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2010年4月12日月曜日

売れたま!BBC編Vol.017 2010/04/12 スーパーBtoB営業マンとの対談 その1

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 ■売れたマーケティング、バカ売れトレーニング:売れたま!■ 
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━BBC編Vol.017 2010/04/12
購読者:21,769 (まぐまぐ:15,666 メルマ!:708 めろんぱん:5,395)

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 ■■■__スーパーBtoB営業マンとの対談 その1__■■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●BtoBtoCで、 BtoB営業を強化しよう!


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◆スーパーBtoB営業マン ヨシさん
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●スーパーBtoB営業マンとの対談編、開始!

BBC編の「実戦編」!


売れたま!のBtoBtoC理論は、マーケティング理論としてはよ
くわかるけど、実際のBtoBって営業が多いですよね? 営業とし
てはどう活かせばいいの?


そんな疑問にお答えするため、今回から

スーパーBtoB営業マン ヨシさん との対談編、スタート!

ヨシさんは、家庭用防災機器メーカー(業界3位)の敏腕営業マンで
す。モノが売りにくいこの時代、会社からは毎年トップランクの評価
を得ているヨシさんですが、「BtoBで売れる秘密」を探っていき
ます!


ヨシさんの年齢は私と近く(私の年齢がわからないと思いますが、
iPod Tuneコーナーから推測できますよね)、都内のあるエリアのマ
ネージャーさんです。

ヨシさんには、某所で私がマーケティングを教えていて、話している
うちに「これは色々引き出しがありそうだ」ということでスタバで3
時間くらいかけて、みっちりとヒアリングいたしました。


生の話をそのまま書くと色々とありそうですので、私の方で筋を変え
ずに細かい点を色々と変えさせていただいていること、ご了承くださ
いね!


3回シリーズ(予定)、第一弾です!

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◆復習:BtoBtoCマーケティング
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●BtoBtoCマーケティングとは


おさらいしておきましょう。

法人向けに売るのがBtoB
個人向けに売るのがBtoC、

というのはよく使われますね。

BtoBtoC、というのは、

B  B  C
企業→企業→個人 

というプロセスです。最終的には個人顧客がエンドユーザーなのです
が、その前に、エンドユーザーに売る企業を通して販売する、という
ビジネスの流れです。


ではBtoBtoC 実戦営業編、お楽しみください!

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◆対談開始!
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ヨシ:あ、先生*、こんにちは!

(*ヨシさんからはこう呼ばれているので、そのまま表記します)

佐藤:あ、ヨシさん、いらっしゃい!

ヨシ:私なんかの話が参考になるかどうかわかりませんが……

佐藤:いえ、とんでもない! できる方に限って謙遜するもので……

ヨシ:いえ、ホントーにフツーに営業してるだけなんですけど……

佐藤:どうやって営業してるんですか?

ヨシ:えと、そう言われると困るんですけど……「どうも〜」って言
   ってお客さんのところ行って……

佐藤:そ、そりゃそうですけど……それだけじゃ売れないですよね?

ヨシ:うーん、そう言われると……ホントに「どうも〜♪」って営業
   に行ってるんですけどね……

佐藤:でも売上評価は高いんですよね?

ヨシ:そうですね……何でだろう?

佐藤:売れる営業マンって、本能的に「売れる営業」ができちゃうん
   ですよね……

ヨシ:うーん……じゃあ何で私が売れるのか、教えてください!

佐藤:ははは、今日はそのための時間でもありますよ。

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◆ニーズの流れは右から左
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佐藤:まずは売り物を教えていただけますか?

ヨシ:家庭用の防災機器です。詳しくは言えませんが、○×△とか、
   △□◇などです。

佐藤:それは、どんな家にも取り付けられるんですか?

ヨシ:やりようによっては、一軒家でもマンションでも設置できます

佐藤:ということは、商品自体はBtoCですよね。一般消費者がエ
   ンドユーザーですね。チャネルはどうなります?

ヨシ:チャネルはハウスメーカーさんだったりします。

佐藤:なるほど、家関連のチャネルですね。その意味ではBtoBで
   すね。売り先は販売代理店さんみたいな感じですか?

ヨシ:弊社から見ると販売取次会社さんですね。逆に弊社は取次会社
   さんからは、「業者」のうちの1社に見えてると思います。

佐藤:機器の設置なんかはどなたがやるんですか?

