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■売れたマーケティング、バカ売れトレーニング:売れたま!■
〜MBAの中小企業診断士がそっと教えるパワフルレッスン〜
━━━━━━━━━━━━━━特別編Vol.294(累計1154) 2014/09/11
購読者:30,928 (まぐまぐ:16,411 メルマ!:950 めろんぱん:13,567)
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■■■■■__夏休み特別号:常識を疑え! 9__■■■■■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
●「色眼鏡」を外してモノを見よう。競合に笑われるようなことこそ
が、業界の「常識」への挑戦。
┃売れたま!は、実戦マーケティング戦略の副教材です。売れたま!
┃単独でもお役に立てますし、本と併用されれば効果倍増!
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┃図解 実戦マーケティング戦略 → http://tinyurl.com/a6ul5
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◆夏休み特別号 常識を疑え!
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夏真っ盛り! お盆休み!
夏は毎年、この特集の季節。あの本の登場人物たちが大騒ぎ!
「新人OL〜シリーズ」の登場人物
・売多真子:イタリアンレストラン「そーれ・しちりあーの」社長
・売多勝 :売多真子の親戚 コンサルティング会社経営
・上原望 :売多真子の同僚「そーれ・しちりあーの」役員
「経営戦略虎の巻 CD」付属小説の登場人物
・松井恵利:売多真子の友人 果物ジュース・ケーキショップ店長
○入門書:「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」佐藤義典
http://ow.ly/qBY9o
売多真子が勝の助力を得てイタリアンレストランの新企画に奮闘!
○戦略書:「新人OL、社長になって会社を立て直す」 佐藤義典
http://ow.ly/6s63d
真子が社長になり競合と戦う戦略構築〜実行プロセスを、物語で体感
●常識を疑え!
このシリーズは、気楽にお読みいただけるシリーズです。
私たちは、私たちの「考え方」に基づいて「行動」します。
そしてその「考え方」は、ある種の「前提」の元に構成されます。
そしてその考え方の「前提」が間違っていれば、「考え方」が間違っ
ているものになり、そして「行動」も間違ったものになります。
私たちの考え方の「前提」は果たして正しいのでしょうか?
では、「常識を疑え!」シリーズ、気楽にお楽しみください!
●ここまでのあらすじ
イタリアンレストラン「そーれ・しちりあーの」の社長「売多真子」
(うれた・まこ)と役員「上原望」(うえはら・のぞみ)、真子の友
人「松井恵利」(まつい・えり)は、真子の親戚にしてコンサルタン
トの「売多勝」(うれた・まさる)と勉強会を兼ねた「合宿」。
8月の初旬、4人の向かう先は、高原のペンション。新幹線の中で、
そしてペンションに着いても、勝の「講義」が続く。
連載開始1回目はここです↓
http://archive.mag2.com/0000111700/20140815015000000.html
「次の記事」というところをクリックすると、その次に進めます。
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◆まずは、前号の復習から!
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真子達が高原のペンションに泊まってから、2日目の夜。
夕食が佳境に入っている。
真子達が騒いでいるテーブルに、オーナーがお皿を運んでくる。
「お待たせしましたぁ、肉料理です」
「きゃああ、肉だ肉だ!」 真子が騒ぐ。
「だから肉でいちいち騒ぐなって……」
「今日のお肉は、地鶏のもも肉マスタードソースになります」
「マスタード? オレ、辛いのダメなんだけど……」
勝がごねると、オーナーが「いえ、辛くないので大丈夫ですよ」と笑
顔で説明する。
「とにかくいただこうよ、ね」
言うが早いか、真子がナイフを入れる。
「ん……おいしー!」
「どれどれ……あれ? 確かに辛くない」 勝が不思議そうに呟く。
「辛みというよりは、酸味ですね」 望が続く。
「すごくうまみもあるよね」 恵利も口にしてほころぶ。
「お肉、柔らかいねー。ソースもおいしー」
真子は肉を大きく切ると、次々に口に放り込んでいく。対照的に、一
口ずつ丁寧に味わう望と恵利。
勝は、ライスをガツガツかきこむ。
「ふう……おいしかったー」
「やー、真子ちゃん、食べるのはやーい」
「そうだ、もっとゆっくり食えよ」
「私が速いんじゃなくて、みんなが遅いんだよーだ」
「そんなこと言うなら、さっさと復習から行くぞ。ほら、真子」
真子:はーい。前回は、「想定外のユーザー」がわかると、「想定外
の強み」がわかる、ということをやってきましたー。
勝 :そうだな。例えば?
