 物語形式でわかりやすいマーケティング戦略と人生戦略
http://www.sandt.co.jp/shiroineko.htm

─────< マーケティング戦略のベストセラー >──────

●「図解 実戦マーケティング戦略」 佐藤義典 著
 マーケティング戦略入門:戦略はここから
 日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/jissen.htm

●「事例でわかる 実戦BtoBマーケティング」 佐藤義典著
 BtoBマーケティング戦略の標準テキスト
 日本能率協会マネジメントセンター
http://ow.ly/7Wvdq

●「マーケティング戦略実行チェック99」 佐藤義典 著
 マーケティング戦略実践:実行のためのチェックリスト
 日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/check.htm

●「ことわざで鍛えるマーケティング脳」 佐藤義典著 毎コミ新書
 ことわざだからわかりやすい、伝えやすい、マーケティング戦略
http://www.sandt.co.jp/kotowaza.htm

────────< マーケティングの思考法 >────────

●「実戦マーケティング思考」 佐藤義典著
 日本能率協会マネジメントセンター
 右脳と左脳をフル活用、売れる思考・発想ができるようになる!
http://www.sandt.co.jp/shiko.htm


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◆次号予告:夏休み特別号 6
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●次回は、「売りたい商品」に入っていきます。残りわずか!


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売れたま!があなたのお仕事に少しでも役立ちますように……

〓〓次号の売れたま!でお会いできるのを楽しみにしています!〓〓

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