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2013年11月15日金曜日

売れたま!特別編Vol.266 2013/11/14 夏休み特別号:BASiCSで商品開発 29

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 ■売れたマーケティング、バカ売れトレーニング:売れたま!■ 
 〜MBAの中小企業診断士がそっと教えるパワフルレッスン〜
━━━━━━━━━━━━━━特別編Vol.266(累計1068) 2013/11/14
購読者:28,966 (まぐまぐ:16,246 メルマ!:944 めろんぱん:11,776)

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 ■■■__夏休み特別号:BASiCSで商品開発29__■■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●「T:改善」では、まずは「どんなお客様」が買っているのかを確
 認しよう。その情報を得るための「仕組み」を作ろう!


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◆夏休み特別号! BASiCSで商品開発!
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夏真っ盛り! 恒例の夏休み特別号は、あの本の登場人物に……

「新人OL〜シリーズ」の登場人物
・売多真子:イタリアンレストラン「そーれ・しちりあーの」社長
・売多勝 :売多真子の親戚 コンサルティング会社経営
・上原望 :売多真子の同僚「そーれ・しちりあーの」役員

「経営戦略虎の巻 CD」付属小説の登場人物
・松井恵利:売多真子の友人 果物ジュース・ケーキショップ店長


○入門書:「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」佐藤義典
http://ow.ly/qBY9o
売多真子が勝の助力を得てイタリアンレストランの新企画に奮闘!

○戦略書:「新人OL、社長になって会社を立て直す」 佐藤義典
http://ow.ly/6s63d
真子が社長になり競合と戦う戦略構築〜実行プロセスを、物語で体感



●「BASiCSで商品開発」編

今回の特集は、「商品開発」! 多くの方が悩むところです。

・どんな製品を作れば売れるのか?
・どんなサービスを企画すれば人気が出るのか?

ポイントはもちろん、BASiCS!

このシリーズはどのくらいの長さになるかは、現時点ではわかりませ
ん。気長にお楽しみください。


(最近ご購読を開始された方へ)

この号は連載記事の続きです。1回目はこちらです↓

http://archive.mag2.com/0000111700/20130809012000000.html

このページから 次の記事 >> をクリックしていただくと、続きが
お読みいただけます。



●ここまでのあらすじ

イタリアンレストラン「そーれ・しちりあーの」の社長「売多真子」
(うれた・まこ)と役員「上原望」(うえはら・のぞみ)、真子の友
人「松井恵利」(まつい・えり)は、真子の親戚にしてコンサルタン
トの「売多勝」(うれた・まさる)の「1人合宿」についてきた。

8月の初旬、4人の向かう先は、高原のペンション。4人は長野行き
の新幹線に乗り込み、4人席で早速勝の「講義」が始まった。

2日目は講義と自分たちの仕事を終え、夕食から講義再開となった。



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◆まずは、前号の復習から!
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高原のペンションに泊まって、2日目の夜。4人とも午後に一仕事を
終え、夕食の時間に。

キャンドルが灯された食事テーブル。お決まりのオーナーの解説と共
に、一皿目の料理が並んでいく。


「一皿目は、もろこし豆腐、それにカツオとタイのお刺身、それに、
 鯛飯を少し作ってみました」
「わー、一皿目から豪華だねー」
「モロコシドーフって何ですか?」
「はい、地元のとうもろこしをくず粉で固めたものです」
「へー、つまりとうもろこしかあ……」」
「オーナー、くず粉って、くず粉? デンプン粉じゃなくて?」
「ホント勝さんは失礼なことを平気で聞くよねー」
「失礼じゃないだろ、くず粉って言われたからだろ」
「いえいえ、大丈夫ですよー。もちろん本物のくず粉です」
「おー、さすが。ほら、説明できるチャンスが増えただろうが」
「全くもう……」
「このお刺身に添えてある長芋も、うちでとれたものですよー」
「うわー、長芋も自家製なんだ」
「ではお楽しみください」
「いっただきまーす!」
「うっわー、このモロコシドーフ、すんごいトウモロコシ、って感じ
 だねー」
「そりゃそうだろ……って、ホントにとうもろこしより、とうもろこ
 しって感じがするな」
「でしょでしょ?」
「よし、食いながらでいいから始めるぞ」



望 :はい、では復習からですよね。


望が、キレイにまとまったノートを開く。


○商品開発のプロセス ITEST(アイテスト)

 Idea Generation アイディア出し
 Test Marketing テストマーケティング
 Engineering   生産方法確立・生産
 Selling     上市・販売
 Tuning     市場の反応を見て改善・修正


