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■売れたマーケティング、バカ売れトレーニング:売れたま!■
〜MBAの中小企業診断士がそっと教えるパワフルレッスン〜
━━━━━━━━━━━━━━戦略編Vol.305(累計1119) 2014/05/12
購読者:30,378 (まぐまぐ:16,509 メルマ!:944 めろんぱん:12,925)
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■■■■■__弱みで勝つ!9:「うるさい立地」__■■■■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
●「うるさい」ことは強みか弱みか? 解釈次第で弱みは強みに転化
できる!
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◆電車が通る高架下にある店
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●真上を1日千本以上の電車が通る立地にある店
店の真上を、1日千本以上の電車が通る場所に立地する店があるそう
です。
どんな店かと言うと……?
−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−
◇『南海電気鉄道の「なんばEKIKANプロジェクト」は、ターミ
ナル駅のなんば駅(大阪市)から今宮戎駅(同)方面に約10分歩
いた高架下を再開発する取り組みだ。4月26日に第1期として
895平方メートルの商業施設が開業。まず自転車店とDIY用具
店の2店がオープンした』
◇『そのうちのひとつ「ディーアイワイファクトリーオオサカ」の目
玉は、店内で溶接作業などを体験できるワークショップ。初日は3
人連れの女性や1人で来店した中年男性らが図柄に沿って鉄板を焼
き切り、家庭用溶接機を使ってネームプレートを製作した』
◇『真上は多い日で1102本の列車が行き交う阪南地域の大動脈。
電車が通過するたびに轟音(ごうおん)が響くが「ワークショップ
会場には都合がいい」と同店を運営する大都(大阪市)の山田岳人
社長は満足そうだ。これまで都心部で出店先を探していたが、作業
音に寛容な立地がなかなか見つからなかった』
2014/05/05 日経MJ P.1
−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−
溶接や金属加工をするようなショップなら、確かに回りがうるさい場
所の方がむしろ適していますね。
HPはこちらです↓
http://www.diyfactory.jp/
アクリル版の加工、木工旋盤での木材加工、そして金属加工など、色
々なワークショップがあります。
これなら、確かに電車が真上を通る「うるさい場所」で気兼ねなく、
加工に熱中できそうです。
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◆復習:弱みで勝つ!
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久しぶり(2013年7月以来)の、「弱みで勝つ」シリーズです。
かなり時間がたったので、復習しておきましょう。
●あばたもえくぼ:弱みは強み、強みは弱み
拙著「白いネコは何をくれた」*の名文句(?)が「強みは弱み、弱
みは強み」です。
*「白いネコは何をくれた?」 佐藤義典著 フォレスト出版
http://www.sandt.co.jp/shiroineko.htm
一見「弱み」に分類されるものでも、やり方次第で「強み」に転化す
ることはできます。
「弱みで勝つ!」とは、このように一見弱みと分類されることを、強
みとして、ウリにしてしまおう、ということです。
●事実を強みとして「解釈」しよう!
そもそも、そんなに強みばっかりの会社・人はいません。
強み弱み分析のようなことをして、「うわ、うちは弱みばっかりだ」
と「諦めモード」に入ってしまったら最悪です。
そうではなく、
「事実を羅列し、これをどう強みとして使うか」
と考えるんです。
「事実」は「事実」です。弱みになるか、強みになるか、それは、使
い方次第、使う人次第です。
弱みを強みに転化し、弱みで勝つ!
これがしたたかで軽やかな経営者・マーケターの態度だと思います。
●弱みを強みに変える3ステップ
「弱み」を「強み」にするセオリーは、
ステップ1)「弱み」ではなく「事実」として客観的に羅列する
ステップ2)その「事実」が「強み」になるような「解釈」を探す
ステップ3)その「解釈」を受け入れていただける顧客に提案する
というステップになります。
つまり、「事実」を「これはいい」と評価してくれる方に対して、き
ちんと提案しようということです。
別に卑屈になって、ということでは全く無く、「これが強みです」と
堂々と提案するのです。それが「強み」になるお客様であれば、「確
かにそれが強みだ」とうなずいていただけるでしょう。
種明かしをしてしまえば、これはBASiCSにおいて、自社の強み
を提案するときのプロセスと何ら変わりはありません。少々の「意外
感」があるだけです。
「弱みで勝つ」とは、実はセオリー通りの戦略的な提案なのです。
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◆「うるさい」ことは、強み? 弱み?