真子:電動バイクは、最初は「環境意識が高く新しいモノが好きな都
市部の男性」に売れると思っていたけど、地方で売れた!
勝 :何で?
真子:地方だと置き場所がある。それに都市部だと電車とか、他の交
通手段もある。
恵利:「想定外の強み」ということで言えば、今はガソリン代が上が
ってるから、電気代が相対的に安くなる、というのもあります
望 :あと、地方だとガソリンスタンドが減っているから、むしろ家
で充電できる方が便利、ということもありましたね。
勝 :そうそう。そうして「想定外の強み」に気づくと、「想定外の
顧客」が取れる。
真子:うん、その例がコンビニが力を入れている「チルド弁当」。も
ともとは消費期限を長くして、廃棄ロスを減らそうとした。
望 :それが、常温のお弁当だと使えない半熟卵とか彩りの良い野菜
を使えるようになり、女性に人気です。
恵利:自販機の例も面白かったです。断熱性を高めたら、静粛性も高
まって、病院や図書館にも売りやすくなったんですよね。
真子:「思い込み」があると、こういう発想がやりにくくなっちゃう
から、ホント怖いよね。
勝 :でさ……今回で終わるって言ったけど……
真子:どうせまだ続く、っていうんでしょ?
勝 :そう。最後にやっておきたいことがまだあった。面目ない。
恵利:とんでもない! むしろ嬉しいです。
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◆「そんなものは売れない」という「色眼鏡」を外そう
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勝 :とは言いつつ、もう総仕上げではある。今回のテーマは「常識
を疑え」だったよな。
真子:うん。業界常識に染まってると、「違うものの見方」を否定し
ちゃうんだよね。
勝 :そうそう。例えば、こういうこと。
勝が、お皿の間をかきわけるようにしてノートパソコンをダイニング
テーブルに置き、真子たちに見せた。
−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−
◇『旭化成ホームプロダクツの「Frosch(フロッシュ)」の食
器用洗剤が健闘している。花王とプロクター・アンド・ギャンブル
(P&G)ジャパンが牛耳る寡占市場に同ブランドが参入したのは
2012年2月。わずか2年半でシェア10%を超える地位を築い
た。その後も新商品を次々投入しており、日用品売り場でキャラク
ターの「カエル」が増殖している』
◇『「日本では1本400円の食器用洗剤なんて売れない」──。
12年春のフロッシュ発売当時、ある競合メーカーの担当者は冷や
やかな反応だった。メーカーだけではない。小売店の多くもフロッ
シュの販売価格に疑問を抱いていた。食器用洗剤の2強、花王
「キュキュット」とP&G「ジョイ」の通常サイズはともにスーパ
ーやドラッグストアで200円程度で売られている』『そんな競合
下でフロッシュは当時1本400円を超える販売価格を訴えた』
◇『「他社と同じ土俵では勝てない」(ウェルネス事業推進本部の伊
藤康晴副本部長)という緻密な計算があった。フロッシュは独ヴェ
ルナー&メルツから旭化成グループが日本での独占販売権を取得し
展開。環境先進国ドイツのブランドらしく「洗浄力」だけでなく
「手肌への優しさ」や「環境負荷の低減」に配慮したのが特徴だ。
この2つに価値を求める、大手が取りこぼしていた20〜40代の
女性のニーズをつかむ戦略だった』
2014/08/15 日経MJ P.5
−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−
望 :なるほど、競合メーカーは「400円の洗剤なんて売れない」
って言ってたんですね。
真子:競合からしたら「400円の洗剤なんて売れない」って言って
たら、売れちゃってビックリ、どうしよう、って感じかな?