○「独自資源」を作る「E:生産」のプロセス。

・マネしづらい生産プロセスで、競合がマネできないようにする


望 :前号は、ITESTの「E:生産」を見てきました。

恵利:「E:生産」では、「独自資源」をどう作るか、を考えるんだ
   よね。

望 :雪印の「こんがり焼けるとろけるスライス」は、1000枚食
   パンを焼いてベストな色を選んだってすごいよね。

真子:うん、そこまでやればなかなかマネできないよね。私も、さす
   がに1000枚は食べられないなあ……きゃははは。

恵利:1年半かけて、チーズの組み合わせを探したっていうから、マ
   ネするにはそれだけの時間がかかるんですよね?

勝 :そうそう。すぐにできるものはすぐにマネされる。

望 :「焼けたときの色」に着目したのもすごいです。確かに、色に
   よっておいしそうかどうかは変わります。

恵利:あと、松屋の、新しいトッピング。試作段階と生産段階で、条
   件が変わったがゆえに、レシピを変更しましたね。

真子:だから、「新しい薬味」を探して加えたんだよね。

望 :すると、今度はそれが新しい独自資源になる……

勝 :そう、そうやってITESTのサイクルを回していく。



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◆T:Tuning 新商品は大きな意味でのテストマーケティング
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

勝 :よし、じゃあITESTの最後のT:Tuning、な。

真子:あ、あれ? ITESTの「S:販売」は?

勝 :それはもういいだろ。BASiCSでもマインドフローでも使
   えばいいじゃん。

真子:あ、そーゆーこと?

勝 :I、T、E、でBASiCSを既に何回も回して検証している
   はずだから、それを打ち手に落とせばいいだけのはず。

恵利:そこで、4P*つまり売り物・売り方・売り場・売り値、みた
   いなことを考えていくんですよね?

*4P:Product, Promotion, Place, Price

勝 :そう。S:販売をやるとキリがないから、省略。

真子:はーい。

勝 :じゃあITESTの最後のT、「T:改善」だな。

恵利:「T:改善」は、「S:販売」のあとに、また改善していく、
   ということですよね。

勝 :そう。「市場の反応を見ながら、改善・修正」していく。

真子:でもさー、出しちゃった後は、あんまり大きな改善はできない
   よね? だからテストマーケティングするんでしょ?

勝 :そうなんだけどさ、まず、大きな意味で言えば、新商品を出す
   こと自体が、会社としてはテストマーケティングになる。

恵利:どういうことですか?

勝 :ある商品を出して、どうなったか、っていうこと自体が次の商
   品開発につながるでしょ? 仮にその商品が失敗しても。

望 :あ、ITESTを回すこと自体が、会社全体からみると「テス
   ト」になるんですね。

勝 :そういうこと。例えば、他の製品に活かすとか、他の部門にフ
   ィードバックするとか。

真子:そうなの?

勝 :そうなのって、広岡会長だって言ってらしただろうが。

真子:え? え?

勝 :真子や望ちゃんがうまく言った後、「あれを広岡商事の他部門
   でも導入できないか?」*って、おっしゃったよな?

*新人OL、社長になって会社を立て直す 佐藤義典著 P.219


望 :真子ちゃん、広岡会長、そんなことおっしゃってたの?

真子:えっと……あ! マルサラワインのチョコレートケーキだ! 
   あれはすごく褒められたんだ♪

勝 :それそれ。あれみたいな「営業プロセス」は、他部門でも応用
   できると考えたんだろ。さすが広岡会長。

望 :ということは……そーれ・しちりあーの自体が、広岡商事全体
   にとっての、「テストマーケティング」だった?

勝 :そうなんじゃねーのか。失敗しても、学びがあればそれは「失
   敗」じゃなくて「投資」になるからな。

真子:え……じゃあ、そーれ・しちりあーのがもし失敗しても……

勝 :真子とか望ちゃんに「失敗から学んだモノで倍返しさせる」く
   らいに考えてたんじゃないか。人材が育つんだからさ。

望 :広岡会長……口では「失敗したら即撤退」とか、厳しいことば
   かりおっしゃってたのに……そんな親心が……

勝 :当たり前だろ。

真子:そ、そんな……私……怒られてばっかりと思ってたのに……

真子の目から一筋の涙がこぼれる。


勝 :大体なー、愛情がなかったら、怒ったり叱ったりしないだろ。
   その意味では「怒る」の反対は「無視」だからな。

真子:え……怒るのは愛情の裏返し……じゃ、じゃあ……私が勝さん
   に怒られてばっかりなのは………にひひひひ……

勝 :泣いてたヤツが何でもう笑ってんだよ。だから「無視」。

恵利:広岡社長のあの一言って、そこまで考えてた一言なんですね。

勝 :そうだよ。あの短い本に、どれだけの背景情報があるか。

真子:ねーねー、真子の背景情報は?

