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2013年9月10日火曜日

売れたま!特別編Vol.247 2013/09/09 夏休み特別号:BASiCSで商品開発 10

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 ■売れたマーケティング、バカ売れトレーニング:売れたま!■ 
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━━━━━━━━━━━━━━特別編Vol.247(累計1049) 2013/09/09
購読者:28,698 (まぐまぐ:16,237 メルマ!:939 めろんぱん:11,522)

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 ■■■__夏休み特別号:BASiCSで商品開発10__■■■
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今日のポイント ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●「シーズ発想」は「独自資源」からの発想。まずは、「持っている
 もの」を組み合わせてみよう!


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◆夏休み特別号! BASiCSで商品開発!
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夏真っ盛り! 恒例の夏休み特別号は、あの本の登場人物に……

「新人OL〜シリーズ」の登場人物
・売多真子:イタリアンレストラン「そーれ・しちりあーの」社長
・売多勝 :売多真子の親戚 コンサルティング会社経営
・上原望 :売多真子の同僚「そーれ・しちりあーの」役員

「経営戦略虎の巻 CD」付属小説の登場人物
・松井恵利:売多真子の友人 果物ジュース・ケーキショップ店長


○入門書:「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」佐藤義典
http://ow.ly/89pSR
売多真子が勝の助力を得てイタリアンレストランの新企画に奮闘!

○戦略書:「新人OL、社長になって会社を立て直す」 佐藤義典
http://ow.ly/6s63d
真子が社長になり競合と戦う戦略構築〜実行プロセスを、物語で体感



●「BASiCSで商品開発」編

今回の特集は、「商品開発」! 多くの方が悩むところです。

・どんな製品を作れば売れるのか?
・どんなサービスを企画すれば人気が出るのか?

ポイントはもちろん、BASiCS!

このシリーズはどのくらいの長さになるかは、現時点ではわかりませ
ん。気長にお楽しみください。



●ここまでのあらすじ

イタリアンレストラン「そーれ・しちりあーの」の社長「売多真子」
(うれた・まこ)と役員「上原望」(うえはら・のぞみ)、真子の友
人「松井恵利」(まつい・えり)は、真子の親戚にしてコンサルタン
トの「売多勝」(うれた・まさる)の「1人合宿」についてきた。

8月の初旬、4人の向かう先は、高原のペンション。4人は長野行き
の新幹線に乗り込み、4人席で早速勝の「講義」が始まった。

電車の中は講義続き。宿に着いてもその講義は続き、そろそろ夕食の
時間に……



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◆まずは、前号の復習から!
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勝が部屋に入り、荷物を置くと、すぐにテラス席へと戻る。通る途中
の廊下、真子たちの部屋の前ではきゃあきゃあ大騒ぎする声が丸聞こ
えだ。

テラス席には、まだ誰もいない。

「ふう、やっと自分のことが出来るか……」

勝はA3の紙をバラバラと広げると、BASiCS、マインドフロー
やプロダクトフローの図を描き始める。視線は空中をさまよい、手は
時折不思議な動きを見せる。

「これ、やんなきゃな……毎年ここに来て同じこと書いてるな……」

勝は、ふう、とため息をつく。

「あとは……と……」

勝はA3の白紙を次々に出していくと、サインペンでアタマをコツコ
ツと叩きながら、白紙を埋めていく。多くの白紙がサインペンの鮮や
かな色で彩られていく。

「そうだよなあ……やっぱりここかあ……」

勝がA3の紙とにらめっこしながら、紙に話しかけるかのように、つ
ぶやき続け。紙のある部分に、何重にもアンダーラインをひく。

ドアが開閉する音の後、黄色い声が階上に響く。

「もう来やがったか……」

木の階段に、色とりどりの花が3輪姿を現す。

「勝さーん、お待たせー」
「いや、待ってない。もっとゆっくりしてくりゃ良かったのに」
「あ、すみません、作業中でしたか……」
「だから言ったじゃーん。勝さん、1人で仕事したいんだって」