勝 :競合から見たらそうなんだろうな。
恵利:「食器用洗剤は200円だ」というのが「業界常識」だったん
でしょうね。
勝 :そうなんだろうな。こういう事例は、業種を問わず結構ある。
「○○円の商品なんて売れない」みたいのは。
真子:決めつけちゃうんだね。なんでそういう「決めつけちゃう」っ
て言うことが起きるんだろうね?
勝 :いくつか理由はある。例えば、昔やってダメだった、とか、そ
ういう経験がマイナスに働いちゃうとか。
恵利:なるほど、「昔の経験」が「常識」に変わるんですね。
真子:他の理由は?
勝 :あとは、例えばこの食器用洗剤の場合、競合は、いつも接して
いるバイヤーとかお客様しか見えていない。
真子:あ、「いつものお客様」ばっかりに接していると、その人たち
の意見が「常識」になっちゃうんだ
勝 :そうそう。「既存顧客のワナ」だな。
真子:「既存顧客のワナ」?
勝 :そう。今まさに真子が言ったこと。「いつものお客様ばっかり
に接している」と、他のお客様が見えなくなる。
望 :少しくらい高くても、欲しいモノがあれば買いたいというお客
様はいらした、ということですね。
恵利:それが見えなかったんですね……
真子:「そういうのは売れない」みたいな「色眼鏡」を掛けていると
チャンスが見えなくなっちゃうんだねぇ……
勝 :まさに「色眼鏡」。チャンスを見逃すだけならいいけど、この
フロッシュの場合は、競合の脅威を見落としてしまう。
恵利:それは怖いですね……
勝 :人は色々な「色眼鏡」をかけているもんだ。
真子:私、かけてないよ? いつもまっさらな目で見てるよ?
勝 :そういうヤツに限ってかけてるんだよ。かけてる、っていう自
覚がない方が危ない。オレだって色眼鏡いっぱいかけてるよ。
真子:むう……だったら、どうすればいいの?
勝 :あのなあ……散々やってきただろうが。ね、恵利ちゃん?
恵利:はい、QEDですよね。このシリーズのテーマ。
恵利がお皿の隙間に、美しいノートを開く。
Q:疑問 Question 常識などに対して疑問を持つ
E:検証 Examination その疑問を検証する
D:発見 Discovery その検証結果からの学びを考える
真子:あ、そっかそっか。だから「本当にそうか?」って「疑問」を
投げかけるんだ。
望 :いったん「色眼鏡を外す」みたいなイメージですね?
勝 :そうそう。何か「思い込み」があるかもって思ったら、実際に
「眼鏡を外す」っていう動作をしてみればいい。
真子:あ、実際に「こうやって色眼鏡を外して、っと……」ってやる
んだね!
真子がかけてもいない眼鏡を外す動作をする。
勝 :まさにそんな感じだな。
真子:色眼鏡を外してどうするの?