ヨシ:設置は弊社でやることが多いですし、メンテは弊社にしかでき
   ませんから、その意味ではエンドユーザーさんと接します。

佐藤:あ、ではこういうBtoBtoCの構造になっている、と……
   そうなると、こんな感じですか?

(いつものように、A3の紙を取り出して……)


==============================================================
B    to   B   to   C  

機器    →  取次会社 →   消費者
メーカー
==============================================================


ヨシ:あ、マンションなんかだとその間にマンションの「オーナー」
   さんが入りますね。

佐藤:オーナーさんって、マンションの家主さんですね?

ヨシ:そうです。賃料を得る方です。法人のオーナーさんも個人のオ
   ーナーさんもいらっしゃいます。

佐藤:なるほど、そうなると、マンションの場合は、こうなりますね


==============================================================
B     to   B  to    B    to  C 

機器    →  取次会社 → マンションー →  マンション
メーカー             オーナー      入居者
==============================================================


ヨシ:ええ、そうですね……なるほど、こう見ると、流れがわかりや
   すいですね。

佐藤:ヨシさんからの提案や商品の流れは、左から右ですよね?

ヨシ:はい、もちろんそうですね。

佐藤:でも……ニーズの流れは、右から左、です。

ヨシ:どういうことですか??

佐藤:ヨシさんの会社の防災機器が入っているマンションに、入居者
   さんが魅力を感じて入居するとオーナーさんが嬉しいですよね

ヨシ:ええ、それがオーナーさんのニーズです。空室率を下げるのが
   オーナーさんが一番気にすることです。

佐藤:で、オーナーさんが空室率を下げる提案を取次会社さんがオー
   ナーさんに提案できれば、取次会社さんも喜びますよね?

ヨシ:そうなんですよ! それ、私がやってることです!!

佐藤:どんなことやってるんですか?

ヨシ:ですから、「オーナーさんに空室率下げませんか?」っていう
   提案しませんか、って取次会社さんにもっていくんです

佐藤:ほら、出てきた。それが本来の意味での「提案営業」じゃない
   ですか。「どうも〜」って言ってるだけじゃなくて(笑)

ヨシ:そ、そういえばそうですよね……そうかあ……私、そうやって
   営業しているんですね……

佐藤:自分の強みと同じで、自分の得意とする営業スタイルって自分
   では意外に気づかないんですよ。

ヨシ:ホントにそうですね……

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◆右からの「具体的」なニーズを埋めていこう!
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佐藤:じゃあここからは実戦BtoBtoC講義、です。

ヨシ:はい、お願いします!

佐藤:と言っても、スーパー営業マンのヨシさんがやっていることを
   解き明かしていくだけです。


==============================================================
B     to   B  to    B    to  C 

機器    →  取次会社 → マンションー →  マンション
メーカー             オーナー      入居者
==============================================================


佐藤:この図で、マンション入居者のニーズでヨシさんの商品が解決
   できる悩みは何ですか? それがいわゆるベネフィットです。

ヨシ:もちろん、防災対策ができる、っていうことです。

佐藤:それじゃ粗すぎます。もっと具体的には?

ヨシ:え?

佐藤:防災対策をすると入居者さんは「どう嬉しい」んですか?

ヨシ:そ、そりゃ……色々と守れますよね……

佐藤:ですから、具体的に何を守れます? いや、私はわかって聞い
   てるんですけどね(笑)

ヨシ:あー、先生意地悪だあ……

佐藤:だって私が言ってしまったらどうしようもないですよ。何を守
   るんですか?

ヨシ:家族はもちろん、家財道具とか……

佐藤:今出てきたのが、家族の命と、財産ですよね。あとは……?

ヨシ:家族の命はもちろんですね。金銭的な財産もですけど、火事と
   かで思い出も消えちゃったら、悲しいですよね……

佐藤:ほら、具体的に出てきますよね。家族の命、財産、思い出。こ
   れを守るのが最後のC、「入居者」のニーズですよね。

ヨシ:なるほど、わかってきました。オーナーさんのニーズは「空室
   率を下げたいです。ここははっきりしています。

佐藤:もう一声! 空室率は、客数ですよね。売上を上げるもう1つ
   の要素は……?

ヨシ:あ! 客単価! そうか、賃料を落としたくないっていうニー
   ズもオーナーさんにはあります!

