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第 179 号 2012-07-28発行
╋━ 今号のトピック ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
◆ペンギン・パンダに一喜一憂しない
◆FacebookやAppleも検索に参入する可能性も考える
◆SEOにかぎらず、ビジネスも組織も、大方針による信賞必罰が大事
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7月12日発行の、第15号では
ペンギンとパンダの対応や
Googleのガイドラインで学ぶ
ペンギン・パンダ対策
7月26日発行の、第16号では
別角度からの
覇道SEOのまとめ
●ペンギンとパンダのアップデート
アルゴリズム
ペナルティとリカバリー
●Googleからのメッセージと再審査リクエスト
●SEOスコア再確認
●モジュール再確認
キーワード
内部リンク
外部リンク
●SEO診断
ブラウザーなどで(ユーザーが見ているように見る)
ウェブマスターツールで(Googleが知っているように知る)
MS SEOツールで(デッドリンク、リダイレクト、非正規URLをチェック)
●質問と回答
検索結果のタイトルの書き換えなど
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◆ネット各社の2012年4-6月期決算とSEOの大方針
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今回の、決算発表と株価は
キーワードは「マネタイズ」
つまり、いかに売上と利益につなげるかという
まともな資本主義のテーゼです。
さらに、トレンドは「モバイル」
スマートフォンです。
Yahoo!のCEOに
なんと、Googleの副社長であったマリッサ・メイヤーが就任しました。
Googleからは、Facebookや、Twitter、Dropboxなど
かなり人材が流出?していますが、
今回は大物の電撃移籍ですね。
・Yahoo! Inc.(YHOO)の2012年4-6月期の決算 株価・時価総額
http://www.seojukublog.jp/supplement/20120718160839.html
彼女の前途は多難かもしれませんが、
Yahoo!が自然死することは残念ですので、
ぜひとも、尽力していただきたいです。
なお、ありがちなのが
メイヤーによる、Google社員の引き抜きです。
Googleも、
最近の迷走ぶりから、嫌気がさしている人材も多いでしょうから
影響が出てくるでしょう。
つまり、
Googleの人事変動にともなって
われわれも、順位変動に悩まされることが想定されます。
・Google(GOOG)とMicrosoft(MSFT)の2012年4-6月期の決算 株価・時価総額
http://www.seojukublog.jp/supplement/20120720154158.html
Googleは
収益の柱である広告も
モバイルでは、売上増も薄利となっているようです
クリック単価が下がり続けています。
ともあれ
モバイルというかスマートフォンは
あらゆるネット・ビジネスの趨勢ですね。
このモバイルの時代というのも
くせものです。
Microsoftは、
Windows 8や
Office 2013など
これまた、会社の売上と利益の柱の新製品の投入で
ITの老舗の巨人の姿を見せてくれそうです。
というか
XPもそろそろ
買い換える時期ですから
経費増に悩みそうです。
・Apple Inc.(AAPL)の2012年4-6月期の決算 株価・時価総額
http://www.seojukublog.jp/supplement/20120725140759.html
Appleも
Macはそれなり
iPadは好調
そして
iPhoneは、次の新製品の噂で買い控え、売上減で株価も下落
これまた、モバイルの時代ということですね。
・Facebook Inc(FB)の2012年4-6月期の決算 株価・時価総額
http://www.seojukublog.jp/supplement/20120727130710.html
そして、Facebookこそ
SNSのチャンピオンとなって、
Googleを被害妄想に駆り立てているのですが
モバイルで苦しみ悩み
マネタイズで、あがいているようです。
コンパックもサン・マイクロシステムズも、今はありません。
Facebookも、存続するかどうか…
・決算や株価がSEOと何の関係がある?
─────────────────────────────────────
SEOの情報としては
小技、裏技
はたまた
寝技など
お手軽で、ちょいちょいとやれば、すぐに上がる!
そういったネタが欲しいのかもしれませんが、
弊社の考えでは、
ガイドラインで、ペンギンもパンダも予告済み
今さら落ちて慌てるほうが、どうかしてる!
と思っています。
つまり、枝葉というか、たった今、目の前の事象ばかりに
一喜一憂したり、脊髄反射していても
死語ですが、賽の河原、
永遠のモグラ叩きを繰り返すだけでしょう。
まあ
失敗する人たちに共通するのは
出鱈目のSEOでも上位表示できれば
「勝てば官軍」「結果オーライ」と
長年やり過ごしたツケが回ってきていることです。
こういう体質の人たちは
ペンギンやパンダがバージョンアップが積み重ねられ
いつかは
泣き喚くことになるでしょう
すでに、 Googleが
ユーザーのためにならないものを落とす!