勝 :だからQEDだ、っつーの。「検証」するんだよ、色眼鏡を外
したまっさらな目で。「本当にそうか?」って。
恵利:例えばこの場合、「400円の食器用洗剤に対するニーズは、
本当にないのか?」という疑問を検証するんですね。
勝 :そう! それで、なければないでいい。
真子:そっか、それでニーズがあるかもしれない、っていう「発見」
があったら、新製品の準備をするとかすればいいんだ。
勝 :そうそう。競合の400円の洗剤が売れたら、すぐ追いかけら
れるようにしておけばいい。
望 :なるほど、「準備」ができるわけですね。
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◆「競合に笑われる」のは、差別化できているサイン
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勝 :逆に言えば、「競合に笑われる」くらいのことをやれば、それ
でちょうどいい。競合がそういう「準備」をしないから。
真子:なーるほどぉ、競合が「そんなの売れない」って思ってれば、
競合は何もしないで黙って見てるよね。
恵利:それでいざ売れたら、アタフタしちゃうわけですね。
勝 :競合が笑って見ていれば、その間に色々なことができる。一気
にシェアを取る、その次の製品を用意する、とか。
真子:うーん、そうなると、競合があわてて次の手を打っても、後手
後手になっちゃうね。
勝 :だよな。だから、「競合に笑われる」くらいのことをしよう、
ってこと。
望 :「競合に笑われる」というのは、業界の「常識」に反している
証拠になりますよね。
勝 :そう! 競合に笑われれば、「業界常識に異を唱えている」と
いう証明になる。
恵利:そうか、そういう意味だったんですね、この「春休み特別号」
の「経営名言集」の勝さんの「名言」は。
○「競合に笑われるようなことをしろ」 売多勝
http://archive.mag2.com/0000111700/20140410234000000.html
真子:自分の言葉を「名言」って言っちゃう人も、なんだかねぇ……
勝 :うるさいよ。ともかく、他社と同じことをやってて、差別化で
きるはずがない。
真子:そりゃそーだけどさ……
勝 :「競合が笑う」ってことは、「競合と違う見方ができている」
ってことだからな。競合には見えないものが見えている。
望 :あ! 競合と「ものの見方」が同じだったら、競合は笑わない
ですぐにマネしてくるんですね!
勝 :そう! 競合も「それはいい」と思ってマネするようだったら
それは「業界常識」の中の発想、ということなんだよな。
恵利:なるほど……となると、競合がマネするかどうか、というのは
戦略が振り切れているかどうか、のチェックポイントですね。
勝 :そうなるね。問題は「競合に笑われる」アイディアは、社内で
も笑われて、社内を通らないという、笑えない笑い話……
真子:きゃははは、誰がうまいこと言えと……
望 :となると、その「競合に笑われるアイディア」に真剣に取り組
む組織作りがポイントですよね。
勝 :素晴らしい! 風土・文化も含めて、「競合に笑われる」アイ
ディアをいかに考え、いかに社内を通すか、も大事だな。
真子:それはかなり難しいよねえ……
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◆「競合がやらない」ことをやるのが、差別化
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勝 :結局「差別化」っていうのは、競合ができないっていうこと、
やらないっていうことをやることだよな。
恵利:さもなければ、永遠の「マネしあいっこ」になりますよね。
勝 :だよな。家具のニトリが、「競合の出さないショッピングモー
ル」を出した。
−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−
◇『ニトリホールディングスは4日、ショッピングモール「ニトリモ
ール」の2店目にあたる相模原店(相模原市)を開業した。業界ご
とに定評のある低価格専門店をテナントに入れたほか、食品を販売
する店舗を省き、広い商圏を見込む』
◇『米ギャップの低価格店「オールドネイビー」のほか、ファースト
リテイリング傘下の「ジーユー」、しまむらの若年層向け「アベイ
ル」など、低価格帯の中でも低めのテナントを入れた。商圏範囲や
来店頻度でも足並みをそろえた。もう一つの特徴は食品スーパー
(SM)がないこと。「世界で最も競争が激しい米国ではモールに
SMは入っていないのが主流」(似鳥社長)。SMは専門店に比べ
商圏が狭いことも考慮した』
◇『ニトリHDがモール運営に参入したのは2011年10月。1号
店を東大阪(大阪府)に開いた。相模原は2店目となり、15年春
には枚方(大阪府)と九州に開く予定だ』『これまで専門店がSC
の運営をする例は少なかった。似鳥社長は「100億円強を投資す
るのでリスクは大きいが、強い専門店が集まるモールを他社が出さ
ないから作った」と話す』
2013/09/11 日経MJ P.7
−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−
恵利:この記事のポイントは「他社が出さないから作った」というと
ころでいいでしょうか、勝さん?
勝 :もちろん。勝算はあったんだろうね。
真子:「強い専門店が集まるモール」っていうのはなかったんだね。
望 :そう言われてみれば、スーパーが入ってないモールっていうの
もあんまり見ないよね。
恵利:失礼ですけど、これ、うまくいっているんでしょうか?