佐藤:こうやって、客数×客単価、みたいなモレのないフレームワー
   クを使うと、モレなく考えられますね。当たり前ですけど。

ヨシ:先生のフレームワークってみんなそうですよね。BASiCS
   とか売上5原則とかマインドフローとか。

佐藤:BtoBtoCもそうですね。モレが無い体系を使えば、使う
   人は中身を埋めることに集中できますよね。

ヨシ:あ……今やっていただいているのがその作業なんですね!

佐藤:そうなんです。で、ヨシさんの商品でどうそれを解決するかと
   言うと……?

ヨシ:物件の価値が上がります! だから入居者数も増えるし、賃料
   も下げなくてすむ!

佐藤:で、それは誰にとっての価値かというと……

ヨシ:えっと……あ! 右にいる入居者! ニーズは右から、ってそ
   ういうことなんだ!

佐藤:そうなんです。で、次は中間のB、取次会社さんのニーズです
   が……これが、ヨシさんの直接のお客様ですよね?

ヨシ:ここは、オーナーさんを見てます。取次会社さんもたくさんあ
   るので、オーナーさんを囲い込むのに必死です。

佐藤:取次会社さんのニーズは、オーナーさん満足、と……

ヨシ:先生、これもニーズが右からですよね……

佐藤:わかってきましたね。ヨシさんは、取次会社さんに対して、ど
   んなことをされてます?

ヨシ:こうすればオーナーさんが満足するよ、っていう資料を作って
   持っていきます。

佐藤:そこにはなんて書いてあるんですか?

ヨシ:当社の防災システムで、物件価値を上げて、空室率が減る、っ
   て……あ!

佐藤:そう。ヨシさんのやってらっしゃることって、そういうことな
   んですよ。BtoBtoCというフレームワークで……

ヨシ:そうなんですね! 結構私、イケてる営業やってるじゃないで
   すか!! へ−、そうなんだあ……

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◆売れる営業マンはお客様の「その先」を見る
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佐藤:そうそう。ヨシさん、「どうも〜」って言って営業してるって
   おっしゃってましたが、やるべきことやってるんですよ。

ヨシ:こうやってみると、わかりやすいですね。

佐藤:売れる営業パーソンさんの共通点の1つがこれです。

ヨシ:BtoBtoCで考えるってことですか? でも私は明確には
   考えてませんけど……

佐藤:「直接のお客様の「先」を見る」んですよ。BtoBtoCと
   言う言葉は使わないでしょうけどね。

ヨシ:なるほど! 直接見えているお客様だけを見ていては、売れな
   いですよ!

佐藤:このBtoBtoCプロセスのカギはどなたですか?

ヨシ:オーナーさんです!

佐藤:メーカーである御社の、「直接のお客様」である「取次会社」
   さんだけを見ていてはダメですよね?

ヨシ:その通りです! オーナーさんをつかむのが、最大のポイント
   なんですよ!

佐藤:売るのに苦労される方って、昔の私もそうだったんですけど、
   直接のお客様「だけ」を見てしまうんですよ。

ヨシ:それでは売れないでしょうね……

佐藤:そうですよね。「直接のお客様の「その先」」を見ないと。で
   オーナーさんのニーズはなんですか?

ヨシ:入居者のご満足! やっぱり「その先」なんですね……

佐藤:ヨシさんに対談をお願いしたのは、ヨシさんが「売れる営業パ
   ーソン」が共通して使う言葉を使っていらしたからなんです。

ヨシ:その一つが、この「お客様の先」なんですね?

佐藤:そうです。BtoBで売れるプロセスって共通化できるんです
   よ。売れている方は、面白いように同じことを言います。

ヨシ:そうなんですねぇ……

佐藤:ここまでをまとめておきましょう。


==============================================================
B     to   B  to    B    to  C 

機器    →  取次会社 → マンションー →  マンション
メーカー             オーナー      入居者

防災機器 ←  オーナー満足 ← 入居者満足  ← 家族の命
売れる     囲い込める    空室率下げる  財産・思い出
                 賃料下げない

==============================================================

佐藤:上が提案の流れ、下がニーズの流れ、です。このようなニーズ
   の流れが起きるように、左から右へ提案するんです。

ヨシ:確かにニーズの流れは右から左……こうやって図になると、す
   ごいわかりやすいです!

佐藤:ヨシさんがやってらっしゃることは、このプロセスを左側を起
   点に、モレなく起こすことなんですよ。提案の流れは左から。

ヨシ:な〜るほどぉ、確かにそうです!