と言っているのですから
その、「Googleが想定するユーザー」を、こちらもイメージできれば
ユーザーに価値がある、ユーザーに利便性がない
といった抽象的曖昧な表現でも、
Googleが上位表示させたいサイトやページの
「あるべき姿」は
想像できるようになるはずです。
この、根幹こそつかめば、SEOは一生ものとなります。
その根幹を見定めるのに役立つのが、決算であり、株価なのです。
たとえば、ガイドラインで予告済みなのに
今さら、Googleは
なぜ、アルゴリズムやペナルティを、ある方向に偏らせた
パンダやペンギンで、カスやクズのページを落とすのか?
ということを考えましょう。
Googleの収入源は、ほとんどがAdWordsなどの広告です。
Appleも、同じようにiAdをやっていますが、
それほどうまくいっていません。
よって、行きがけの駄賃のように
Appleが、ソーシャル検索をはじめたり、その企業を買収したりして
Googleが注力するモバイルで
打撃を与えることもあるわけです。
すると、
Androidのスマートフォンやタブレットはともかく
iOSの端末では
Google検索経由が期待できなくなる可能性もあるのです。
おっと、横道にそれました…
そもそも
最近のGoogleのアップデート(ペンギンやパンダ)や
不自然リンクのメッセージの迷走は
対Facebook
その恐怖感によるものです。
まず、Google離れを阻止するために
検索のゴミ掃除として
ペンギンやパンダが導入されたということでしょう。
また
Googleはソーシャルが下手くそです。
たぶん
検索は天才でも
ソーシャルは腐っていると思います。
Webサイトのオーナーとしては
SEOの代わりとして
ソーシャル集客は正解かもしれませんが、
Google +が、
上位表示に役立つという愚かな考えにおかされると
つまり、ソーシャルがSEOの役に立つというお馬鹿になると
もう、ダメです。
SEOはSEOとして
上位表示の方程式は顕在です。
ソーシャルで集客するのであれば、
SEOとは別に、SNSのノウハウを蓄積するべきです。
インターネット・ビジネスをやっている以上
いろいろな兆しを感じ取るアンテナは
大事です。
そして思考や行動に
ぶれない「軸」をつくることです。
SEOにしても
そのSEOを位置づけるビジネスモデルにしても
方針やポリシーが肝要ということです。
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◆ 編集後記
武士政権というのは
なぜ、
清盛方式ではダメで
頼朝方式で成功したのでしょうか?
そもそも、日本における武士の発生とは
どのような歴史的な必然性があったのでしょうか?
(これは、大河ミーハー高じて、
平将門や藤原純友の時代までさかのぼって、イメージをつかめました)
また、日本の足利将軍の末路と同じように
中国でも、周朝末期には、春秋戦国時代となり
春秋の五覇や戦国の七雄が活躍
そして最後は、合従連衡と言われるように
秦だけが突出し
始皇帝によって、天下統一がなされました。
なぜ、
秦だけが強くなったのでしょうか?
富国強兵の秘密は
韓非子に代表される法家イデオロギーが貢献度 大なのですが
http://www.algorism.jp/reading/20120720215107.html
虎狼の国と蔑まれながらも
優秀な他国の人材が登用され続けました。
法家の祖は、
釣り人として有名な
太公望呂尚
かれは軍師であり、兵法書『六韜』の著者とされています。
その中に、虎韜の巻があって、
今でも「虎の巻」という言葉が残っています。
公務員試験の「科挙」
唐に代表される「律令」など
ベースは、儒家(儒教)とならんで
法家の知識と技術です。
天智・天武以降
律令国家づくりによって日本は朝廷が安定し
別の意味では、今の大河ドラマでも
保元の乱で亡くなった藤原頼長
平治の乱で討たれた信西も
法家思想を実践したと言えるでしょう。
それが、守旧派や既得権者に嫌われることや
新しい権力強化の源泉になることも
中国や日本の歴史で共通することです。
政・官・軍は、
法家のイデオロギーによって最高潮となり
覇道を唱えることができるのです。
現代のビジネスでも同じでしょう。
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11 年前
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