オーナーがテーブルに食事の用意を始める。
「もう少々お待ちくださいねー」
「はーい」
「まあとにかく、時間ももったいないから始めるか」
「うん!」


恵利:じゃあ復習からですよね。前号は「戦略チェックとしてのメッ
   セージ」という考え方を学びました。

勝 :うん。

望 :「メッセージ」は戦略を凝縮したものですから、それがお客様
   に刺さらなければ、戦略のどこかがおかしいということです、

恵利:例えば「競合にも言えるメッセージ」では、差別化できていな
   いんですよね。

望 :さらに、メッセージが作りにくい、というのも問題があるかも
   しれないんですよね。「伝えにくい」という時点で。

恵利:「難しい機能」とか「法律で規制されていること」をメッセー
   ジにしている場合は、それが問題かもしれない……

望 :さらにその考えを進めると、「お客様の言葉から始める物語」
   になります。

真子:「商品開発のネタはお客様の言葉にアリ」!

勝 :そうそう。じゃあ恵利ちゃん、ここまでの流れもまとめて。

恵利:はい。



○商品開発のプロセス ITEST

 Idea Generation アイディア出し
 Test Marketing テストマーケティング
 Engineering   生産方法確立・生産
 Selling     上市・販売
 Tuning     市場の反応を見て改善


○I:「アイディア発想」の3つの源泉

1)ニーズ発想 → 「顧客」からの発想
・顧客が元々欲しいものだから成功の確率は高い
・逆に、大きなリターンは期待できない

2)シーズ発想 → 「自社」からの発想
・顧客が欲しいかどうかはわからないから成功の確率は低い。
・当たれば大きなリターンが期待できる

3)他業界発想  →「他業界」からの発想
・成功すれば「革新的」だが、自業種では初めてなので大変
・他業種に既に成功事例があるので、それが参考になる


○1)ニーズ発想 → 「顧客」からの発想

1−A)ニーズを捉える:顧客の行動や言葉から気づきを得る
1−B)「行動仮説」を作る:どんな提案ができるかを考える
1−C)「行動仮説」を検証する「調査」を行う

→この3つを貫く「利用場面」=TPO:Time,Place,Occasion
 「いつどこでどう使うか」



勝 :OK。前回で「ニーズ発想」を終えたことにして、今回からは
   「シーズ発想」に入っていこう。

真子:やっと「ニーズ発想」が終わり、かあ……

勝 :だからそこが一番時間をかけるべきところだったんだよ!



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◆「シーズ」は「A:独自資源」からの発想
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恵利:「ニーズ発想」の次は「シーズ発想」ですよね。

勝 :うん。「シーズ発想」は、もうその名の通りなんだけどな。そ
   れで、「シーズ」って何だと思う?

真子:はいはーい、知ってるよ、「シーズ」って「タネ」だよ、アイ
   ディアのタネ。英語のSeedsだよねー。

勝 :それはそうなんだけど、誰がシーズの英語を聞いたよ……

望 :ま、真子ちゃん、だからその「タネ」がどういうものなのか、
   ということを勝さんはお聞きになりたいんだと思うよ。

真子:え? そ、そーなの?

勝 :そういうこと。何で初参加の望ちゃんの方が、真子よりオレの
   意図をわかってるんだよ……

真子:わ、わかってたよ、あはは。じゃあ起業家の人が「やりたいこ
   と」があって独立するときとか、それが「シーズ」だよね?

勝 :やりたいことがあったら、それはアイディアの「タネ」じゃな
   くて、もうそれはアイディアそのものじゃん。

真子:え……? あ、そ、そっか……「シーズ」はアイディアそのも
   のじゃなくて、アイディアの「タネ」か……

恵利:やりたいことがもう既にあるんだったら、そのやりたいことの
   BASiCSを書けばいいんじゃない?

勝 :そう。それで、その「やりたいこと」をBASiCSで検証す
   ればいい。ITESTの「I」は、何だ?

真子:えっと……「アイディア発想」……そっか、その「やりたいこ
   と」を考えるために「発想」するんだ!

勝 :だろ? 「やりたいこと」があるんなら、アイディア「発想」
   をする必要はないだろうが。それでBASiCS書けよ。

恵利:今やってるのは、アイディア発想の「源泉」ですよね。これ。


○「アイディア発想」の3つの源泉

1)ニーズ発想 → 「顧客」からの発想
2)シーズ発想 → 「自社」からの発想
3)他業界発想  →「他業界」からの発想


勝 :そうそう。ニーズ発想は「顧客」を起点にする。シーズ発想は
   それに対して「自社」を起点にする。

望 :「自社」とは、自社の「強み」とかですか?