勝 :知らん。で、話を戻すと、新事業を立ち上げることすら、テス
   トマーケティングとも言える

恵利:なるほどね……ということは、経営するとは、ひたすらテスト
   すること、なんですね。

勝 :そうそう。だから「ITEST」。私はテストする。たくさん
   実験して、たくさん失敗して、たくさん学ぶ。

望 :なるほど……だから色々やってみないといけないんですね。

勝 :あと、そんな大きい話じゃなくて、小さい意味では、多くの人
   に使ってもらわないと、わからないこともある。

真子:例えば?

勝 :誰が買うか、とか。どう使うか、とか……

真子:テストマーケティングしても?

勝 :そう。だから、まず「T:改善」で見るべきポイントの1つが
   「誰が買っている・使っているのか」という「人」の話。

恵利:予想外の人が買ったり使ったりするという可能性がある、とい
   うことですよね?

勝 :まさにそういうこと。



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◆T:改善 誰が買っている・使っているかを把握する仕組みを作る
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真子:そういうことって結構あるんですか? 予想外の人が買ってく
   れる、みたいな……

勝 :そんなのいくらでもあるだろ。

望 :そーれ・しちりあーのでもありました。午後のドルチェプラン
   のドピオドピオに、結構男性がいらっしゃいます。

真子:そうそう、勝さんみたいなお菓子好き。

勝 :だって、そーれ・しちりあーのは電源席があるだろ。そこで、
   ドルチェ食べながら仕事なんて、至福の一時じゃないか。

望 :どうやらそうみたいなんですよね……だから、男性向けにちょ
   っとボリュームのあるドルチェも揃えないと……

勝 :まさにそうやって「Tuning」、修正・改善していく。


勝が「こんな例も……」と言いながら、食べかけの皿が並ぶテーブル
の上でノートパソコンを真子たち3人に向ける。


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇『2013年は旅行やレジャー業界にとって節目になる年だ。格安
 航空会社(LCC)が増え、個人がより自由に旅行ができるように
 なった』


◇『当初は若者の利用を見込んでいたLCCだが、目立つのは団塊世
 代など元気なシニア層だ。仕事は退職して時間の余裕はあり、旅行
 にも行きたい。その一方で、年金など将来に不安を抱えるため、ぜ
 いたくもできないという気持ちがある。LCCに多い早朝便なども
 苦にならないことが多い』


◇『こうしたシニアに、ひとつ問題があるとすれば、LCCで一般的
 なインターネットで予約するシステムだ。時間によって値段が変わ
 るなど慣れないと予約が難しい面もある』


2013/01/04 日経MJ P.13

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


真子:へー、なるほど、LCCは「若い人」を想定していたのに、シ
   ニア層が来るのが意外だったんだねー。

望 :確かに、朝早いのはシニアの方は大丈夫ですもんね……

恵利:そうなると、確かにネットで予約するのが結構大変かも……逆
   にすごくそれを使いやすくしてあげれば……

勝 :そういう話になるよな? そうやって「T:改善」をしていく
   わけ。

望 :そのためには「誰が買っている・使っているのか」を知る仕組
   みが必要ですよね?

勝 :そう!! だからその仕組みは、事前に考えておくわけ。いき
   なり後からやろうとすると大変だからさ。

恵利:なるほど、そこまで考えて、「T:改善」がITESTのここ
   にあるわけですね。

勝 :そういうこと。逆もある。シニアを狙っていたら、意外に若い
   人がいらした、という例がこれ。


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇『イオンはグループの全国約1000店で開店時間を午前7時に早
 める。今年6月から夏季限定で通常より1〜2時間早めたが、期待
 したシニアだけでなく、若い母親や出勤前の会社員らも来店。通年
 化で早朝営業を消費者に浸透させ、集客力を高める』


◇『「シニアだけでなく、働く女性などのライフスタイルの変化をつ
 かんでいる」。イオンリテールの村井正平社長は23日、早朝営業
 の効果についてこう述べた』


◇『その結果、シニア客のほか、サマータイム導入で出勤が早まった
会社員の朝食用の買い物などが増えた。「子供を保育園に送った帰り
に母親が買い物を済ませる」などの需要も取り込んだ』


◇『イオン約340店を運営するイオンリテールの6月1日〜8月
 20日の午前中の既存店売上高は約1割増。同期間の午後を含む売
 上高もプラスで、「消費者への浸透度を高めれば、さらに集客が見
 込める」(村井社長)。飲料やパン、おにぎりがよく売れ、コンビ
 ニエンスストアへの対抗上も有効と判断したようだ』


2012/08/24 日経MJ P.5

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


真子:あ、あれ? 私、これ、知ってる! すごい!