佐藤:防災機器ってほっておいて売れる性質のものではないので、何
   らかの提案を左側から起こさないといけないんですよ

ヨシ:もちろんそうです。ちゃんと自分でもやっていたんですね……

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◆ノウハウを「見える化」すれば共有できる!
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ヨシ:ちなみに先生は「売れる営業パーソン」なんですか?

佐藤:今はともかく、昔は全然ダメな営業マンでしたよ。

ヨシ:そうなんですか?

佐藤:ヨシさんは、こういうことを何となくって言うか、本能的にで
   きるようになりましたよね?

ヨシ:そうですね……

佐藤:私は本能的にできなかったので、売れる方法を必死で考えて、
   試行錯誤して、今に至るんですよ……

ヨシ:先生も昔はできなかったんですね……

佐藤:だからこそ、こうやって体系化できるんですよ。本能的にでき
   る人は、こんな体系化しなくてもできちゃうんです。

ヨシ:な、なるほど……

佐藤:ですから、売れる人に「売れる秘訣は?」って聞いても、「い
   や、普通に売ればいいんですよ」って答えが……

ヨシ:あ! さっき私も……

佐藤:「どうも〜って言いながら営業してるだけ」って(笑)

ヨシ:た、確かに……

佐藤:別に自分が売る分にはそれでもいいんですが、それだと人に教
   えられないですよね。

ヨシ:その通りです……部下に教えるのは結構大変で……

佐藤:見て覚えろ、とか言ってません? 同行して、オレを見ればわ
   かるだろ、とか……

ヨシ:…………耳が痛い(笑)

佐藤:自分ができる人ってそうなっちゃうんですよ。でもそれだと、
   社内で成功事例として共有しようとしても、できません……

ヨシ:おっしゃるとおりで……その辺が私の課題です……

佐藤:BtoBtoCもBASiCSもそうなんですが、成功事例を
   「論理体系」で分析すると、成功するべくしてしてるんです。

ヨシ:な、なるほど……確かにこうやってBtoBtoCのフローに
   してみると……私、自然にやるべきことやってますね。

佐藤:ですよね? 見える化すると、人に教えやすくなります。ヨシ
   さんが部下に説明するときも、この図を使ってくださいね。

ヨシ:はい! 今までは体験談なんかをよく話してたんですが、体験
   談じゃだめですか?

佐藤:体験談「だけ」ではダメです。「普遍化」しましょう。

ヨシ:普遍化、とはなんでしょう?