勝 :うん。でも正確に言えば「強み」じゃないよ。

望 :え? 「強み」ではないのですか?

勝 :そう。BASiCSの中で、一番「自分」っていうか「自社」
   らしいものは、何?

望 :あ! 「A:独自資源」ですね。

勝 :そう! シーズ発想の「シーズ」は、BASiCSでは「独自
   資源」になる。

真子:ど、どういうこと?

勝 :例えば、技術とか設備とかは独自資源だろ? その技術を「起
   点」にして発想する、ってことだ。

恵利:なるほど、独自資源から発想すれば、それは他社にはマネでき
   ないものになるからですね。

勝 :さすが恵利ちゃん、鋭いねー。

真子:え? なになに? 社長の思いつきでやっちゃいけないの?

勝 :そんなこと言ってないだろ。独自資源から発想すれば競合にマ
   ネできないものになる、って言ってるんだ。

真子:あ、そっか。独自資源は、競合がマネできないものだから、そ
   れを活用したモノは、競合にもマネできない!

勝 :そういうこと。ニーズ発想は「C:顧客」から発想して、シー
   ズ発想は「A:独自資源」から発想する。

真子:そっかー。じゃあ、アイディア発想もBASiCSでできるん
   だー……

勝 :何を今更……だからこのシリーズのタイトルが「BASiCS
   で商品開発」なんだろうが。

恵利:なるほど……BASiCS自体に、「発想の源泉」が既に組み
   込まれている、ということなんですね。

勝 :そう。ニーズ発想は「C:顧客」とか「Sm:メッセージ」か
   ら発想する。

真子:ニーズ発想が「C:顧客」から発想するのはわかるけど、
   「Sm:メッセージ」っていうのは?

恵利:やったじゃないの。「メッセージから始まる物語」よ。

真子:あ、そっか。で、シーズ発想は「A:独自資源」からの発想に
   なるのか。



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◆既に持っているものを組み合わせる
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勝 :「独自資源から発想する」と言っても、色々ある。まずは、わ
   かりやすそうなところから行くか。

真子:うん。

勝 :今さ、マクドナルドが、マックフロート、ってやってるの知っ
   てる? 新メニューみたいな感じで

望 :あ、はい、コーヒーとかコーラにソフトクリーム載せたメニュ
   ーですよね。夏にはぴったりです。

www.mcdonalds.co.jp/campaign/dessert/index03.html#float


勝 :そうだよな。オレ、こないだ頼んだんだけど、コーヒーマック
   フロートで確か270円だったと思う。

真子:それがどうかしたの?

勝 :でさ、コーヒーマックフロートって何からできていると思う?

望 :えっと……アイスコーヒーとソフトクリーム、ですよね?

勝 :そうだよな。それで? 

望 :それで……あ!! アイスコーヒーもソフトクリームも、もう
   「既にあるメニュー」だ! そうですよね!?

勝 :そう! 「既に持っているもの」を「組み合わせる」ことで、
   新しいメニューを作ってる。

真子:なるほどー! 「コーヒーフロート」っていうと、新しいメニ
   ューに見えるよねー。

勝 :そうなんだよな。それで、アイスコーヒーもソフトクリームも
   確か今100円だったはず。

恵利:あ、あれ? 100円のアイスコーヒーと、100円のソフト
   クリームをフロートにして、270円? 価格が上がってます

真子:え? あ、ホントだー! 100円+100円なら200円な
   のに、270円になってる!!

勝 :量の問題もあるから厳密にはわからないけど、そういうこと。
   面白いよな。コークマックフロートも同じ。既にあるもの。

望 :きっと「フロート」っていう、「違う魅せ方」にしたから、価
   格が上げられると読んだんでしょうね。

勝 :そうだろうな。だからまずは持っているものを組み合わせてみ
   る。今のマックフロートはちょっと極端な例だけどさ。

恵利:技術の組み合わせ、なんかできそうですよね。

勝 :そうそう。あっちの事業部の技術と、こっちの事業部の技術を
   組み合わせてみる、なんていうのは使えるかもしれないよな。

真子:あ、確かにそうだね。

勝 :実際こんなヒット商品があるんだけどさ……ミツカンの納豆、
   「金のつぶ 梅風味黒酢たれ納豆」


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇「納豆業界において、新機軸を築いた「梅風味黒酢たれ」。深いコ
 クのある黒酢と、風味豊かな梅肉を使っているので「酸っぱさ」を
 感じることなく、さっぱりとした美味しさを実感することができま
 す」