勝 :知ってるも何も、年末年始のセグメンテーション特集でやった
   だろ*

*売れたま!特別編Vol.208 2013/01/24 セグメンテーション特集9


真子:あ、あれ、そーだっけ……

望 :早朝営業のニーズは、別にシニア層だけではなかった、という
   ことですよね。

恵利:私の店がある商店街でも、もう7時には通勤客が結構いますね

勝 :コンビニ的な使い方がある、ってことだよな。

望 :勝さん、これって、まず「夏季限定」で朝7時開店のテストマ
   ーケティングをしたとも言えそうですね。

勝 :そうそう、そうとも言える。夏にテストしてみたら、意外に色
   々な人がいらした、ってことだね。

真子:これは、売上だけ追っていても見えないね。誰がいらっしゃる
   のか、を何らかの形で追っていかないと。

勝 :そうだよな。実際に売り場を見るか、会員カードとかから情報
   が追えるのなら、それを分析するか。



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◆ユニークな使い方をする「リードユーザー」をおさえよう
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望 :どんな人が買っているか、を調べるときに、大事なポイントは
   何ですか?

勝 :それは、「リードユーザ−」をおさえること。


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇『デンマークのブロック玩具メーカー、レゴ社が世界中でヒットを
 飛ばしている。昨年は女児向けの新商品「レゴフレンズ」が想定の
 2倍以上を売り上げ、2012年の売上高は前年比で約25%増え
 た』


◇『レゴは乳幼児向けの定番シリーズ「デュプロ」から、世界の有名
 建築物をブロックで再現し大人の購入も多い「レゴアーキテクチャ
 ー」まで、多種多様な商品を品ぞろえする。1年間に発売する商品
 は約300種類に達するという』


◇『これらを生み出すデンマーク本社の開発部員は、わずか150人
 にすぎない。少数精鋭の開発部隊がひそかに頼りにするのが、「レ
 ゴクウソウ」という名前のウェブサイトだ。一般の消費者が「こん
 な商品があればいいな」というアイデアを提案するサイトで、熱心
 なファンから1日20件前後の企画が届く。商品化を支持する「サ
 ポーター」を1万人集めれば、レゴが商品化を検討する仕組みだ』


◇『「ネット上に自分のブロック作品を掲載しているレゴファンのな
 かに、売れる可能性のあるものを作れる人が0・01%いれば、
 3000人になる」。レゴ新規事業部の担当者は、一般消費者のア
 イデアへの期待をこう語る』


2013/06/05 日経MJ P.1

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


恵利:あ、この事例は私も知っています。売れたま!で、以取り上げ
   られましたよね?

勝 :そうそう、さすが恵利ちゃん。2013年6月27日号から抜
   粋しておくね。


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

多くの市場において、「リードユーザー」と呼ばれる少数の先進ユー
ザーが存在します。ユーザーの中で、一定の確率で先進的な使い方を
考え出す人がいるわけです。

リードユーザーは、まさに他のユーザーを「リード」していく存在で
す。

一般的に、リードユーザーには以下の特徴がある、と私は考えていま
す。

・何かに対して強いこだわり・ニーズを持っている
・創造的で、自ら解決策を見つけ出す能力を持っている
・能動的で、自ら積極的に動く行動力を持っている

このような特徴を持っていますので、多くの場合は「マニア」です。


売れたま! 2013年6月27日号

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


望 :「新しい使い方」を考え出していただけるお客様、ですね。

真子:でも、そういう人ってそんなに多くはいないよね。

恵利:レゴファンの「0.01%」いれば3000人、ってさっきの
   記事にあったね。

勝 :だから、そういう人をいかにつかまえるか、っていうのがこの
   「T:改善」ですごい重要になってくる。

真子:なるほど! その人たちのアイディアを使わせてもらえばいい
   んだ!

望 :でも、私たちみたいなイタリアンレストランでも新しい使い方
   ってあるんですか?

