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2013年8月22日木曜日

売れたま!特別編Vol.242 2013/08/22 夏休み特別号:BASiCSで商品開発 5

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━━━━━━━━━━━━━━特別編Vol.242(累計1044) 2013/08/22
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 ■■■__夏休み特別号:BASiCSで商品開発 5__■■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●「価値は使い方に現れる」。ニーズ発想では、TPOから発想し、
  それに合わせて商品・サービスを設計していこう!


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◆夏休み特別号! BASiCSで商品開発!
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夏真っ盛り! 恒例の夏休み特別号は、あの本の登場人物に……

「新人OL〜シリーズ」の登場人物
・売多真子:イタリアンレストラン「そーれ・しちりあーの」社長
・売多勝 :売多真子の親戚 コンサルティング会社経営
・上原望 :売多真子の同僚「そーれ・しちりあーの」役員

「経営戦略虎の巻 CD」付属小説の登場人物
・松井恵利:売多真子の友人 果物ジュース・ケーキショップ店長


○入門書:「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」佐藤義典
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売多真子が勝の助力を得てイタリアンレストランの新企画に奮闘!

○戦略書:「新人OL、社長になって会社を立て直す」 佐藤義典
http://ow.ly/6s63d
真子が社長になり競合と戦う戦略構築〜実行プロセスを、物語で体感



●「BASiCSで商品開発」編

今回の特集は、「商品開発」! 多くの方が悩むところです。

・どんな製品を作れば売れるのか?
・どんなサービスを企画すれば人気が出るのか?

ポイントはもちろん、BASiCS!

このシリーズはどのくらいの長さになるかは、現時点ではわかりませ
ん。気長にお楽しみください。



●ここまでのあらすじ

イタリアンレストラン「そーれ・しちりあーの」の社長「売多真子」
(うれた・まこ)と役員「上原望」(うえはら・のぞみ)、真子の友
人「松井恵利」(まつい・えり)は、真子の親戚にしてコンサルタン
トの「売多勝」(うれた・まさる)の「1人合宿」についてきた。

8月の初旬、4人の向かう先は、高原のペンション。4人は長野行き
の新幹線に乗り込み、4人席で早速勝の「講義」が始まった。



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◆まずは、前号の復習から!
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4人は新幹線の向かい合う2人席で、各自が準備したお昼ご飯を終え
ようとしていた。

勝が、望が作ったクラブサンドの最後の一片を遠慮無く取ると、おい
しそうに頬張り、「ふう……うまかったあ……。ごちそうさま。望ち
ゃん、ありがとね。一生で食べたサンドイッチの中で一番うまかった
かも」と望に本当に嬉しそうに笑いかけた。

「い、いえ……そ、そんな大げさな……」 望がはにかみながら返す
「ううん、大げさじゃないってば。ホントうまかったよ」
「は、はい……ありがとうございます……よ、良かったです」
「な、何よ、そんなにサンドイッチが好きなら今度作ってくるよ!」
「は? 真子、何怒ってるんだよ」
「だって……私が作ってきてもそんなこと言ってくれないのに……」
「あれ? 真子がお弁当作ってきてくれたことなんてあったか?」
「あ、あったもん……む、昔だけど……」
「今は作れるのか、真子?」
「そ、それは……多分、……もしかしたら……できる……かも……」
「真子、ムリしなくていいわよ。真子には真子の良さがあるんだから
 勝てない戦場で勝負しない方がいいよ?」
「あのねー、まるで私ができないみたいに……で、できるもん!」
「じゃあ楽しみにしてるよ」
「か、覚悟しててよ!」
「な、何を覚悟するんだ? 食中毒は勘弁してくれよ?」
「ち、違うもん」



勝 :とにかく再開しようぜ。恵利ちゃん、お願い。

恵利:はい。

恵利が自ら書いた「恵利ノート」を開いた。


○商品開発のプロセス ITEST

 Idea Generation アイディア出し
 Test Marketing テストマーケティング
 Engineering   生産方法確立・生産
 Selling     上市・販売
 Tuning     市場の反応を見て改善