◇「発売以来、6ヶ月間で累計3700万個の売り上げを記録。テレビコ
 マーシャルに頼らず大ヒットした、ミツカンらしさが感じられる、
 オリジナリティ溢れる根強い人気商品となりました」


◇「一般的に納豆のタレに使用されるのはかつおや昆布が主流です。
 開発当時、納豆のたれでお酢にこだわったものはほとんどありませ
 んでした。なぜなら、酢は納豆特有の「蒸れ臭」を助長させてしま
 うからなのです。そこで、着目したのが既存商品の"におわなっと
 う"でした。"にわおなっとう"には蒸れ臭の原因となる「低級分
 岐脂肪酸」がほとんど含まれていないのです」


◇「これは、創業以来、製造してきた食酢と、調味料メーカーとして
 培ってきたノウハウがあったからこそ、開発実現ができた商品とい
 えます」


ミツカンHP 「梅風味黒酢たれ」開発秘話

http://www.mizkan.co.jp/chilled/episode/kurosu2.html


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


真子:「梅風味黒酢たれ」の納豆、ね……確かに、お酢を使った納豆
   って見ないね。

恵利:ミツカンって、もともとお酢を作ってますよね。それに、「に
   おわなっとう」も作っているから……

望 :なるほど! 既にもっていた「におわなっとう」と「お酢」の
   「組み合わせ」で生まれたヒット商品なんですね。

勝 :そうとも言えるよな。それで、この商品は他社にはマネしにく
   い。なぜかというと……

真子:「におわなっとう」も「お酢」もミツカンの「独自資源」だか
   ら!! 

勝 :そう。実際、「開発当時、納豆のたれでお酢にこだわったもの
   はほとんどありませんでした」っていうの、多分……

恵利:「できない理由」があったんですよね。でもミツカンは自らの
   「独自資源」を活用して、その「できない理由」を克服した。

勝 :そういうことなんじゃないかな。

望 :これが、「独自資源」から発想するメリットですね。競合には
   マネできないモノが最初から作れるんですね。

勝 :そういうこと。もちろん、それが納豆なら「おいしさ」につな
   がらないと意味がないわけだけどさ。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆フライドチキンにビールを組み合わせたKFC
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勝 :「持っているもの」を組み合わせた例としては、こんな例もあ
   るぞ。


−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−

◇「日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の新業態店
 「ROUTE(ルート)25」が好調だ。若者の街、東京・下北沢
 に開業して約1年。夜間にアルコール類を提供し、新しい客層の掘
 り起こしに成功している。売り上げは想定を2割ほど上回ってお
 り、多店舗化も視野に入ってきた。


◇「フライドチキンと相性の良いビールだけでなく、ワインやシャン
 パン、カクテルなど約60種類のドリンクを提供する。食事は「オ
 リジナルチキン」(240円)などKFCと同じメニューのほか、
 「6種のチーズピザ」(730円)や「4種のきのこクリームリゾ
 ット」(700円)といった独自のメニューも扱う」


◇「ルート25は下北沢駅(東京・世田谷)から少し歩いたところに
 ある」「1、2階には通常のKFCが入っており、3階がルート
 25になっている」「来店客の中心は会社員で、男女比は6対4。
 30歳代が最も多く、1人で来店する40歳代の常連客も少なくな
 いという」


◇「客単価は1600〜1700円。フライドチキンなどをつまみに
 アルコールを1、2杯飲んで帰る人が多い。滞在時間は1時間半〜
 2時間程度で、居酒屋よりも回転が早い。「会社帰りに1人または
 少人数で飲んでさっと帰るか、早い時間の1次会利用が多く、居酒
 屋とは違う使われ方をしている」(星店長)」。


◇「同社も試験的にKFCの店内でアルコール類を提供したこともあ
 ったが、予想ほどは売れなかったという。星店長は「ファミリー向
 けのKFCの明るい店内では、あまり酒を飲みたいという気分にな
 らないのでは」と分析する」


2013/06/24 日経MJ P.15

−−−−−−−−−−−< 記事引用 >−−−−−−−−−−−−


真子:これ、お酒を出すKFC、ってことだよね。

勝 :ああ。これも色々な意味で「既に持っているもの」を組み合わ
   せてるんだよな。ちなみに、店のメニューはこれな。


http://kfc-route25.jp/menu.html


真子:どれどれ……「チキンフィレサンド」! これ、KFCで見た
   ことあるね、きゃはは!