勝 :あるよ。新しい食べ方。「鼻から食べる」とか。

真子:きゃはははは! 見本見せてくださーい!

勝 :というのはもちろん冗談で、いくらでもあるでしょ。例えば、
   「結婚記念日パーティ」とか「子供と初めてのカンパイ」とか

望 :あ、なるほど……新しいTPOとか、ですね。それは確かに、
   現場を見ていればわかりますよね。

勝 :そう!! 面白い使い方をしている人が「リードユーザー」。
   そういう人を見つけたら、貴重だから仲良くなっておこう。

望 :あ、はい。色々ヒアリングさせていただければいいですね。

恵利:どんな「面白い使い方」があるんですか?


「その前に、料理食べちゃおうぜ」
「うん! 鼻から食べてね、きゃははは」
「するわけねーだろ」
「この鯛飯、上品なお味だね」
「オレもう、この鯛飯だけガツガツ食えればそれだけでいい、って感
 じもするわ」
「ダメだよー、こーゆーのは少し食べるからおいしーんだよー」
「オレは、うまいものをたくさん食べたいの!」
「気持ちはわかるけどさー、きゃははは」
「カツオと長芋とキュウリ、って面白い組み合わせだよね」
「うん! キュウリのしゃきしゃき感が、面白いアクセントだね」」
「料理は、「組み合わせの妙」なのね……」
「まさにそう。そんなに珍しい素材はそうはない。だから、いかに意
 外な「組み合わせ」を作れるか。マーケティングと同じ」
「なるほど……料理のレシピもマーケティングと同じなんですね」
「まーねー、すっごい極端に言えば、素材×調理方法×調味料だし」
「まあそれが無限にあるわけだけどな」


テーブルの上のお皿が、あっという間に空になっていった。


(次号に続く)



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◆今日のまとめ
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●「T:改善」では、まずは「どんなお客様」が買っているのかを確
 認しよう。リードユーザーを見つけて、仲良くなろう。


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▼今日の日記▲

先日、ジムから帰った後、洗濯機にタオルなどの洗い物をバサッとツ
ッコんだら……

洗濯機から、なぜかペットボトルが……あれ??

うわあ!! iPodとか、心拍計とか、トレーニングメモなどが一式入
ったもの、全て洗濯機に入れてしまって、洗濯機を回してしまいまし
た……

当然、壊滅です。iPodなんかは大分使い込んだのでまだいいのですが
心拍計と時計のセットは痛い……

何より痛いのが、数年分のトレーニング履歴のメモです。もはや姿形
もなく、ぼろぼろの紙が一杯洗濯物についていました……ああ……

ちょっと急いでいたので、何も確認せずにバサバサと洗濯機につっこ
んでしまったんですよね。

よく母親に「無精するとろくなことない」と言われましたが、ホント
その通りですね……

まあ、これを機に、iPodとか全部買い替えて、トレーニングのときに
使うギアをゼロから再構築します。

ちなみに、ソニーのヘッドホンだけは何と洗濯機の中で生き延びまし
た! まさか使えないだろうと思いましたが、一応渇かしてつないで
みたら、少し音は変わっていましたが、ちゃんと音がでました! す
ごい防水機能です。



●今日のiPod Tune:秋に似合うバラード2013

本編の世界はまだ「夏休み」ですが、こっちの世界では大分寒くなっ
てきましたね……

肌寒くなっていく季節に似合うのは、やっぱりバラード。

ということで、「秋に似合うバラード2013」 開始!

秋はやっぱり秋の夜長。前回に続き、夜長に似合う曲は……


○Even the Nights Are Better by Air Supply


1982年、全米5位のヒット曲。このころの彼らは、出す曲出す曲
大ヒット、と絶好調。

この曲も、彼らお得意のバラードソング。ラブソングですが、悲しい
歌ではなく、甘い甘いラブソング。

こういう甘い夜だったら、いくら過ごしてもいいですね。幸せな気分
のときにぴったりの曲♪



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◆次号予告:BASiCSで商品開発 30
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●次号では、「T:修正」で、「どんな使い方」を把握すればよいの
 か、考えていきましょう!


▼飲み会に、数部印刷して行こう。グチ大会より、前向きの話を!

▼彼氏・彼女との、知的な話題づくりに!

▼ご無沙汰していたあの人との会話のきっかけに、転送しよう!

▼お客様訪問の際のおみやげに、プリントアウトして渡そう!


売れたま!があなたのお仕事に少しでも役立ちますように……

〓〓次号の売れたま!でお会いできるのを楽しみにしています!〓〓
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