○I:「アイディア発想」の3つの源泉

1)ニーズ発想 → 「顧客」からの発想
・顧客が元々欲しいものだから成功の確率は高い
・逆に、大きなリターンは期待できない

2)シーズ発想 → 「自社」からの発想
・顧客が欲しいかどうかはわからないから成功の確率は低い。
・当たれば大きなリターンが期待できる

3)他業界発想  →「他業界」からの発想
・成功すれば「革新的」だが、自業種では初めてなので大変
・他業種に既に成功事例があるので、それが参考になる


○1)ニーズ発想 → 「顧客」からの発想

1−A)ニーズを捉える:顧客の行動や言葉から気づきを得る
1−B)「行動仮説」を作る:どんな提案ができるかを考える
1−C)「行動仮説」を検証する「調査」を行う


勝 :OK。じゃあ今回の内容に入っていこう。



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◆I:アイディア出し 1)ニーズ発想 価値は使い方に現れる
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勝 :じゃあ「ニーズ発想」を続けていこう。ここでクイズ。「ニー
   ズ」は何を見ればわかる?

真子:お客様の「利用場面」! 「価値は使い方に現れる」!

勝 :おー、さすが。

恵利:TPO、すなわち「いつ、どこで、どのように使うか」が利用
   場面ですよね。

勝 :そうそう。だから「顧客の行動や言葉から気づきを得る」って
   言う場合の……「行動」の1つが、利用場面。

望 :はい、前号で言われた「現場を見る」ということですね。


勝が「まさにそういうこと。だから……」と言いながらノートパソコ
ンを操作し、3人に向ける。


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇「熱さまシートの発売は1994年。当初は発熱時に子供のおでこ
 を冷やす用途を想定した。就寝中の子供は寝返りを打つことも多
 く、ぬれタオルでは、ずれ落ちてしまうことにヒントを得たとい
 う。開発陣はパッケージのイラストで使用方法をイメージしてもら
 い、商品名「熱さまシート」をひねり出したのだ」


◇「発売後はスーパーやドラッグストアで飛ぶように売れ欠品状態
 に。「名前でズバッとわかってもらえた。全く新しい商品ではネー
 ミングがカギを握る」(旭氏)ことを学んだ。その後、ジェル成分
 や粘着剤を工夫し、発売当時2時間だった効果持続は8時間に伸び
 た」


2013/05/27 日経MJ P.10

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


真子:あ、熱出したら、おでこに濡れタオルをおくけど、確かに起き
   たときにはいつも落ちてるよねー、きゃははは。

望 :そうだよね。まさに「顧客の行動から気づきを得る」というこ
   とだったんだね。

勝 :このことはみんな、気づいてたはずなんだよ。でも、それまで
   誰もこれを発売しなかった。

恵利:あ、確かに……同じモノを見ても、気づく人と、気づかない人
   がいるということですね。

勝 :そう。せいぜい、濡れタオルを落とさないようにヒモで巻こう
   くらいの発想くらいしかできないよな。

恵利:きっと、そこから「粘った」んでしょうね。「どうすれば解決
   できるか」って……

真子:それで、「だったらいっそ貼っつけちゃえ」みたいな発想にな
   ったんだろーねー、きゃははは。

勝 :それが重要な「ヒラメキ」だよな。で、その「ヒラメキ」の
   「モト」が何だったかっていうと……

恵利:おでこの濡れタオルが落ちる、っていうTPOですよね。利用
   場面があったから、そういう発想になったんですよね。

勝 :多分そうなんだろうな。

望 :なるほど……ぼぉっと、「いいアイディアないかなー」とか考
   えていても出ない、ってことですね……



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◆I:アイディア出し 1)ニーズ発想 TPOを「具体化」する
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勝 :でさ、熱さまシートってどこに貼る?