勝 :2011年10月に1店目を出して、また出すっていうんだか
らそれなりにうまくいってるんじゃないか?
望 :競合他社はまだ様子見、ということかもしれませんね。
真子:これも、業界常識みたいのがあるのかな? モールには食品ス
ーパーが入ってないといけない、とか……
勝 :ニトリが出したような「専門店モール」が今までなかったのな
ら、そうかもしれないな。
恵利:もしこれでうまく行って、競合他社が出す前にニトリがどんど
ん出していけば……
真子:その間は独り勝ち、ってなるかもしれないね。
勝 :競合がやらないことをするのが差別化。そのためには「常識」
を疑う必要がある。
恵利:「常識」に囚われていると、みんなと同じことしかできない、
従って差別化できない、ということですね。
勝 :そう。これで本当に終了。次回は、総まとめ、だな。食事の後
の時間に、各自まとめておくように。
3人:はい!
4人が、皿に少し残っている食べものに今初めて気がついたように、
一斉に手を伸ばす。
「冷めてもおいしいねー」
「そうだな、肉もまだやわらかいし」
メインディッシュの最後を噛みしめるように味わう4人。
そこに最後の一品、デザートの皿をオーナーが運んでくる。
「デザートです。今日はブルーベリーのクレームブリュレにブルーベ
リーのアイス、それにチョコレートのロールケーキになりますー」
「もうデザートなんだ……」 はかなげに呟く真子。
「どうした? デザートで騒がないのか、真子?」
「だって、デザート食べたら、夕食が終わっちゃう……」
「そりゃそうだ」
「ち、違うの。今日が最後の晩餐でしょ? それで、このデザートが
最後の一品でしょ? 合宿が終わっちゃうな、と思って……」
「真子ちゃんの、その気持ち、何となくわかる」
「楽しい時間は過ぎるのが早いよね……」
一瞬しんみりするが、そんな空気を気にせず、ロールケーキにフォー
クを入れる勝。
「ん、生クリームがうまいな」
それを見て気を取り直すようにデザートに手を伸ばす女性陣。
「きゃー、クレームブリュレ、ぷるぷるだー!」
「ホント、おいしーねー」
「アイス、つっめたーい!」
「そりゃ、アイスだからねー、きゃははは」
デザートを口にすると、火が付いたように騒ぎ出す真子達。
夜は、まだ長い。
(次号に続きます)
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◆今日のまとめ
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●「色眼鏡」を外してモノを見よう。競合に笑われるようなことこそ
が、業界の「常識」への挑戦。
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ご購読ありがとうございました! ご活躍をお祈りしております。
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▼今日の日記▲
一気に冷えて来ましたね。残暑どころか、温かいお風呂に入りたいく
らいの感じです。
で、ついにプロ野球もセ・パ両リーグともに佳境に入ってきたという
か、首位争いも激しくなってきました。
セ・リーグは巨人と広島、パ・リーグはソフトバンクとオリックスの
マッチレースになってきました。
ここまで来ると、やはり首位チームの方が有利だとは思いますが、ま
だ一波乱ありそうです。
巨人選手のヒーローインタビューなどを聞いてて思うのは、原監督が
毎回毎回おっしゃる「一戦一戦」という言葉が選手の間にかなり浸透
したな、ということです。
推測するに、原監督がミーティングなどで「一戦一戦」という表現を
繰り返し使っていらっしゃるのでしょうね。
恐らくは、「勝って驕らず、負けて落ちこまず、目の前の勝負に集中
しよう」というような意味で使っているのだとは思いますが、そうい
う考え方を浸透させるコミュニケーションのうまさも今首位に立てて
いる理由の1つなのかもしれません。
今週末は、戦略BASiCS集中セミナー、マインドフローセミナー
です。
事前課題をこなされ、しっかり睡眠をとっておこしくださいね!
●今日のiPod Tune:食欲の秋! 食べものの歌
もう秋! 9月!
秋はやっぱり食欲の秋!
ということで、食べものにちなむ歌特集!(ネタはあるのか?)
今日はこの曲!