佐藤:「オーナーを攻めろ」ではなく「お客様の先を見ろ」というこ
   とです。オーナーがカギと言うのは、個別具体的な事例で……

ヨシ:なるほど、それを「お客様の先」とすれば、違う状況や、他の
   業種とかでも使えるように……

佐藤:そうです。ですから、今普遍化しているんです。そうすると、
   ヨシさんは他の業種でも売れる営業マンになります。

ヨシ:今転職する気はありませんが、そういうことですね……

佐藤:そうなんです。業種業態で言葉使いが違っても「普遍化」する
   と、売れる営業さんは面白いように同じことを言うんですよ。

ヨシ:へー……では、「売れる営業パーソンになる秘密」を先生はご
   存じで……

佐藤:それをこうやって体系化してご紹介してるんですよ。その「秘
   密」は、ヨシさんの「中」にあるんです。

ヨシ:へー、楽しみですね。

佐藤:トップランクの営業パーソンさんじゃなかったとしても、自分
   の成功体験をこうやって分析すればいいんです。

ヨシ:確かに、そうですね。売れる人はその引き出しが多い気がしま
   す。

佐藤:そう、「引き出し」っていい言葉ですよね。売れるプロセスの
   パターン認識、ですね。

ヨシ:パターン認識、ですか……売れる人って、こういう場合はこう
   っていうのが自然にできますよね。

佐藤:そうなんです。私はできなかったので、ロジックで詰めていき
   ました。自分が売れたとき、それを「普遍化」して……

ヨシ:先生のノウハウってそうやって蓄積されたんですね。

佐藤:ええ、自分が「売れなかった」からこそ、今があるんですね。

ヨシ:まさに強みは弱み、ですね……売れる人ほど普遍化できない…

佐藤:僭越ですが、私、英語なんかは苦労しないでできたので、教え
   られないんですよ。

ヨシ:それはイヤミな……

佐藤:す、すみません……同級生が英単語苦労して暗記してるとき、
   「何でできないの? 1回見れば覚えるじゃん」って……

ヨシ:……普通はそんなことできません。

佐藤:でも、ヨシさん、さっき同じこと言ってますよ。「何でできな
   いの? どうも〜♪って言って営業に行けばいいんだよ」って

ヨシ:あ! そうだったんだ……なるほど……

佐藤:それだと、部下の方にも教えにくいですよね。できる人ほど落
   ちるトラップです。

ヨシ:皮肉なものですね……「できる人は教えられない」って……

佐藤:だからこそ、BtoBtoCとか、BASiCSとかの、実戦
   的なフレームワークの意味があるんです。

ヨシ:自分の成功体験をこのワクで分析する、と……

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◆「普遍化」すれば、BtoB、BtoCを超える!
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ヨシ:ちなみに、これってBtoBでしか使えないんですか?

佐藤:いえ、BtoCでも同じです。例えばパスタとかカレーなんか
をスーパーで売る場合はBtoBtoCtoCです

ヨシ:は?

佐藤:こういうことです。下がニーズの流れです。


==============================================================
B     to   B  to    C    to  C 

パスタ    →  スーパー →  パパ・ママ →   子供
メーカー


パスタ  ← パパ・ママ満足 ← 子供の喜ぶ顔 ← おいしい
売れる     囲い込める           たくさん食べる

==============================================================


ヨシ:ほ、ホントだ……ニーズは子供の笑顔……右からだ……

佐藤:ですよね? 「お客様の先を見よう」、と一旦「普遍化」すれ
   ば、それはBtoBとかBtoCとか関係なくなるんです。

ヨシ:な、なるほど……見え方は違いますけど、ロジックは同じ……

佐藤:そういうことです。「お客様の先を見よう」というのは、どこ
   でも同じです。

ヨシ:ですから、売れる人ってみんな同じことを言う、と……

佐藤:ええ。だからBASiCS、マインドフロー、などのツールは
   業種業態関係なく使えるんですよ。

ヨシ:私が自然に何気なくやっていることが、先生のマーケティング
   理論通りなんですね……

佐藤:どっちかっていうと逆で、成功に共通する要素を普遍化したの
   が、私の各種ツールですね。

ヨシ:なるほど! 実戦に基づいているから強いんですね!

佐藤:そうなんです。この作業、まだまだ続きます。

ヨシ:はい、楽しみです!

この対談、まだまだ続きます。お楽しみに!


ご感想もお待ちしております。このメールにご返信いただければ、私
に届きます。ヨシさんへのご質問も(お答えできるかどうかわかりま
せんけど)どうぞ!

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◆まとめ
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●BtoBtoCで、ニーズの流れを体系的に考え、右から埋めてみ
 て「可視化」しよう!


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▼今日の日記▲

愛用のレッツノートが逝ってしまわれたので、急遽週末買いにいきま
した……またレッツノートに。これで4台目です……私、ホントノー
トパソコンよく壊すんですよね……結構大事に使ってるつもりなんで
すけど……

で、今まで大画面のCFY7を使っていたんですが、ちょっと小さめ
のS9に。で……大丈夫だろうと思っていましたが、これが微妙。今
日の売れたま!も初めてこの新ノートで書いてみたんですが、やっぱ
りタテが短くなると思考も制約を受けます。アフォーダンスじゃない
ですが、思考における道具の役割って結構大事です。


というわけで、少しでもタテに長く使おうとして、ツールバーの位置
を変えたり、フォント小さくしたりして、何とか使える状態に……パ
ナソニックさん、何でこんな「ワイドサイズ」にしたんですかね……
レッツノートでDVD見たりってあんまりしないと思うんですけど。


ちなみに、売れたま!的オススメソフトは……


1)WZ Editor(だぶりゅぜっとえでぃたー)

知る人ぞ知るテキストエディタです。DOSのVZ時代から、もう
10年以上使ってます。とにかく「アウトライン」が使いやすく、モ
ノ書きさんには必須! 売れたま!もWZで書いてます。もう800
号近くになる全売れたま!をテキストファイルで一括管理するという
離れ業は、このソフトで無いと(多分)できません。