恵利:あれって、おでこに貼るものじゃないんですか? 熱冷まし、
   ですから……

勝 :そうだよな。それが偉いよな。

恵利:え? どういうことですか?

勝 :だからさ、商品開発したとき、貼るところは別に「おでこ」じ
   ゃなくてもいいわけでしょ?

望 :そ、そうですけど……?

勝 :だって、実際「からだに貼る熱さまシート」とかあるからな。
   体のどこに貼ってもいいわけじゃん?

http://www.kobayashi.co.jp/seihin/k_nss/index.html

真子:ああ! 「おでこに貼る」って絞ったところが偉い! 「どこ
   にでも貼れる冷感シート」とか言わなかった!

勝 :そう!! 「どこにでも貼れる!」とかいうと、どこに貼って
   いいかわからない。だから「熱さまシート」って言って……

望 :貼るところを「おでこ」に絞ったんですね!!

勝 :この製品は「TPO」を具体化してる。「おでこに貼って熱さ
   まし」。その絵がパッケージに描いてあるだろ?

恵利:製品名も「熱さまシート」。一貫性があります!!

勝 :大きさだって「おでこ」に合わせてるわけでしょ。TPOを特
   定したからこそ、全てに一貫性が出てる。

望 :なるほど……TPOから「気づき」を得て、それに合った製品
   を開発して、そのTPOに使おう、という名前にして……

勝 :ヒット商品ってさ、そういう「当たり前の」一貫性がある。

恵利:でも確かに「何でも使えます。どこにでも貼ってください」っ
   って言いたくなりそうですよね。

勝 :広げるほどに、一貫性が取りにくくなる。結果、どう使ってい
   いかわからないから、売れなくなる。

望 :皮肉ですよね。TPOを広げてたくさん売ろうとして、かえっ
   て売れなくなる。

勝 :その「広げ方」が売り手都合だからだよ。お客様には関係ない
   広げ方だからな。

恵利:あ……確かに……「うちの製品を売りたいから」広げると、そ
   れはお客様にはかえって迷惑……

勝 :組織に1人くらいはそういうことを言う人がいる。そういう人
   たちがどんどん製品の「カド」を取って行く。

真子:うん……

勝 :そういう人たちをいかにうまく「活用」するかも大事。

真子:「活用」するの?

勝 :うん。アイディアの「弱点」を探すのもうまいから、弱点だけ
   探してもらって、「カド」は残す。

望 :なるほど……そのあたりは、私たち経営層の課題になるね、真
   子ちゃん?

真子:そうだねー。商品の開発プロセスなんかをちゃんと考えないと
   いけないね。

勝 :だからそれがITESTだ、つってんの。

真子:あ、そーか、だから今やってるんだ、きゃははは!



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◆I:アイディア出し 1)ニーズ発想 「携帯用電子辞書」
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勝 :電子辞書でもそうだぜ。「価値は使い方に現れる」。逆に言え
   ば、「使い方」が変われば「ニーズ」が変わる。

真子:電子辞書に「使い方」の違いなんてあるの?

勝 :そりゃあるだろ。ほら、これを……


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇「シャープが8月上旬に発売した電子辞書「ブレーン PW─
 AC10」が好調だ。携帯性を最重視し、スマートフォン(高機能
 携帯電話)を思わせる小型で洗練されたデザインや、機能を絞り込
 み価格を抑えたことなどが特徴だ。家電量販店の店頭では発売直後
 から手に取る女性客が相次ぎ「予想を超える売れ行き」(同社)を
 見せている」


◇「携帯性を重視した電子辞書。片手でも操作しやすいようキーを配
 置、重さも約97グラムと軽くした。外出先で使うことに主眼を置
 き、収録コンテンツ12種類のうち7つを旅行会話集が占める」


◇「シャープがPW─AC10の開発に着手したのは約1年前。通信
 システム事業本部で電子辞書を担当する粉川径子(45)さんは
 「電子辞書のコンパクト市場を開拓したかった」と振り返る」