○Eat It by "Weird Al" Yankovic
1984年、当然大ヒットしていたBeat Itのパロディソング。何と
マイケル・ジャクソン公認(黙認?)のようです。
歌詞、メチャクチャ面白いです。
「とにかく食え」というこの歌、食欲の秋にぴったり!
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓<免責事項等>〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●紹介した会社の各商標は各会社の登録商標です。紹介した会社・商
品等は、例であり、戦略や商品の良し悪しの評価ではありません。
●無断転載は禁じますが企画や会議のネタにぜひどうぞ。全文転送な
ら構いませんので、部下・上司・同僚など周囲の方にもお勧めを!
●メルマガの内容の実行は、読者さんの責任でお願いします。
●自社の売上向上のために使うのは歓迎ですが、このメルマガの内容
の販売・コンサルティングへの利用で利益を得る行為は禁じます。
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以下は、売れたま!独自の基準で厳選している提携メルマガです。
●小笠原昭治の マーケティング&ストローク
http://www.mag2.com/m/0000111010.html
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●行列のできるお店のためのマーケティング戦略(休刊中)
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─────────< 経営戦略の最高峰 >──────────
●「経営戦略立案シナリオ」 佐藤義典 著 かんき出版
経営戦略のガイドブック:経営者は必読!
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●「売れる数字 〜組織を動かすマーケティング〜」
佐藤義典著 朝日新聞出版
戦略を実行に落とし込み、組織を動かそう!
http://ow.ly/32zKP
──────< 物語でわかるマーケティング >────────
●「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」 佐藤義典著
マーケティング入門:読みやすい小説
http://ow.ly/qBY9o
●「新人OL、社長になって会社を立て直す」 佐藤義典著
上の本の続編。主人公が社長になり、戦略構築から実行プロセスま
で物語で体感!
http://ow.ly/6s63d
●「白いネコは何をくれた?」 佐藤義典著 フォレスト出版
物語形式でわかりやすいマーケティング戦略と人生戦略
http://www.sandt.co.jp/shiroineko.htm
─────< マーケティング戦略のベストセラー >──────
●「図解 実戦マーケティング戦略」 佐藤義典 著
マーケティング戦略入門:戦略はここから
日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/jissen.htm
●「事例でわかる 実戦BtoBマーケティング」 佐藤義典著
BtoBマーケティング戦略の標準テキスト
日本能率協会マネジメントセンター
http://ow.ly/7Wvdq
●「マーケティング戦略実行チェック99」 佐藤義典 著
マーケティング戦略実践:実行のためのチェックリスト
日本能率協会マネジメントセンター
http://www.sandt.co.jp/check.htm
●「ことわざで鍛えるマーケティング脳」 佐藤義典著 毎コミ新書
ことわざだからわかりやすい、伝えやすい、マーケティング戦略
http://www.sandt.co.jp/kotowaza.htm
────────< マーケティングの思考法 >────────
●「実戦マーケティング思考」 佐藤義典著
日本能率協会マネジメントセンター
右脳と左脳をフル活用、売れる思考・発想ができるようになる!
http://www.sandt.co.jp/shiko.htm
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◆次号予告:夏休み特別号:常識を疑え! 10 最終回
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●ついに次号最終回! 総まとめです。と前号も書きましたが、次号
こそ(多分)最終回です!
▼飲み会に、数部印刷して行こう。グチ大会より、前向きの話を!
▼彼氏・彼女・家族との、知的な話題づくりに!
▼ご無沙汰していたあの人との会話のきっかけに、転送しよう!
▼お客様訪問の際のおみやげに、プリントアウトして渡そう!
売れたま!があなたのお仕事に少しでも役立ちますように……
〓〓次号の売れたま!でお会いできるのを楽しみにしています!〓〓
◎売れたマーケティング バカ売れトレーニング:売れたま
のバックナンバー・配信停止はこちら
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「インド人を右に」とレスするたびに右に動いていくスレ
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1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/30(土) 14:05:17.71
ID:yDRFQxCW0┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓┃ ┃┣
11 年前
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