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●うるさい立地は「強み」となる
「真上を1日1000本以上の列車が通過する」という、「うるさい
立地」は、強みでしょうか? 弱みでしょうか?
もちろん、通常は「弱み」でしょう。
しかし、「溶接作業を体験できるワークショップ」をする際には、
「作業音に寛容な立地」が必要になります。
その際には、「うるさい立地」は、「強み」となるわけです。
誰にも気兼ねなく、大きい音を出せるわけですね。
●うるさい店は「騒いでも大丈夫」
飲食店などでも、「うるさい」ことは「強み」にも「弱み」にもなり
ます。
例えば、友人と騒ぎたいときは、「うるさい」ことは「強み」になり
ます。気兼ねなく騒げるからです。
しかし、落ち着いて話したいときには、「うるさい」ことは「弱み」
になります。
「人」によって違う、というよりはその時々の「ニーズ」「使い方」
によって変わるわけです。
例えば、以下のような場合には、「うるさい」ことが「強み」になり
ます。
・若者が大勢で集まって騒ぐ
・小さな子供がいて、いつ泣き出す・騒ぎ出すかわからない
・大きな音の出る作業をする
このような場合には、静かな店ではむしろ居心地が悪いですよね。
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◆強みか弱みか、ではなく、「強みになる人・TPOは?」と考える
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●絶対の強み・弱みは存在しない
このように、一見「弱み」に見える「うるさい立地」も、解釈次第で
は、「強み」になるわけです。
例えば「値段が高いこと」も、必ずしも「弱み」にはなりません。
「ギフトに使う」場合などには、ある程度の価格の高さが必要になり
ます。
「怠惰」であることも、絶対の弱みのように見えますが、「怠惰」で
あれば「ラクにできる」方法を考えられるかもしれません。よく、一
番優秀な人材は「有能で怠惰」な人材などと言われたりもします。
「絶対の弱み」というものは、ほとんど存在しないわけです。
●「強み」「弱み」と分類すると、「レッテル」が固定化する
にも関わらず、「強み」「弱み」と分類する手法が流布しています。
SWOT分析などはその典型です。
わざわざ「強み」「弱み」と分類する必要があるのでしょうか?
一旦、「弱み」とレッテルを貼ってしまうと、なかなかそれを剥がせ
なくなります。
「弱み」と思い込んでしまうと、「それを強みにしよう」とは考えに
くくなってしまうわけです。
これはかなり大きな弊害ではないかと私は考えています。
●「うるさい」ことを「事実」として捉える
ではどうすれば良いかというと、「強み」「弱み」と分類する必要は
ないのです。
「弱みだ!」と言ったところで、何も良いことはありません。
「うるさい」ことを「事実」として捉え、
○うるさいことが強みになるような人は誰か?
○うるさいことが強みになるような利用場面はないか?
と考えれば良いのです。
そして、「うるさいことは強みだ」と堂々と提案すれば良いのです。
「戦略」を一言で言えば、「強みを活かすこと」だと私は考えていま
す。
そして、さらに言えば、「強みは作るモノ」です。
解釈次第で、「強み」は作れるものなのです。
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◆あばたもえくぼ:知恵を使ってひっくり返す
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●影があるところには必ず光がある
「強み」と「弱み」は、裏表の関係です。
同じモノをどう解釈するか、です。
ほぼ全てのことは、解釈次第でその価値を「ひっくり返す」ことがで
きます。
○うるさい店 → 盛り上がっていて騒げる店
○古くて小汚い店 → 歴史と伝統のある店
○交通が不便な場所 → 隔離された集中できる場所
○パンチのない味 → 材料を活かした素朴な味
○薄い中身のない本 → 気楽に短時間で読める本
○地味で面白みのない人 → マジメで誠実な人
○無遠慮で気を遣わない人 → 裏表がない正直な人
これらは、全て同じことを逆側から見ているだけです。コインの裏表
のような関係です。
「光と影」のような関係でもあります。光があれば、必ず影がありま
す。逆に言えば、「影があるところには、必ず光がある」のです。
政治における政策決定などが難しいのは、このようにほぼ全ての意思
決定には「マイナスの側面」があるために、全員を満足させることが
難しいからです。
しかし、マーケティングにおいては、「弱みを強みと捉えていただけ
る人」だけを選ぶことができます。
ですから、「弱み」を「強み」にすることができるのです。
英語ディベートでは、これを「Turnaround」と呼びます。
まさに「ひっくり返す」わけです。
ディベートには極めて有益な思考方法がたくさん詰め込まれています
が、この「Turnaround」もそのうちの1つです。
●知恵を使って「ひっくり返す」
「影」の反対側を探せば、必ず「光」があります。
アタマを使って、価値を「ひっくり返す」ことができれば、弱みが強
みになるのです。
「弱み」があっても、嘆くことはありません。
「弱みは強みのモト」なのです。
さて、あなたの「弱み」は何ですか? ぜひ強みに転化しましょう!