◇「粉川さんらのチームは消費者の電子辞書の使い方を分析。机上で
 じっくり学習するときなどに使う場合と、海外旅行先で翻訳に使っ
 たり会議中にサッと調べ物をしたりするときの2通りに分類した。
 後者の場合、多彩な機能やコンテンツをそろえた従来型の製品より
 も、小型で携帯性に優れる機種が好まれると考えた」


◇「「重さは100グラムを切り、業界最軽量に。店頭価格は1万円
 程度に抑える」。目標とする仕様はコンセプトに合わせる形で自然
 に決まった。ただそれを実現するため試行錯誤を繰り返し、「実際
 に100グラムを切ることになったのは、発売まで1カ月を切った
 ころだった」(粉川さん)という」


2010/11/12, 日経MJ P.3

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

勝 :デザインは、ブラックベリーみたいな感じ。

真子:あ、なるほど。携帯用だもんね。

勝 :この記事、2010年の記事だけどこのPW−AC10ってい
   う機種は今でも売られてるから、人気なんだろうな。

真子:確かに「机の上」と「旅行中」だと、TPOが全然違うね。ニ
   ーズも変わるね。

望 :「机の上」なら大きくて内容も充実しているのがいいし、「旅
   行中」ならとにかく小さくて軽いのがいいね。

恵利:だから、製品特性も変わってくる……TPOの分だけ新商品の
   アイディアがあるはず、ってことだよね。

勝 :鋭い。そのTPOが「旅行中」みたいに頻度が高いものなら、
   そこに特化した新商品を出す手がある。

恵利:この電子辞書の特徴は、こんな感じですよね。


恵利がサラサラと「恵利ノート」にまとめていく。


○TPO:携帯する → 旅行先で翻訳、会議中の調べ物
・97g、業界最軽量
・店頭価格は1万円程度*
・片手でも操作できる
・12種のコンテンツのうち7つを旅行会話集が占める

(*現在アマゾンでは7千円弱くらいのようです)


望 :全体に一貫性がありますね。携帯用・旅行用として。

勝 :そうだよな。TPOを「携帯用」に絞ったが故に「携帯用」と
   して一貫性があるよな。

真子:なんかさー、みんなパターンが同じだね。特定のTPOを想定
   して、「モノ」をそこに合わせて行く。

勝 :だから「ニーズ発想」はそうなんだってば。

真子:あ、勝さんがそーゆーのを集めてるのか、きゃははは。

恵利:あとこれ、前号でやった「ニーズ発想は「ニーズ」が先、「技
   術」は後から開発」のパターンになってますね。

真子:そ、そうなの? それも一緒なの?

勝 :さすが恵利ちゃん。よく覚えてるな。その通り。真子、記事を
   よく読んでみろよ……

真子:えっと……あ! 100gを切ることになったのは発売1ヶ月
   前なんだ! 目標重量をTPOから先に決めて……

望 :発売直前まで、モノをTPOに合わせるように頑張ったんだ。

勝 :そうそう。ニーズ発想では、あくまでTPOが先。

望 :勝さん、TPOが決まれば、商品特性が自動的に決まりますよ
   ね。逆に言えば、TPOを決めなきゃ商品が作れない……

勝 :そうなるよな。イタリアンレストランでも、デートニーズと、
   大騒ぎニーズでは、必要なメニューが違うんじゃない?

望 :あ……確かにそうですね。「大騒ぎニーズ」なら、盛り上がる
   演出が入ったメニューとかが必要ですよね。

勝 :そうそう。ボワって燃えるデザートとか。よくあるじゃん。

望 :あ、確かにそういうのは盛り上がりますよね。

真子:あれ? 私、なんかその話、聴いたことあるぞ……?