最新のWZ6になって微妙に使いにくくなったので、前のバージョン
(WZ5)を使ってます(サポート打ち切りというのが難ですが)。

特に本の著者さん、編集者さんなんかには特にオススメ。最近ソフト
ハウスさんが変わったのですが、前の会社さんのHPでは「これで本
書いてます!」って言うことで私が載ってました。あまりによかった
ので、ソフトハウスさんにメールしたんですよ。

私のアタマの中では、マインドマップではなく、ツリー構造の方が整
理しやすいようなんですよね。好みによるとは思いますが、マインド
マップも見え方が違うだけでツリー構造のロジックなわけで。その整
理がメチャクチャやりやすいソフトで、超オススメ。もちろんお金も
らってません。私が勝手に勧めているだけです。良いモノは布教すべ
きだと思うので。ダウンロード版で7千円くらいですね。


2)ATOK(えいとっく)

2005を使っていたんですが、この機会に2010を買いました。
これも確かATOK4(だったかな?)かなんか、DOS時代から使
ってます。昔FEP(ふぇっぷ)って呼ばれてた頃からのユーザーで
す。っていうか今でもモバイルギアではVZ+ATOKっていう
DOS時代のソフトを現役で使ってます。今でも十分使えます。

2010になって、細かいところが色々使いやすくなりました。

もちろん、「べ」と入すると「BASiCS」、「ど」と打つと「独
自資源」と「BASiCS用語」に変換されるようにしています。P
C変えると、この再登録が結構面倒……誰か「ATOK用 戦略
BASiCS変換辞書」とか作ってくれないかな…(←他力本願)。

PCって私にとっては脳の延長というか「メモリ」のようなものなの
で結構こだわります。もちろんMSオフィスなんかは入れないと仕事
になりませんが、こういうソフトへのこだわりって結構あります。こ
の2つ、すごくオススメです。

買い換えたパソコンは、慣れれば良さそうです。何よりCPU性能が
大幅にアップしているので、その点では超快適! 我ながら、レッツ
ノートからしてみると「BASiCS通り」の顧客でしょうね……

●お気に入りのつぶやき@twitter

ここは、私がTwitterで不定期につぶやいているBASiCS関連の
つぶやきを紹介するコーナーです。

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2010-04-10
「強い戦略」ほど拍子抜けするほど当たり前のことである。高校生に
説明して納得してもらえないようなら、それは顧客にも納得できない

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私のtwitterアカウントは @uretama です。
#uretamaでつぶやいていただければ、私も拝読します。

#uretamaは、「売れたま!コミュニティ」のようになっています。全
てにご返事ができるわけではありませんが、気軽にご参加を!

●今日のiPod Tune:春のチャンス&チェンジ


ついに春到来! 大分あたたかくなってきました。

春と言えば、芽吹きの季節! 色々と環境が変わることも多いと思い
ます。そんなときは「チェンジ」の「チャンス」。

ということで、「春のチャンス&チェンジ」特集!

今日の曲は……


○If I Could Turn Back Time by Cher

1989年、全米3位のヒット曲。彼女は60sから活躍していたの
ですが、私がこの人を知ったのはこの曲でした。私が初めてアメリカ
(というか初めての海外)に行ったときにヒットしていた曲でもあり
よく覚えています。

80sの最後を彩る、80sらしい華やかなメロディ。でも、歌詞は
「もし過去に戻れたら」(現在のことと反対のことをあらわす、いわ
ゆる「仮定法過去」の用法です)……という、自分の過ちを悔やむ歌
詞です。過去を「反省」するのはよくても「悔やんで」いいことはあ
まりありません。この春、過去を吹っ切って、チャンス&チェンジ!

歌詞を気にしなければ、ホントいい曲です♪

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 物語形式でわかりやすいマーケティング戦略と人生戦略
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●「ドリルを売るには穴を売れ」 佐藤義典著 青春出版社
 マーケティング入門:読みやすい小説
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●「ことわざで鍛えるマーケティング脳」 佐藤義典著 毎コミ新書
 ことわざだからわかりやすい、伝えやすい、マーケティング戦略
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 にはこんな営業ノウハウが…… 次回もお楽しみに!


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▼彼氏・彼女との、知的な話題づくりに!

▼ご無沙汰していたあの人との会話のきっかけに、転送しよう!

▼お客様訪問の際のおみやげに、プリントアウトして渡そう!


売れたま!があなたのお仕事に少しでも役立ちますように……

〓〓次号の売れたま!でお会いできるのを楽しみにしています!〓〓
◎売れたマーケティング バカ売れトレーニング:売れたま
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