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◆今日のまとめ
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●「うるさい」ことは強みになる。解釈次第で弱みは強みに転化でき
る。知恵を使って、価値をひっくり返そう!
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▼今日の日記▲
週末は母の日でしたね。私は久しぶりに両親・兄弟で集まりました。
この年になると各々の生活があるので、家族一同が集まる機会がなか
なか(というか、ほとんど)ないので、近況報告などの話に花が咲き
ます。
「母の日」のような日を設けるのは良いことですよね。本来は「毎日
が母の日」であるべきなのかもしれませんが、そうすると、有り難み
がなくなってしまいますから、誰も祝わなくなってしまうでしょう。
母の日のちょっとしたお菓子をデパ地下に買いに行くと、やっぱり、
母の日一色。結構混雑していました。売ってるものは同じでも、包装
が変わると、それらしく見えるものです。商魂たくましいと言ってし
まえばそれまでですが、やっぱりお祝い事ですからね。
次は、父の日ですね。
●今日のiPod Tune:春だ! 旅に出よう! 旅の歌
春だ! 休みだ! 連休だ! 休みには旅に出よう!
ということで、「旅の歌」シリーズ!
前号は、高速道路(?)の歌。車だけではなく、船で旅することもあ
るでしょう。
ということで、今日の曲は……
○Sailing by Rod Stewart
1975年リリース、ヨーロッパ各国で大ヒット。彼の代表曲の1つ
ですね。
メロウなメロディと、彼独特のハスキーボイスが絶妙なマッチングで
ココロに染みいります。
ゆっくり進む船の甲板の上で、波の音と一緒に聞きたい曲♪
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品等は、例であり、戦略や商品の良し悪しの評価ではありません。
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経営のすべてを顧客視点で貫く<社長の最強武器>戦略BASiCS
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経営戦略のガイドブック:経営者は必読!
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戦略を実行に落とし込み、組織を動かそう!
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──────< 物語でわかるマーケティング >────────
●「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」 佐藤義典著
マーケティング入門:読みやすい小説
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上の本の続編。主人公が社長になり、戦略構築から実行プロセスま
で物語で体感!
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物語形式でわかりやすいマーケティング戦略と人生戦略
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●「図解 実戦マーケティング戦略」 佐藤義典 著
マーケティング戦略入門:戦略はここから
日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/jissen.htm
●「事例でわかる 実戦BtoBマーケティング」 佐藤義典著
BtoBマーケティング戦略の標準テキスト
日本能率協会マネジメントセンター
http://ow.ly/7Wvdq
●「マーケティング戦略実行チェック99」 佐藤義典 著
マーケティング戦略実践:実行のためのチェックリスト
日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/check.htm
●「ことわざで鍛えるマーケティング脳」 佐藤義典著 毎コミ新書
ことわざだからわかりやすい、伝えやすい、マーケティング戦略
http://www.sandt.co.jp/kotowaza.htm
────────< マーケティングの思考法 >────────
●「実戦マーケティング思考」 佐藤義典著
日本能率協会マネジメントセンター
右脳と左脳をフル活用、売れる思考・発想ができるようになる!
http://www.sandt.co.jp/shiko.htm
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◆次号予告:ハウスの「味の設計図」
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●カレールウと言えばハウス。そのハウスが、カレーの味を企画する
ときに使う手法とは……?
▼飲み会に、数部印刷して行こう。グチ大会より、前向きの話を!
▼彼氏・彼女・家族との、知的な話題づくりに!
▼ご無沙汰していたあの人との会話のきっかけに、転送しよう!
▼お客様訪問の際のおみやげに、プリントアウトして渡そう!
売れたま!があなたのお仕事に少しでも役立ちますように……
〓〓次号の売れたま!でお会いできるのを楽しみにしています!〓〓
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「インド人を右に」とレスするたびに右に動いていくスレ
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1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/30(土) 14:05:17.71
ID:yDRFQxCW0┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓┃ ┃┣
11 年前
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