望 :なるほど、KFCに既にあるメニューの中で、お酒に合いそう
   なものを選び出したんですね。

真子:まあ確かに、KFCにあるメニューってお酒のツマミになりそ
   うなもの、結構あるよね。まさに「組み合わせ」だぁ。

恵利:あと、これ既存店の3Fに出店してるんですよね? その意味
   ではKFCの既存店舗という「ハード資源」を活かしてます。

望 :あ、そうだね。厨房なんかもKFCの店と共通化できるだろう
   しね。

勝 :これ、ITESTの「T:テストマーケティング」でもあるん
   だろうけど、まあそれは後で。

真子:あ、なるほどね。「既に持っているもの」を組み合わせたから
   テストマーケティングが低コストでできるんだろうね。

勝 :そう。ただ気をつけないといけないのが、「組み合わせ」で
   「顧客」も「戦場」も変わってること。

真子:え?

勝 :だって、このルート25はもはや「KFC」ではないだろ?
   お酒出すんだから……どんな「戦場」になった?

望 :え? あ……確かに、これ「ちょっと一杯戦場」です! アル
   コールが入ってるから!

真子:あ、なるほどぉ。お客様も「30〜40代男性」、だもんね。
   あんまりKFCでは見ない顧客層だね。

勝 :だろ? 前、オレがKFC入ったとき、ビールあって驚いた。
   確かに、「鶏肉ってツマミになるわ」と思ったけど……

真子:思ったけど……?

勝 :しばらく見てて、誰もビール頼まないことに驚いた、あははは

真子:まあねえ……あんな健全な明るい雰囲気だったら、私も頼みに
   くいよ……明るい店でビール、とかね……

恵利:なるほど……「ちょっと一杯戦場」にふさわしい内装とか雰囲
   気にしないと、お酒が頼みにくいんですね……

勝 :そう!! マクドナルドの「コーヒーフロート」は、別に「顧
   客」も「戦場」も変わってないけど……

真子:ルート25は、全然違う!!

勝 :逆に言えば、「独自資源」の使い方次第で、「戦場」を広げる
   こともできるってことだ。

望 :あ、独自資源も使い方次第……面白いですねー。



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◆「ニーズ」と「シーズ」のやりとりをしよう!
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勝 :だから「シーズ発想」のときでも、いったん「ニーズ発想」に
   戻らないといけない。

恵利:あ、「持っているもの」から「お客様」に戻すんですね。

勝 :そうしないとどうなると思う?

真子:私わかった。KFCみたいに「明るい健全な店内では、ビール
   頼みにくい」ってことになる!!

望 :な、なるほど。TPOを変えないと、ビールが頼みにくいのね

恵利:実際、「KFCの店内でアルコール類を提供したこともあった
   が、予想ほどは売れなかった」んですもんね。

勝 :そういうこと。「シーズ発想」で始めたとしても、「ニーズ発
   想」に戻って、TPOを考え直す必要があるんだよな。

恵利:それが「シーズ発想」の弱点……。ニーズを考えない商品開発
   になりがち……

勝 :そうなんだよね。逆に、「ニーズ発想」の弱点は?

真子:そんなのあるの? ニーズがあるんだから売れるよね?

勝 :短期的には、な。でも「競合」が出てきたら?

真子:あ! そうか、「独自資源」がないと、競合にマネされる!!

勝 :正解。「ニーズ発想」から入ったら、「独自資源」を早く作っ
   て競合がマネされないようにする必要がある。

恵利:なるほど……「ニーズ発想」は顧客が発想の源泉、「シーズ発
   想」は「独自資源」が発想の源泉だから……

真子:その「グルグル回し」をすればいいんだ! ニーズとシーズの
   グルグル回し!