勝 :だってこれオマエと話したじゃん。オマエが泣きながら助けを
   求めてきた最初の方に、イタリアンレストランで*

*新人OL、つぶれかけの会社をまかされる P.79

真子:あー! あのときかー! 泣いてないもん。でもあのときの会
   話は「商品開発」でも使えるんだ……

勝 :基本は同じだからな。あの本、ぱっと見は初心者向けだけど、
   内容はすさまじく深いからな。



4人の一瞬の沈黙を、車内アナウンスが切り裂く。

「次は、終点、長野〜長野〜。どなた様もお忘れ物の無いよう……」

車窓を流れる風景のスピードが遅くなり、体に少し後方への圧力を感
じる。車体にブレーキがかかっているのがわかる。

「え……もう着いちゃったの?」
「楽しい時間は、過ぎるのが速いですね、ふふふ」
「いやー、望ちゃんがそう言ってくれると嬉しいなあ」
「とにかく片付けようよ」
「そうだな、急げ」

あわててノート、お弁当の容器などを片付け始める一同。

「勝さん、ゴミをまとめますから、ゴミがあったらください」
「あ、う、うん……ありがと」
「これは捨てていいんですか?」
「あ、それはまだ使うから……」

テキパキと作業し指示していく望に、あたふたと片付ける勝。立場が
いつの間にか逆転している。

電車が完全に停車し、ドアが開く音が響くころに、ようやく勝の片付
けが終わる。

車両内に明るいユニフォームをきた清掃員が入ってくる。

「ねー、勝さん、いそぎなよ」
「わかってるよ、うるせーな」
「もー、勝さんと出かけるときはいっつもこうなんだからー」
「文句言うヒマがあったら、忘れ物がないか、席を確認しろよ」
「はーい」

4人がけにしていた席を180度回転させて席を戻し、一同は早足で
電車を出て行った。



(次号に続く)



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◆今日のまとめ
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●価値は使い方に現れる。ニーズ発想では、TPOを具体化し、それ
 に合わせて商品・サービスを設計し、技術開発していこう!


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▼今日の日記▲

今週、産まれて初めて「東京→伊丹」の飛行機を使いました。いつも
東京〜大阪の移動は新幹線なのですが、朝早く到着しようとすると、
飛行機の方が新幹線より早いんですよね。

6:10の便でしたが、その時間に自宅から羽田に行こうとすると、
タクシーくらいしかありません。羽田に前泊して……と、ちょっと大
がかりな移動になりました。

しかし、東京→伊丹、って速いですね……離陸して、パソコンを使っ
ていい時間になって、パソコン開いて、飲み物が来て、アイスコーヒ
ーおかわりしてたら、もう着陸、ですね。伊丹空港からJR伊丹駅ま
でも意外に近く、タクシーで2千円くらいの距離でした。あと、朝イ
チの便は、安いんですね。新幹線とほとんど変わりません。

伊丹空港を廃止する、みたいな意見もあった(ある?)ようですが、
大阪の中心部に近い、という意味では貴重な空港ですね。日本の多く
の空港は、とにかく都市部から遠すぎるんですよね。

思ったより早く着いてしまったので、カフェで少し本を書く時間もで
きました。



●今日のiPod Tune:Hot Summer Song 2013

ここのところ、やっぱり夏らしい日が続きますね。

ということで、今日の1曲は


○夏の日 by 森高千里


1994年夏の曲。TV番組のテーマ曲でもあり、森高さんを代表す
る曲の1つ。オリコン5位まで上がりました。シングル曲の売上、と
いう意味ではこの頃が絶頂期です。

「バラード」というほどスローではありませんが、スローなテンポの
曲と、ココロに染みいる詩が絶妙にマッチ。

もうクラゲが出て海には入れず、ビーチからぼーっと海を見ているよ
うなイメージの曲ですね。ほんの少しだけ涼しくなった夕暮れのビー
チを2人で歩きながら聴きたい曲♪



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◆次号予告:BASiCSで商品開発 6
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●次回も引き続き「ニーズ発想」を深めていきます!!


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