望 :あ、あの……BASiCSを描いて、「顧客」と「独自資源」
   でグルグル回しするんじゃダメなんですか?

勝 :だからそういうことだってば。あくまで「発想の源泉」が「顧
   客」か「独自資源」か、ってこと。

望 :あ、なるほど。BASiCSを「埋める順番」が違うというこ
   とですよね。「C:顧客から:か、「A:独自資源」からか。

勝 :あ、そうそう。ニーズ発想は「C:顧客」から埋めて、シーズ
   発想は「A:独自資源」から埋める、っていうだけ。

望 :それで、「C:顧客」と「A:独自資源」のグルグル回しをす
   るんですね。行ったり来たりしながら考える。

勝 :そういうこと。発想の「源泉」が違うだけで、そのあとで
   BASiCSでグルグル回すのはどっちも一緒。

真子:なーんだー。じゃあBASiCSで考えればいいんだよね。

恵利:だから最初っから勝さん、そうおっしゃってるじゃない。

望 :商品開発のときもBASiCSで考えよう、っていうのが、こ
   のシリーズのテーマですよね……

勝 :さすが恵利ちゃん、望ちゃん。

真子:な、何よ、恵利ちゃん、望ちゃん、って、いつもいつも……



「お待たせしました〜。お食事にさせていただきますね〜。こちらの
テーブルでどうぞ〜」

オーナーがテラス席のもう1つのテーブルに食器を並べ始める。

「きゃああ、ご飯だー! 待ってましたー」

女性陣から歓声が上がる。

「望ちゃん、ここのご飯はすっごくおいしいから、期待してね」
「いえいえ、プロの方にそんなことを言われると、期待外れになって
 しまいますから……」
「いえ、ホントにおいしいですよー。勉強させていただきます」
「よし、じゃあ食事の席に移動しよう。全員筆記用具持参。食べなが
 らやるぞ。時間もったいないからな」
「うん。この宿恒例の食べながら勉強会、だねー」
「確かにおなかは減ったよな……」
「ええ……昼間あんだけ食べたのに?」
「昼飯は昼飯、晩飯は晩飯だからな」


先ほどまでの真剣だった表情から打って変わって、4人の顔には笑い
があふれていた。

「早く来ないかなー……最初はオードブルからだよね」



(次号に続く)



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◆今日のまとめ
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●「シーズ発想」は「独自資源」からの発想。まずは持っているもの
 を組み合わせてみよう。独自資源から入っても、顧客に戻そう。


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▼今日の日記▲

繁華街から少し離れた道を歩いていると、草むらからは虫の声の大合
唱。秋を感じました。

今日は某所で宿泊しているのですが、夕食はバイキングに。

1500円ちょっとで、食べ放題。今、パスタ1皿食べても800円
とかしますよね。それが、パスタ2皿分のお値段で、肉も、パスタも
カレーも、野菜も、チャーハンも、うどんも、ポテトも、ピザも、デ
ザートも、食べ放題! パスタだけでも、2〜3皿分は食べています
ので、金額的にはともかく、カロリー的には(苦笑)ラクにモトを取
れているでしょうか……2日分くらいのカロリーを取ってしまいまし
た。

この金額ですので味は期待できないかと思いきや、作りたてのときに
料理を取りに行くと、きちんと作っていますので、結構おいしいんで
すよね(冷めると正直微妙ですが、それはどんなパスタでもそうでし
ょう)。

仕事がなければ、本当に限界まで食べるんですが、仕事があるので、
9分目くらいにおさえています。それでも90分1本勝負は、大満足
に終わりました。



●今日のiPod Tune:食欲の秋! 2013

まだ暑いですが、夏もそろそろ終わり。迎えるは食欲の秋!

ということで、それにちなんだ歌の特集♪

今日は……


○Eat It by Weird Al Yankovic


1984年リリース、マイケル・ジャクソンのBeat Itのパロディ・
ソング。全米12位にチャートイン!

マイケル・ジャクソンのスリラーブームが覚めやらない時期に登場し
た「食え」というタイトルのこ曲は、色々な意味で「笑」撃的な曲で
した……ランキング以上のインパクトがあったと思います。歌詞も滅
茶苦茶面白いですしね。

バイキングに行くときにぴったりのBGM!



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